占星術コラム

月だけが真に命を新しくする。真の革命は月から起きる。

高橋ともえ

ここ最近、月が惑星を隠す惑星食(掩蔽)や、月が太陽を隠す日蝕などを深く深く考察しておりまする・・・。
メルマガもマニアックでごめんなさいね><

月食と日食~シュタイナー(人智学)による秘教的・オカルト的理論・説明・定義について1年のうちおよそ2回、約半年(6ヶ月)の間隔で繰り返される月食と日食(月蝕と日蝕)は、通常の満月や新月とは違う特別なものだと考えられてい...
月による天体の掩蔽、食(occultation)に関しての考察。月によって隠されることで私たちの心の中に呼び覚まされる高次の惑星意識今年2021年は12月3日に火星食がありますね~!「食」と名付けられていますが、具体的に言うと、「月による火星の掩蔽(えんぺい)」のこと...
イエスの誕生とヘロデ王の嬰児虐殺。紀元前6世紀の木星・土星の月による掩蔽~惑星食(月による惑星の掩蔽)の光と影いよいよアドベント期間となり、クリスマスムードが出てまいりました。クリスマスは洋の東西を問わずとても重要なイベントですが、そのイエスキリ...

でね、つくづく思うことがあります。

それは、月って真の革命家だということです(笑)

占星術では、蝕や掩蔽は「不吉だ」と古来から言われていますが、それはあくまで現状を維持したい側、つまり権力者から見たときのこと。

本来は、月による蝕や掩蔽で起きているのは、徹底的な天体意識の生まれ変わりだけなのです。

なぜなら、月が母である(新しい命を生み出す)からです。
月によって隠された(食われた)天体は一度死んで変容せざるを得ないからです。

これが、日蝕や天体の掩蔽の本質的な意味であり、そこで起きていることは、
月による太陽や天体の革命(太陽意識や天体意識の刷新)に他なりません。

よって本来、月が母であるということは、何か甘く優しいことではないということです。
月は、慈母ではなく鬼母みたいな感じですね。

常に現状を容赦なくかみ砕いて溶かし、新しいものを生み出そうとする。

いわゆる子宮回帰体験を人が恐ろしく思うのは、まさにこういう質が月の中に備わっているからなのでしょう。

だから、月を優しい母として情緒や情感の源だと思って求めれば求めるほど、人はむなしくなるのです。
※そういう意味では、月は悪しき天体、幻想の天体であり、最近流行しているマドモアゼル愛先生の「月の教科書」で言われていることも一理あるわけです。

created by Rinker
¥1,300 (2024/11/23 19:10:55時点 Amazon調べ-詳細)

月はヴェールであると言われていますが、サイスのイシス像のごとくそのヴェールに触れた者を一度死に至らしめて、再び生まれ変わらせるヴェールです。だからこそ月は、徹頭徹尾革命のために、壊すために使うのが正しい。

革命とは、天命が革(あらたま)るというのが語源ですから、これほどに月と密接に結びつく言葉は革命以外にないなと思います。

月はいろいろ面白過ぎますw

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました