月だけが真に命を新しくする。真の革命は月から起きる。
ここ最近、月が惑星を隠す惑星食(掩蔽)や、月が太陽を隠す日蝕などを深く深く考察しておりまする・・・。
メルマガもマニアックでごめんなさいね><
でね、つくづく思うことがあります。
それは、月って真の革命家だということです(笑)
占星術では、蝕や掩蔽は「不吉だ」と古来から言われていますが、それはあくまで現状を維持したい側、つまり権力者から見たときのこと。
本来は、月による蝕や掩蔽で起きているのは、徹底的な天体意識の生まれ変わりだけなのです。
なぜなら、月が母である(新しい命を生み出す)からです。
月によって隠された(食われた)天体は一度死んで変容せざるを得ないからです。
これが、日蝕や天体の掩蔽の本質的な意味であり、そこで起きていることは、
月による太陽や天体の革命(太陽意識や天体意識の刷新)に他なりません。
よって本来、月が母であるということは、何か甘く優しいことではないということです。
月は、慈母ではなく鬼母みたいな感じですね。
常に現状を容赦なくかみ砕いて溶かし、新しいものを生み出そうとする。
いわゆる子宮回帰体験を人が恐ろしく思うのは、まさにこういう質が月の中に備わっているからなのでしょう。
だから、月を優しい母として情緒や情感の源だと思って求めれば求めるほど、人はむなしくなるのです。
※そういう意味では、月は悪しき天体、幻想の天体であり、最近流行しているマドモアゼル愛先生の「月の教科書」で言われていることも一理あるわけです。
月はヴェールであると言われていますが、サイスのイシス像のごとくそのヴェールに触れた者を一度死に至らしめて、再び生まれ変わらせるヴェールです。だからこそ月は、徹頭徹尾革命のために、壊すために使うのが正しい。
革命とは、天命が革(あらたま)るというのが語源ですから、これほどに月と密接に結びつく言葉は革命以外にないなと思います。
月はいろいろ面白過ぎますw