占星術コラム

2018年夏の火星がとても重要なのはなぜ?~地球への最接近、アウト・オブ・バウンズ、逆行、サウスノードとの合、ヘリオセントリック会合、日食・月食

2018年6月下旬から8月下旬まで火星が逆行します。この期間の火星は、山羊座の後半から水瓶座9度付近までを行ったりきたりします。今年の火星は、特に逆行期間中にとても重要な(目立つ)配置となります。この記事では、2018年夏の火星が占星術で見ると重要である理由や具体的な影響、考えられる作用などについて書いていきます。

2018年夏の火星の逆行がとても重要である理由は?

2018年夏の火星の逆行はとても重要です。火星の逆行は約2年に1回起こりますが、今回の火星逆行は、以下のような特徴をもっています。

  1. 2018年火星逆行は水瓶座のサウスノード(ドラゴンテイル)と合
  2. 2018年火星逆行は2003年から始まる火星の会合周期(ヘリオセントリック、地球暦)15年のサイクルの最後
  3. 2018年火星逆行は火星がアウト・オブ・バウンズになる
  4. 2018年火星逆行は7月~8月の日食・月食期間と重なる

以下、それぞれ詳しく説明していきます。

2018年火星逆行は水瓶座のサウスノード(ドラゴンテイル)と合

2018年の火星逆行は、水瓶座9度から山羊座28度までを動きます。この期間中、正確なコンジャンクションの時期以外も、火星とサウスノードは概ねコンジャンクション(オーブ3度前後)となります。

サウスノード(ドラゴンテイル)は、良くも悪くも過去の実績や成果、蓄積されてきたものをリリースするポイントです。そこに逆行する火星が合(コンジャンクション)となるため、過去にやってきたことを内省しながら断捨離したり、見直すといった機会が与えられそうです。逆行する火星は、外側に向けてアクションを起こすよりも、内面や心理的な分野に火星の行動力や前進力を活かすとポジティブに使えます。

この水瓶座・山羊座で逆行する火星は、牡牛座に入った天王星との間で90度(スクエア)の角度を取ります。過去にやってきた良いことも悪いことも、成功も失敗も、いったん浮上させて焼き尽くし、その炎の中から残ったものを次の時代(天王星牡牛座時代)へ持ち越していく。そんなイメージがします。






2018年火星逆行は2003年から始まる15年の火星の会合周期の最後

また、今回の2018年火星逆行は、2003年から始まる15年におよぶ火星の会合周期の最後となります。つまり、15年におよぶ会合周期が終わるという重要なサイクルの終わりなのです。

※会合周期とは、太陽から見たときに(ヘリオセントリックでみたときに)ある天体と地球とが重なって見える状態(合)のことです。地球暦では「結び」と表現したりします。

2003年のできごとを振り返ってみると、たとえば北朝鮮が2003年に核拡散防止条約から脱退を宣言し朝鮮半島での核化の恐怖が高まる動きが出ましたが、2018年、北朝鮮と大韓民国の南北首脳会談や、トランプ大統領と金正恩委員長による歴史的な米朝首脳会談によって核なき朝鮮半島への動きが始まったことはこの火星の会合周期のサイクルと関連しているように思います(火星は武器や戦争を司る天体です)。

ヘリオセントリック会合周期と逆行の関係についてこちらの記事に詳しく書いています。

2018年火星逆行は火星がアウト・オブ・バウンズになる

さらに、2018年の逆行する火星は、アウト・オブ・バウンズになります。アウト・オブ・バウンズとは通常の天体の存在する赤緯の位置を超える位置にある状態で、その天体の力が良くも悪くも目立つ形で出やすいと言われています。

アウト・オブ・バウンズの火星は、火星のテーマを良くも悪くも先鋭化させます。この時期、事件や事故、暴力や攻撃性、機械などの扱いなどに一層注意してください。

2018年火星逆行は7月~8月の日食・月食期間と重なる

 
また、2018年火星が逆行している間に、3回の日食・月食があります。

  1. 2018年7月13日 蟹座20°付近で部分日食
  2. 2018年7月28日 水瓶座4°付近で皆既月食
  3. 2018年8月11日 獅子座18°付近で部分日食

このうち、7月28日の皆既月食では、サウスノード(ドラゴンテイル)側で月と火星が合という配置になります。※詳細はまた後日UPします。






まとめ:2018年の火星逆行の場合は四重に火星の動きが強調されるスペシャルな年。建設的に使うためにおすすめの行動は、今あるもの・もっているものの中に内省に基づいて新しい息吹を吹き込むこと

火星の逆行自体はおよそ2年に1回必ず起きる現象ですが、今回の2018年の火星逆行は、(1)水瓶座のサウスノード(ドラゴンテイル)と合、(2)2018年火星逆行は2003年から始まる火星の会合周期15年のサイクルの最後、(3)2018年火星逆行は火星がアウト・オブ・バウンズになる、(4)2018年火星逆行は7月~8月の日食・月食期間と重なると四重に火星の動きが目立つ形で現れてきます。

火星逆行は古来から政変や天変地異とも結び付けられ、中国では、時の施政者を天がお試しするために火星の精霊を童子の形で地上に遣わすという伝承もありました。(参考記事:古代中国の火星人

今回の火星の逆行は、水瓶座の10度付近から山羊座の後半までを運行します。

2018年火星逆行

2018年、火星が逆行する期間、火星は天王星とスクエアの配置になります。火星が水瓶座に入っている間は天王星のパワーを、山羊座に戻ったときには土星のパワーを帯びます。

この動きから感じるのは、新しい時代(天王星牡牛座時代)に向かうエネルギーを、行動力と実行力の火星が受け取り、新しい時代にそぐわないものを現在の社会構造の中で浮上させて断ち切る、というイメージです。

天王星支配の水瓶座から土星支配の山羊座に戻るという動きですので、一歩先の未来を垣間見た火星が、現実的な既存の社会構造にNOをつきつけることで、天王星牡牛座時代の予行練習をしているように思います。

現在の天王星の配置はノード軸に対してスクエア、火星に対してスクエアとなっている一方で、土星とはゆるやかなトライン
をキープしています。そのため、既存の構造そのものを否定するというよりも、組織や社会の内部からの自浄作用や改革運動として火星のNOの衝動が生かされていくと思います。

私達個人のレベルでも、全く新しいものを掴みに行くというよりも、自分の行きたい新しい未来とこれまで培って構築してきた実績や現実を、上手にすり合わせながら変えていくための内省の力として火星の逆行のパワーを使ってみるとポジティブな使い方ができるのではないでしょうか。

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高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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