占星術コラム

2021年11月5日天王星と地球の結び(ヘリオセントリック天王星と地球の会合)と2022年5月5日天王星と地球の開き~荷物を運ぶ男とマフラーと粋なシルクハット帽身に着けた男

高橋ともえ

2021年11月5日、天王星と地球の会合(地球暦では天王星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て天王星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2022年5月5日に天王星と地球がオポジション(衝、地球暦では天王星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。

地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。

この記事では、ヘリオセントリックで天王星と地球の合・衝が起きる2021年11月5日と2022年5月5日の2つの日付の金星の位置とサビアンシンボルから、2021年11月5日の地球と天王星の会合の意味を探っていきます。

この記事の目次

2021年11月5日 天王星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では天王星と地球の結び)のホロスコープと天王星のサビアンシンボル

天王星の度数は12度なので、サビアンでは13度になります。

  • 牡牛座13度 荷物を運ぶ男

2022年5月5日 天王星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では天王星と地球の開き)のホロスコープと天王星のサビアンシンボル

天王星の度数は14度なので、サビアンでは15度になります。

  • 牡牛座15度 マフラーと粋なシルクハットを身につけた男
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2021年11月5日の天王星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える

会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。

今回の天王星のサビアンシンボル2つを並べてみると、

  • 牡牛座13度 荷物を運ぶ男
  • 牡牛座15度 マフラーと粋なシルクハットを身につけた男

意図を表す会合・結びのときのサビアンシンボルは、荷物を運ぶ男。

このシンボルは、肉体と一番関わる牡牛座らしく、この現実世界で必要な労働や肉体を使った行動をするというシンボルです。何かが欲しいと思ったら、相応の労力が必要であるということを示すシンボルで、いわゆる仕事や労働と関わります。

ここで重要なのは、「天王星が」この度数に入っているということは、旧時代的な汗水たらして苦労する、苦行するというイメージでの労働が表現されているのではなく、むしろこれからの時代に必要になってくるエネルギー的な労働をイメージする必要があるということです。

これまでは、たとえ心が伴っていなくても形だけ(物理的なことだけ)揃っていれば豊かさを手に入れたりものを手に入れることができました。あるいは、成功のセオリーみたいなマニュアルがあって、それを機械的に繰り返せば一定音成功が約束されていました。

しかしこれからの時代、労働は物理的な次元で行うこと以上に、心やエネルギーのレベル、つまり目に見えないところでなされていきます。既に天王星が牡牛座に入ることで私たちの五感や現実世界は拡張していますが、同様に物事を動かしていくときに意識する領域が拡大しているのです。

また、天王星は自己実現と個人の天才性を意味しますので、こうした本人のかけがえのない才能と結びついた仕事へシフトしていくときに必要になる新しい努力の方向性(ある意味では旧時代的には努力ではないようなこと)を表現しているとも言えます。

この会合のエネルギーの結果を現わす衝(開き)のシンボルは、マフラーと粋なシルクハットを身につけた男。これは、功成し遂げその成果を身に着けるものとして表現する、いわゆる成功者の度数です。

ただし、天王星のシンボルとしてこの度数が出ていますので、この成功者の在り方は、単に物理的な所有が多いとか、皆があこがれている豊かさの頂点に立つとか、そういう旧時代的な成功像ではなく、自分らしい才能を新しい時代の努力によって磨くことで唯一無二の輝きと豊かさを手に入れているという姿です。

どちらのシンボルでも「男性」が出てきますので、能動的な行動が促されています。あるいは、男性性の在り方を新しい時代に向けてバージョンアップするという意味もあるでしょう。

2021年11月5日の天王星と地球の会合のエネルギーを建設的に使うためには、何か欲しいものがあるとき、旧時代的な肉体の酷使や心を伴わない労働をするのではなく、見えないところで心が喜びと感謝を感じることができる仕事に切り替えていくことがキーとなります。あるいは、自分が本当に才能を発揮したいと思うとき、心の次元でエネルギーを動かしていくことを学ぶ必要があります。それができてくると、2022年5月5日の天王星と地球の衝のときに、自分らしい才能を存分に発揮した結果としての自分らしい豊かさが手に入ってくるでしょう。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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