占星術コラム

火星双子座入り、逆行を含む7か月の長期滞在と、火星のイニシエーション。

高橋ともえ

8月20日火星が双子座に入りましたね~!これから逆行を挟んで7月にわたる長期滞在期間が始まります。

今年の3月に配布したセミナーでもお伝えしましたが、この7か月間は結構面白い時期なんじゃないかと思います。

具体的に起こりそうなこととしては、物流や商取引に関する見直しや地帯、あるいはトラブル。
言葉が力を持つ時期なので、口論には注意。ただし上手に使うとSNSでの拡散やバズらせることなどもできそう。

・・・というのはまあ、一般的な占星術の見ている次元の話ですが、少し秘教的な話をすると、火星の逆行期間はとても重要なイベントが控えています。

そう、ヘリオで見たときの火星と地球の会合(地球暦でいうところの火星と地球の結び)ですね。

私は、逆行とその最中に生じる地球と天体の会合のタイミングをすごく重視しています。

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なぜかというと、古代の占星術や別の流派では、ある天体が地球と会合または衝になるタイミングを惑星サイクルの始まりと考えているからです。

そして、逆行は常にヘリオの現象と連動しています。

なので、今回の火星双子滞在中に起きる逆行と、その逆行の最中に起きるヘリオ火星と地球の会合(地球暦でいうところの火星と地球の結び)は、新しい火星の周期の始まりであると考えることもできます。

詳しい分析はまたメルマガ読者様限定記事で行いますが、来年リリースしたいと思っている火星鑑定は、この周期と関連した分析を入れる予定です。

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悲しみの聖母は7つの剣をハートに受け止めていますが、こういう苦しみと、その苦しみの克服というテーマが火星にはあると思うのですね。

いわば火星のイニシエーションです。

火星って、どうしてもつらたんなイメージがあったり、マッチョな感じがして嫌われがちですが、
高貴な火星はミカエルであり、流星群がもたらす隕鉄であり、この地上での運命(カルマ)を担い克服していくために必要な血液でもあります。

火星のイニシエーションは、一言で言うと「恐怖(怖れ)とその克服」なんです。

そして、すごく興味深いことですが、シュタイナーは、「これからの時代の秘儀参入者(イニシエート)は現実世界を生きているビジネスマンや実業家に多い」という言葉を残しているらしいのです。

確かに、ビジネスや経営って常に恐怖(怖れ)と向き合うことの連続ですからね!

というか、ビジネスマンや実業家と言いましたが、生み出したり誰かを養ったりケアしたりしている人、つまりこの現世で現実から逃げずに日々仕事や役割を持って生きている人はみな、無意識の秘儀参入者であると考えていいと思います。

※そしてこういう時代がやってきている背景には、17世紀に仏陀が火星で行ったという供儀の影響があると思います。つまり、仏陀が火星で一種の磔刑的な犠牲を行うことで、火星的な領域(ビジネスなどの阿修羅的な戦いの領域)に平和と慈愛がもたらされていると言われています。

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個人的には、仏教国であり経済発展を遂げた日本の背後には、この仏陀のエネルギーが強く影響を与えているんだろうなと感じます。

・・・というわけで長くなりましたが、今回の火星双子座入りで、私たちが双子座の領域に関して感じている恐怖や怖れを克服する危機とチャンスの両方が起きてきそうです。

具体的には、発信すること、移動すること、商取引すること、コミュニケーションすること、営業すること、伝えること…などにまつわる恐れを克服する機会がもたらされるんじゃないかと思います。

ちなみに、恐怖に打ち勝つと血液が浄化され、美しく輝くそうですよ。
それは、ガーネットのような高貴な赤さだと言われています。

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これから秋が深まり、流星群が立て続けにやってきて、私たちの血液を浄化する機会を与えてくれるようになります。
火星に向き合うイニシエーションの始まりです。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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