冥王星とカルマについて。土星以上にパワフルな冥王星とカルマ。
冥王星水瓶座入り~ということで、来年の個人セッションのお申し込みをいただいていますが、ちょうど冥王星がらみのご質問をいただいております。
いや、かくいう私も水瓶座ステリウムなうえに、サウスノードが水瓶座なので、相当なことを覚悟してはいますが・・・
※そのための準備もあって、アガスティアの葉を開いたんだよね。
ちなみに、インド占星術等ではカルマは土星と結びつけて考えられていますが、進化占星術などでは冥王星の方をカルマと結びつけて重視します。
個人的には、今インド占星術でいうところの土星期ですが、カルマのことや前世のことにここまで真剣に取り組むようになったことからも土星もカルマを司ると思っていますが、冥王星は、進化占星術的にいうところの「魂の欲望と恐れ」、よってカルマを創り出す原動力になっているもの、という解釈にも納得がいきます。
※ちなみに、進化占星術の創始者であるジェフは、ベトナム戦争の従軍時にメンタルテレパシー状態になってある仏教寺院に逃れ、やがて帰国してからチャネリングで(夢の中で)インドの聖者(師匠)から進化占星術のパラダイム(体系)を受け取ったと言われています。そのインドのリシとはユクテスワ、「あるヨギの自叙伝」のヨガナンダの師匠でもある方ですね~。
個人的には、土星的なカルマは割と「宇宙の秩序に守られている範疇での運命のやりくり」というイメージがしますが、冥王星的なカルマは「自由意志で変えていける(し逆に増強もさせてしま可能性もある)魂の衝動(欲求)」っていう感じがします。
もともと、冥王星は通常の惑星と違って、他の惑星(海王星)の中に入り込む軌道を有しています。
キロン講座でもご説明していますが、本来太陽系の惑星を惑星たらしめる条件が、惑星にはスフィア(領域)があるということです。そして、各惑星のスフィアは互いに交じり合うことがない、という法則があるのですね。よって、惑星同士の軌道は基本的に決して交差したりすることはないのです。
しかし、冥王星は海王星の軌道の中に入り込むので、上記のような意味での惑星の法則からは外れてしまっています。
そして、このように惑星の軌道を横切る性質というのは、彗星的な質、つまり太陽系外から飛来する天体の質と似ています。(キロンやケンタウルス族天体同様ですね~。)
土星はあくまで惑星なので、旧来の太陽系的な観念でいうと太陽系の一番外側の惑星として、太陽系の内部の規則性を保つ役割があります。よって、土星的なカルマというのは、ある意味ではルール通りなのですね(そして、それゆえに解消することも一定の手続きを踏むことで可能になる)。
一方で冥王星は、彗星、つまり太陽系の秩序外の存在であった可能性が高いので、冥王星的なカルマというのは、規則性を外れる「自由」という想定外の要素を持っていると思います。よって、それゆえに、「進化」とも結びつけられるのでしょう。
彗星についてシュタイナーが語った「彗星は自由の英雄」とは、冥王星に置き換えても納得できるものです。
自由であるからこそ過ちも犯すが、同時に規則性の世界だけではなされない進化ももたらされるということです。
・・・そんな冥王星ですが、これまで観察してきて、冥王星がパワフルな配置にある人や冥王星のトランジットを体験される人は、本当に「生まれ変わる」くらいの体験を人生の中でされます。
その体験の中身は、大成功する、大病になる、突然意識が変化する、などなど様々です。
でも、規則性の世界の中で転生を繰り返すだけではとても体験できないような大きな変容を体験できるのが冥王星なのだと思います。
冥王星、深い・・・。2023年、そして2024年以降本格的に水瓶座に入りますが、私どうなっちゃうんだろう~w
まあ、私は今はまだまだ土星先生の学びのもとにいますが。土星、はやく魚座に抜けないかなーw