心の成長には逆順がとても大切、という話。東洋の五行&西洋占星術の月相がお互いを補い合う。
私が習おうと決めた東洋の占術を教えてくれている師匠は、陰陽五行に関する独自の理論を持っているんです。実は私は、最初は風水よりもそちらの陰陽五行の方の理論に衝撃を受けて、そちらに興味を持ったのですね。
その、陰陽五行に関する独自の理論とは、問題や困難にぶち当たったときに、それを心の成長ととらえて陰陽五行を使っていく、というものなのです。
そして、その理論の中でものすごく面白かったのが、五行を逆順にして使うという発想です。
師匠の言葉で言うと、
「心は下剋上で成長する」
のです。
この文言を見たとき、ほんと、ふるふるっと心が震えました(笑)
なぜかというと、このブログをマニアックに読まれている方ならお分かりと思いますが、私は以前から「逆の順番が大切だよ」というメッセージをタロットカードの「月」からもらっていたからです。
占星術において「逆」と言えば、まず思い浮かぶのが天体の逆行ですよね。
そもそも、天体の逆行というのは、常に各天体がヘリオで見たときに地球と会合するタイミングの前後で起きます。
なので、天体が逆の動きをするときというのは、何か悪いことが起きているのではなく、その天体にとって、太陽との同期をとるタイミングなのです。
では、「月」に関してはどうなのか・・・。
「月」には逆行はありません。でも、月もまた、月相(新月、上弦の月、満月、下弦の月)に注目するならば、そこに逆順の流れを見出すことができます。※詳しくは振り返りムーンノートワークでお伝えしています~。
占星術における「月」は、心を表す天体です。
東洋の五行でも、西洋の占星術の月でも、心を扱う上で逆順の流れがすごく重要というのは、私にとっては、東西の表面的な相違を超えて東西が通底していると感じるのですね。
しかも、理論を比較すると、相互に補い合っているのですよ。
東洋の五行はどちらかというと水平軸です。時間というよりは空間的にとらえると五行の下剋上は理解しやすいです。
一方、西洋占星術の月の逆順は垂直軸です。空間というよりは時間軸を逆に使うことで過去・現在・未来からの時間を自在に見ていきます。
なんかこう、これに気づいたときに、「西洋的な見方では足りないな、と思っていたことと、東洋的な見方では足りないな、と思っていたことが、バチっとはまった」と思いましたw
でね。
今は鑑定がめっさ忙しいのですが、8月か9月に、オンラインサロン?(ローテンションな陰キャのたまり場的なまたーりした場所w)を作って、五行と月の動きを使った振り返りムーンノートワークや、星トークを繰り広げる場所を作ろうと思っています。
五行を知ることで、今自分がどこにいるのかをより明確に知ることができるので、月相に加えてかなり深く心を整えていくことができると思います。
私自身、五行を使って毎日トレーニングして心の動きを観察していますが、東洋の中にある絶対的な善悪を作らず、様々な立場に身を置いてとらわれから解放されていくという思想は、西洋的な発想の魂の絶対的な自由を求める強烈な自我の意識の発達に対して、とても強力な後押しとともに抑止力も与えてくれるものであり、結果として洗練させてくれるんだなと思っています。