土星の条件付けを超えて天王星に向かうためのキロン。超ド級インナーチャイルドの癒し
5月30日の新月ごろ、私的には超ド級のインナーチャイルドの癒しがありました。それが激烈すぎて、5月30日の星読みアップできなかったくらいです^^;
これまでも色々な形でインナーチャイルドの癒しに取り組んでは来ていて、色々な手法・メソッドからインナーチャイルドの癒しをしてきました。
時には、一般的なインナーチャイルドセラピーで使われている「親を赦す」という手法を使ったり、時には、子どものときには見えていなかった親の愛に気づいていくという手法を使ったりしながら、あれこれ結構癒されていると思っていたのですが、まだ、超ド級のインナーチャイルドがいたんですね(笑)
おかげさまでここ最近、メルマガやブログを読んでくれる方からも、鑑定や講座に来てくれる方からも、毎日のように、毎週のように、「ありがとう」というお言葉を頂くようになっています。
そう、はたから見るととても幸せな循環が起きているはずなのですが、実はここ数か月ずーっと「むなしい」という感情にさいなまれていました。
・・・なんて書いてしまうと、感想をくださっている方を不愉快にさせてしまうかもしれません。でも、違うんです、感想を読むと嬉しくてパーッとハートが温かくなるのですが、しばらく経つと「どうせ・・・」っていう言葉が心の奥から響いてくるんですよ。
なぜ「どうせ・・・」なんて思うのか?
これに向き合うことになったのが、5月30日の新月前後からでした。
実は、私は占い的なものには12歳くらいのときから関心があったんですけれど、ある時親に、タロットカードや占星術の本を目の前でビリビリに破いて捨てられるということを経験しています。
こんなもの読むな! まともな勉強しろ!と(笑)
まー、うちの両親普通の公務員ですから、真面目に勉強して真面目に会社員か公務員になるという道筋が正しいと思っているわけなので、娘が「おかしな世界」にはまることを懸念していたのでしょう(笑)
・・・以来私は、占いを表に出さなくてもいいように、聖書学とか神話学とかそういうものを隠れ蓑にして、まるで隠れキリシタンのように占いに触れ続けました(しかし、結果としてこういう回り道がすべて今の講座や鑑定に役立っているわけですが)。語学を学んだことも、西洋占星術に関しては海外文献の方が豊富だからというのもありますし、親に見つかりにくいからというのもあります(笑)
大学に進学するときも、親との約束で文学部以外に法学部や総合政策学部にも合格していたし、国立大にも合格していましたが、頑なにうちの大学の文学部への進学にこだわったのは、「お堅い校風ではなく占い的な世界と通底する文化に触れたい」という反抗心からでした。
実は、私がある程度こういう杓子定規な親の影響から離れられたと感じたのは、結婚した家がもともと経営者・お寺の家系で、重要な決断や判断のときに占い的なコンサルティングを活用したり、何か困ったときに霊的な力を持ったヒーラーさんに依頼するということに対して全く抵抗がない、という事実を知ったからというのもあります。義父も表に看板出していませんがカウンセラーをしていますしね・・
何しろ、自分の実家では口が裂けても言えない「前世」に関する話も、普通に親戚や家族の中で話題にできるんですから驚きでした!(仏教家系だから当たり前ですがw)
もう実家からは離れて10年近く経つのに、それでもやはりなんとなく占いを仕事にするということに対して抵抗があり、占星術の発信から鑑定、講座の提供に至るまでには紆余曲折がずーっとありました。
で、長年、隠れ蓑としての「普通の仕事」と、本質としての「オカルト研究」の二重生活をずーっと送ってきたわけですが、ここ最近いよいよ、隠れ蓑の方を脱いでいくフェイズが始まっていると感じているのですが、そのときに例の「どうせ・・・」の声が心の奥から響いてきたわけです。
この「どうせ・・・」に向き合ったときに気づいたのが、
「どうしてお父さんとお母さんは私が好きなものを認めないんだ!」
という怒りの奥にあった、
「お父さんやお母さんを悲しませたくない(喜ばせたい)」
というものすごい純粋な子どもの愛でした(笑)
これは子育てを始めてから気付いたことでもありますが、子どもって、親に対して無条件の愛を持っていますよね。
もちろん、その愛というのは、子どもなので視野が狭く間違っていることもあるのですが、とにかく純粋です。
そんな子どもとして、一番ショックなことは、
- 親に愛されない(インナーチャイルドの女性性の傷)
- 親を喜ばせられない(インナーチャイルドの男性性の傷)
ということなのですよね。
割と前者(インナーチャイルドの女性性の傷)の「親に愛されない」の誤解は解けたのですが、その一方で「親を喜ばせられない」の傷はまだ完全には乗り越えていないよな、と何となく感じていたのです。
でね。ここでキロンが出てくるわけです(笑)
私はキロンはある種のインナーチャイルドに関わる傷を示す天体だと思っています。
キロンは、生みの親である父クロヌスと母ピリアに拒絶され、捨てられるのですね。しかし、捨て子になったキロンは、アポロンとアルテミスに育まれ、やがて医術や占星術、武術などを習得します。
クロヌスというのは土星なので、いわゆる普通の社会常識の範疇を示す天体でもあり、先祖代々の流れや、生まれてきた家や家庭を示すこともあります。一方、アポロンとアルテミスは、それぞれ太陽と月。しかも天界の神々ですので、高次の父と母と言ってもいいでしょう。
この部分に、キロンがいったいどういう天体なのかを示すヒントがあると思います。
つまり、キロンおよびキロン的な要素というのは、自分の両親をはじめとする生まれ育った環境からは拒絶・否定されるけれど、高次の父母からの祝福を受け取り才能につなげることができる、インナーチャイルド的な要素と考えられるわけです。
全ての人においてキロンにはそういう要素はありますが、特に、個人天体(太陽、月、水星、金星、火星)とキロンがタイトなアスペクト(特に合、スクエア、オポジション)を取る場合や、アセンダントやMCなどに合になる場合に顕著に表れると思います。
で、私の場合はこのキロンが太陽とスクエアなんです。太陽とスクエアの天体って、時に職業のインディケーター(指標)になるなあと思っていたのですが、やはり自分にとってキロンのテーマは深いものがあると感じます。
私は牡牛座キロン世代で、このキロンにはいろいろな意味がありますが、「自分の感性や感覚、自己価値の否定」というインナーチャイルドの傷はありそうです。
この辺りが、私の場合は6ハウスのキロンなので健康問題、身体の問題として特に表出しやすいのでしょうね・・・!
キロンは、土星と天王星の間に軌道があるため、土星までの目に見える領域と、天王星以遠の目に見えない領域をつなぐ役割があると言われています。
天王星は自己実現やその人らしさと一番ダイレクトに関わる天体ですが、天王星意識を発揮して生きる上で、土星が課している条件づけ(社会的常識、親世代の観念、継承されてきた伝統等)を離れる必要があり、そのときにキロンはちょうど、橋渡しをしてくれるということなのですね。
私の場合は口腔のケアを通して牡牛座キロンのテーマにガッツリ関わっているなと思います。思えば、自分の歯の矯正のために親にお金をたくさん使わせたことを申し訳ないと恥じているというインナーチャイルドの感情がありましたから。
そんなこんなで、今がーっつりとキロンテーマに取り組みまくりです(笑)
トランジットの土星と天王星のスクエアに私の太陽とキロンのスクエアが巻き込まれ、刺激され、変容しているなと思います。
★2022年11月24日キロン講座リリースしました! お申し込みは下記ページよりお願いします。