家の断捨離すすめています~リアル土の時代の遺物たちを手放す日々
2年前から始まった風水調整ですが、まだまだ今年も断捨離が続いております。
いやー、ほんとに、人生を強力に変えてくれるのは断捨離と風水調整ですね!
でね。
この婚家は近江商人の家なのですが、今でも継続している江戸時代から続く事業があって、その事業の開始というのが、ちょうど前回土の時代が始まったころなのですよ・・・!
土の時代というと1750年ごろから開始したと言われていますが、まさに、まさにその頃から近江商人として頭角をあらわしていったのですよ。
先日なんて、断捨離の過程でその事業で使っていたと思われる天秤が出てきました。重さを測っていたんでしょうね!
しみじみと見つめてしまいましたが、潔くこうした物たちを手放しています。
(一部骨董として売ったりしています)
我が家には座敷童がいるらしいのですが(笑)
この座敷童ちゃんたちは、明らかにこの羽振りの良かった土の時代から家に居ついていると思われます(笑)
ほんと、リアルに土の時代の遺物をばっさばっさと手放しているという・・・(笑)
うちの主人曰く、徹底的に整理するということなので、本当に心が通い気に入っているもの以外は、全て整理するということ。風の時代に向かって土の時代のあれこれをすべて整理する日々です。
それにしても、土の時代は物がとても重要だった時代なんだなと思います。節約することをこの辺の言葉で「始末する」というのですが、ボロボロになって何重にも張り紙がしてある箱とか、裏も表もびっしりつかった紙とか出てきます。
そして、大量の物の整理整頓の中で気づいたのですが、人の気に一度でも触れてきた大切にされた記憶のある古い物たちと、昭和の時代の誰も気に入っていなくて一度も使われていなかった引き出物とか一度も袖を通していない服とかは、全く違う気を放っているということです。
前者の物たちは、たとえもうこの時代には使うことができないゴミになるしかないものだったとしても、人からの愛情を受け取った記憶を帯びていて、どこかに生きているような気配がします。
一方で、高度経済成長期に大量生産され、欲しくないのに・お金だを出したくないのに行った形骸化された冠婚葬祭の中でやりとりされた物たちは、何か死んでいるような、すねているような、あるいは恨みつらみを持っているような感じがします。なので、後者の物たちを片付けるときというのはかなりエネルギーを要するのですよ・・・。
この2つの種類の物たちの違いを観察してきて思うのは、物、つまり物理的な身体をまとっている状態というのは、エレメンタル(自然霊)にとってとても苦しい状態であり、だからこそ一層、人間の優しい愛情という炎によって温められることを欲しているんだなあということです。
逆に言うと、使わないのに物をため込んだり、物を粗末に扱うことって、エレメンタルに対して苦しみを与え続けることでもあるのですよね。
それにしても、リアルに土の時代の物に触れるってなかなかない機会なので、占星術師としてとても興味深く貴重な体験をさせてもらっているなーと思います。
ちなみに、風の時代は風水も新しい感覚で使っていることが求められるのだなと思っています。
古い東洋の風水には、物たちやエレメンタルたちと一緒に変容していくという視点があまりないのです。
(むしろ、こうした人間以外の物たちや環境の力を「利用」するという感じ)
だからこそ、西洋占星術やノートワークなどを使って、魂や心を磨いていった上で風水という技術を使う必要があるのでしょうね。
新しい風の時代の風水は、変容という視点を持った、新しい次元へシフトするという意識とともに使うべきなのだなと思います。