2021年9月・10月水星逆行の注意点・注目の日・占星術的な意味・解釈
2021年9月/10月(9月27日~10月19日)、水星が天秤座で逆行します。この逆行は2021年3回目の水星逆行です。この記事では、2021年秋の天秤座での水星逆行に関して注意すべき点や注目の日、占星術的な意味・解釈・定義について書いていきます。
この記事の目次
2021年9月/10月の水星逆行スケジュール
- 2021年8月1日 地球と水星の衝(ヘリオセントリック)
- 2021年9月27日 天秤座25°水星 逆行開始
- 2021年10月10日 水星と地球の会合(ヘリオセントリック)
- 2021年10月19日 天秤座10°水星 順行のための留期間に入る
- 2021年11月29日 地球と水星の衝(ヘリオセントリック)
2021年9月/10月の水星逆行中に注目・注意すべき期間
2021年9月/10月の水星逆行中には、いくつか注意・注目すべき期間があります。
水星の留(ステーション)の期間
まず、水星が逆行開始のために動きが遅くなりほぼ動いていないように見える留(ステーション)の時期(retrograde station)と、順行に戻るべく再び留(ステーション)になる時期(direct station)です。
2021年9月/10月の水星の留の具体的な日程と度数は以下のとおりです。
- 2021年9月25日~28日 天秤座25°付近で逆行前の留(ステーション)
- 2021年10月17日~20日 天秤座10°順行前の留(ステーション)
なお、2021年9月/10月の水星の留の期間に刺激される天秤座25度と天秤座10度の度数のサビアンシンボルはこちら。
- 天秤座25度(サビアンでは26度) 互いに入れ替わる鷹と大きな白い鳩
- 天秤座10度(サビアンでは11度) 眼鏡越しにじっと見つめる教授
ヘリオセントリックでの地球と水星の合(地球暦の地球と水星の結び)
2021年10月10日、ヘリオセントリック(太陽中心、地球暦)で見たときに地球と水星が重なって見える合(会合)がおきます。これは、およそ116日ごとに起きる地球と水星の会合周期の終わりと始まりになります。
この日を境に、地球に与える水星のエネルギーが刷新され、新しいテーマに入っていきます。
2021年9月/10月の水星逆行の占星術的な意味・象徴・解釈と注意点
2021年3回目の水星逆行は、天秤座での水星逆行となります。
2020年12月22日に木星・土星が水瓶座でグレートコンジャンクションとなり、本格的に風の時代が始まったわけですが、そのために必要な風エレメントのテーマの深掘りという意味がありそうな水星逆行です。
今回の水星逆行中は、冥王星、土星、木星の逆行が終了する期間でもあります。見直しをすすめていく水星のパワーは、これら3つの大天体の逆行期間のクロージングのために使うととても効果的でしょう。
また、10月4日にはキロンと地球の会合があります。
今回の水星逆行期間中の地球に関連するヘリオの動きを追っていくと、何か国家レベルでとても傷つくようなことがあったり、ショックなことが示唆されていますが、水星の動きを見ていくと、こういうときはじたばたしないで引きこもって、内省して次の出方を考えていくというメッセージがありそうです。
逆行のアーキタイプ(意味・象徴)について、進化占星術では「逆行する天体が持つ通常の意味や象徴に疑問を突きつけることで、より深いレベルでその天体の意味や象徴を理解しようとする衝動」だと考えます。そのため天体が逆行するときは、通常よりも内省的な現れ方や、通常とは違う現れ方をすると言われています。
一般に、水星が逆行する期間は新規の契約や引っ越しには向かないと言われていますが、契約締結や意志決定を避けるだけでOKです。既に行った契約や意志決定に基づいて、水星逆行期間にアクションを実施・実行するのであれば水星逆行の悪影響は避けられると言われています。