[つぶやき]プレセペ星団と鬼宿~魂が天と地を行きかうエーテルゲートを浄める
2019年8月1日の新月は、プレセペ星団のある鬼宿付近で起きました。※トロピカルゾディアックでは獅子座8度ですが、サイデリアルゾディアックでは蟹座13度の場所です。
このプレセペ星団とか鬼宿と呼ばれている辺りというのは、とても興味深いことに、古今東西の伝承の中で「死者の霊が天へ向かうゲート」あるいは「生まれてくる魂が地上へ降りてくるゲート」であると言われています。
東洋系の占星術では、この辺りを鬼宿といいますが、「鬼」というのは死者が残した生前の記憶やエーテル体的なもの、残留思念のことです。プレセペ星団って、青白く見えるんですが、中国ではこの色を「積尸気(死体を積み重ねたところから出る気)」と言っていたとのことです。
また、英語圏ではBeehive(ハチの巣)星団等と呼ばれ、一種の生命力やエネルギーが宿る場所であるとされており、ギリシア系の伝承でも、やはり死者の魂が天へ向かうゲートであり、同時に生まれてくる者たちが天から降りてくるゲートである、と言われています。
思うに、このプレセペ星団方面というのは、人間の集合的なエーテル体が格納されている場所で、死ぬときに人はエーテル体をここに置き去りにし、生まれるときにここからエーテル体をもらって生まれてくるのかもしれません。
私の関心のあるジャンルの一つに受胎占星術というのがあって、その観点から見ると、このプレセペ星団の役割はとても面白いものがあります。
さて、とても面白いことに、将来地上に転生すると言われている弥勒菩薩の名前で知られているマイトレーヤは、太陽と月と木星が、プレセペ星団のある鬼宿で会合するときに生まれると言われています。実はこの配置は、2014年に起きていて、この時から地上にはマイトレーヤの降臨が始まっているという説もあります。
このプレセペ星団のエネルギーを考えるときに私が感じるのは、この場所は、建設的なエーテル体も破壊的なエーテル体も、すべてが一緒くたに格納されているというイメージです。
私はマイトレーヤの云々は正直分からないですが、このプレセペ星団の領域に、2014年くらいから光がたくさん入ってきて、浄化が進み始めているというのであれば、とても面白いことだなと感じます。
この場所は、サイデリアルゾディアックでは蟹座で、蟹座というサインの働きから分かるように、いわば集合魂の世界です。自分がやったことが全体に及ぼす影響や、集団的なものが自分に与える影響などを考えるときに、真っ先に頭に思い浮かぶ場所です。
もし、ここ最近になって思考が現実化する、とか、引き寄せの法則、が叶いやすくなっているとしたら、その背後にあるのは、こうしたゲート付近のエーテル体を、人知れず浄化している人々の絶え間ない努力があってもことだと感じます。
ミカエルの時代は思考の力が強まるという話を書きましたが、物事の具現化に向かうときに、思考が流れやすくなっているのは、こうした現実世界に直結しているエーテル領域の浄化なくしては考えられないことだからです。
これから日本はお盆へ入り、死者を思うことが増えてきます。この時期、死者を思って祈りを捧げることだけでも、この領域で浄化を待っている死者の魂にとっては、大きな慰めと滋養になると言われています。
我が家は主に仏教系の祈りですが、その祈りがどういうものであってもいいので、少し祈りの時間を長くとって、この領域を浄化することに意識を向けたいなと思います。