占星術コラム

2024年夏至に向かっての星の流れ。6月に気になるイベントなど。

高橋ともえ

夏至の前ということですが、6月に入ってから、金星も水星も外合フェイズ、
太陽の裏側に入ってしまった「見えない金星と水星」ということもあって、
なんだかディープなところが掘り起こされているんじゃないかな、と思います。

水瓶座の冥王星は逆行しており、逆行したまま9/2には山羊座へ戻ります。

夏至の直前6/20には蠍座アンタレスを月が掩蔽するアンタレス食もあります。

逆行は振り返りや見直しでもあり、蠍座も深みを探求する星座でもあり、
なんとなくですが、この6月は、「今まで見てこなかったもの」に対しての理解が深まりそう。

日本の時間で出すと、太陽は12ハウスに入りますし、国全体がそういうモードかもしれません。

夏至図のアセンダントは蟹座で、その支配星である月は射手座で6ハウス。
やはりここも、調整や工夫を必要とする領域に対して、より広い視点で見るということが促されているかもしれません。

あるいは6ハウスは、人間にとっては家畜やペットなどいわば人間が使役する他の生命を示してもいます。

アンタレスは、蠍座神話、つまり、女神ガイアが傲慢な人間に遣わした蠍の神話と関係しています。6月中にこうしたテーマで何かがあるかもしれません。

他に気になることとしては、食事というテーマ。
オーガニックや自然派の方々の間で、食品表示法改正、食品衛生法改正が話題になっていますが
これもまた、夏至図の6ハウス(健康)射手座(法律)月(食事)ですねぇ。

夏至に向かって日は長くなっていますが、星々の世界はむしろ深みに降りていくような、
そういう配置になっているので、光と影のコントラストがはっきりしてきそうな、
そんな夏至に向かう流れです。

2024/6/19修正
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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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