2019年11月水星逆行の注意点・注目の日・占星術的な意味・解釈
2019年11月(11月1日~21日)、水星が魚座で逆行します。この逆行は2019年3回目の水星逆行です。この記事では、2019年1秋冬の水星逆行に関して注意すべき点や注目の日、占星術的な意味・解釈・定義について書いていきます。
この記事の目次
2019年11月の水星逆行スケジュール
- 2019年9月4日 地球と水星の衝(ヘリオセントリック) 10:30 このときジオセントリック水星は乙女座11°
- 2019年10月11日 蠍座11°水星 逆行ゾーンに入る
- 2019年11月1日 蠍座27° 水星 逆行開始
- 2019年11月12日 水星と地球の会合(ヘリオセントリック) 0:20 このときジオセントリック水星は蠍座18°
- 2019年11月21日 蠍座11° 水星 順行のための留期間に入る
- 2019年12月1日 水星蠍座18°通過
- 2019年12月7日 蠍座27° 水星 逆行ゾーンから出る
- 2020年1月11日 地球と水星の衝(ヘリオセントリック) 0:00 このときジオセントリック水星は山羊座19°
2019年11月の水星逆行中に注目・注意すべき期間
2019年11月の水星逆行中には、いくつか注意・注目すべき期間があります。
水星の留(ステーション)の期間
まず、水星が逆行開始のために動きが遅くなりほぼ動いていないように見える留(ステーション)の時期(retrograde station)と、順行に戻るべく再び留(ステーション)になる時期(direct station)です。
2019年11月の水星の留の具体的な日程と度数は以下のとおりです。
- 2019年10月30日~11月2日 蠍座27°付近で逆行前の留(ステーション)
- 2019年11月19日~11月23日 蠍座11°順行前の留(ステーション)
なお、2019年11月の水星の留の期間に刺激される蠍座11度と蠍座27度の度数のサビアンシンボルはこちら。
- 蠍座11度(サビアンでは12度) 大使館の舞踏会
- 蠍座27度(サビアンでは28度) 自分の領土に近づく妖精王
2019年11月12日の蠍座満月
11月12日の蠍座満月は、水星が下記のヘリオセントリック会合のときに起きます。月相図の重要なポイントとヘリオセントリックの水星の会合がシンクロしている重要な新月となります。
ヘリオセントリックでの地球と水星の合(地球暦の地球と水星の結び)
2019年11月12日、ヘリオセントリック(太陽中心、地球暦)で見たときに地球と水星が重なって見える合(会合)がおきます。これは、およそ116日ごとに起きる地球と水星の会合周期の終わりと始まりになります。
この日を境に、地球に与える水星のエネルギーが刷新され、新しいテーマに入っていきます。
2019年11月の水星逆行の占星術的な意味・象徴・解釈と注意点
2019年11月の水星逆行は、蠍座サインでおきます。
逆行のアーキタイプ(意味・象徴)について、進化占星術では「逆行する天体が持つ通常の意味や象徴に疑問を突きつけることで、より深いレベルでその天体の意味や象徴を理解しようとする衝動」だと考えます。そのため天体が逆行するときは、通常よりも内省的な現れ方や、通常とは違う現れ方をすると言われています。
通常、蠍座に水星が入ると、普段隠れているものや見えていないものへの探求心や好奇心が高まります。これまで秘密にされていたものが明らかになったり、暴露されるというような出来事が起きてくるかもしれません。
一般に、水星が逆行する期間は新規の契約や引っ越しには向かないと言われていますが、契約締結や意志決定を避けるだけでOKです。既に行った契約や意志決定に基づいて、水星逆行期間にアクションを実施・実行するのであれば水星逆行の悪影響は避けられると言われています。
逆行中の水星は、過去の検証やとりまとめにぴったりです。何か感情的に納得できていない過去の出来事があれば、それを丹念に拾っていくこと。そして、それを創造的な形で表現し具体的な行動によって変えていくことが求められています。