占星術コラム

リリスは壊れてバラバラになったもの、傷の中に美を見出せる女神

高橋ともえ

ここ最近年運リーディングのことばっかりやっていて、リリス講座のフォローが手薄になっておりますが、ご感想をちらほらいただき、また、自分自身の痛すぎる恋愛話が統合できたこともあって、改めて、リリスのエネルギーにつながっています。

※リリス講座はこちら:

花の香りを強める天国の風と豊穣の闇~3つのリリスの統合とイシュタルゲート講座 ほとんどの悪徳は、完全に開花できていない美徳である。-マルグリット・デュラス エデンとは性そのものである。私たちがエデンに...

私の月の遠地点としてのリリス(ミーンおよびinterpolatedリリス)は蠍座の4~6度付近です。実は、この辺りに月や太陽を持っている人たちとは人生で深く関わることが多く、先日お伝えしたこの元カレも、月は蠍座の初期度数でした。

[つぶやき]女はあえて一度穢れたいときがある。ドビュッシーの「海」昨日、魚座新月&ホワイトデーに寄せて、私自身の過去の痛すぎる恋愛話をシェアしました・・・。びっくりされた方もいたかもしれないけど、私は本...
[つぶやき]水瓶座新月の旧正月日~バレンタインデー~双子座上弦の月まで。過去の闇歴史の定義の書き換え先日、2月12日のことです。ちょっとしたことがあって過去の恋愛を思い出し、気持ちがざわざわしていました。 2月12日といえば旧正月、水...

今用意している新しい時代のリレーションシップ占星術では、リリスも扱う予定(私見ではinterpolatedリリスが一番正確なエフェメリスな気がする)です。(ご案内希望される方はこちらからメルアド登録しておいてね)

※新しい時代のリレーションシップ占星術についてはこちらで書いています。

コンポジットチャートの面白さ。創造が起きてこない相手とは、友達でも恋人でも夫婦でも長続きしないリリス講座のリリースが終わって、シェア会も少しずつ始まっていますが、それと並行してコンポジットチャートの魅力にはまっています。(笑) ...

やはりリリスが絡むと色々なきつい体験も伴うようですね。(基本的に、リリス側と天体側でいうと、天体側の方がリリス側にどうしようもなく惹かれるということが起きてくるらしいです。)

いずれにせよ、リリス的なことを体験するときは、必ず闇的なものを潜り抜ける必要があると感じます。だけどその向こうに豊かさが見えてくるという。

マキャヴェリじゃないですが、「天国に行くには地獄の道を熟知していないといけない」、のです。

天国に到達するために、どうしても地獄に引きずり込まれるような体験が必要で、それを癒して統合した時に、私たちは地球のコアにある黄金の国に一歩近づくんです。

これは、先日配信したながーーい動画でもお伝えしていますが、今という時期、天国に行くには地獄を通らなければならない、は、この地球における1つのアジェンダなのだと自分自身を振り返って思いました。

リリスが刺激されることで風のエレメント(天国的な状態)を活性化するということの真意ってここかなと感じます。

それにしても、本当にこないだの気づき(女はあえて一度穢れたい時がある)は、リリス的な豊かさと愛を身をもって感じた経験でした。
なお、気づきのきっかけになっていたのは、ムーンフェイズ(月相)の女神に関するタントラの古い伝承を読んだことでもあります。(※この話は年運リーディングのお申込者様にいずれお伝えしますね)

壊されて、傷ついて、なすすべもなく横たわって、怒り、泣き叫んだ状態から、中途半端に手当てして癒すのではなく、ただそのバラバラになったものの中に「美」を見出していく作業です。
これは、どんな感情も愛に行きつくしかないということを全肯定したときに見えてくる一本の糸、地獄の中で天国から降りてくる蓮の糸みたいなものかもしれない。

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました