本当の防災は地上の人間が星を活かしていきること。
私のブログで地震関係の記事をいくつか書いているのですが、それらをいったんオフにしました。私自身のスタンスを誤解させていたら困るな~と思って・・・。
というのが、私は地震が起きる特定の日時を予測することには興味がないし、そのジャンルは星を扱う者としてむしろ禁忌であると考えているからです。
ところで、アカデミックな世界で扱われている地震学って、地震を予知する学問だと思われている人が多いようですが、実際には地震学というのはまだ始まって日が浅い学問でデータを収集してからわずか100年にも満たず、実際には地震を予知することはできないようです。
だからといって、地震学が無駄なわけではありません。なぜなら、地震学の本当の目的はあくまで防災であり、防災とは、「地震や津波などの災害が起きたときであっても命を救い、被害を最小限に食い止めるるための教育をしたりコミュニティデザインを作る」という、もっと包括的で視野の広いもの、いわば文化や政治に関わることだからなのですね。
※私の高校時代の先輩でTEDにも出演した地震学者の大木聖子さんは、今この方向性で活動をされています。
実際問題、星の配置はダイレクトに火山活動に影響を与えており、地震は星の影響を受けて起きていることは確かなことです。そういうことを利用して、たとえば「太陽の黒点活動から20XX年ごろにはこういうことがありそうだ」、というようなざっくりとした中長期情報を出すことには意味があると思います。
なぜなら、おおよその時期を前もって知っておくことで、災害対策の準備することができるからです。
逆に言うと、もはや対策ができないくらいの近未来の特定の日時に特定の場所で大地震が起きる(たとえば、〇月X日に関東で大地震が起きる)、というような予言には興味はないのです。
し、こういう近未来の災害の予言することで注目を浴びるって、かなり霊的な徳のエネルギーをすり減らすことだと感じています。
というのも、災害や地震が起きるとき、政情が不安定になるとき、どこの時代どこの国でも必ずシャーマン的な「予言者」が現れて人々の注目を引きます。善意であれ悪意であれ、そうした予言に人々の恐怖と自分だけ助かりたいというような生存本能からくる関心が集まるとき、そのエネルギーは決して光とは言えない霊的な存在に利用されているのでは? と感じるからです。
私はこれまでの魂の旅路も結構長い方であと何回かかるか分かりませんが、なるべく悪いカルマを作らないで地上での人生をクロージングしたいと思っているので、こういった霊的に禁忌とされていることにはあまり直接的に関わらないようにしたいなと感じています。
よって、以前掲載していた具体的な星の配置とアスペクトを地震と結びつける話は、すべて記事を非公開にしました。
ただし、本当に役に立ちそうな情報(1年以上の中長期の情報)についてはこれからも発信していきます。しかし、特定の日時、特定の場所での地震や災害の予知のためにそうした情報を出すのではなく、たとえ何か起きたとしても被害を最小限に抑えていくための行動や気づきを促すためのものとして出していきたいと思います。
それに、占星術という観点から言うと、地上の人間ひとりひとりが、自分自身を使って刻々と移り変わる星のトランジットのエネルギーを最大限に活用することの方が、防災になると思うからです。
そして、それこそが地球と人の共同創造だと思うのです。