2020年12月21日冬至直後のグレートコンジャンクションを考える その2~サイデリアルゾディアックとトロピカルゾディアックで見るグレートコンジャンクション
2020年のハイライトはなんといっても、12月21日の冬至直後(日本だと12月22日)水瓶座0度で起きる木星と土星の合(グレートコンジャンクション)だと思うのですが、色々調べていて面白いなあと思ったことがあり、日本の占星術師さんではあまりこの点に触れていないな、というテーマがあったので、これから何回かに分けてその辺の記事を書いていきます。
前回の記事はこちら:
グレートコンジャンクションのアジェンダがこちらです。
今回のグレートコンジャンクション、色々な観点から語れると思いますが、その1つとして、
サイデリアルゾディアックとトロピカルゾディアックの両方のグレートコンジャンクション、
およびグレートミューテーションを見ていく、という方法があります。
というのも・・・
今回のグレートコンジャンクションは、
単なる風の時代への変化というだけではなく、
その他の、かなり大きな節目と連動している感じがします。
2023年に冥王星が水瓶座に入ることはもちろんですが、
それ以外の周期理論を見てみても、
ここが正念場というか、変わり目かなあと思います。
グレートコンジャンクションが示す流れは、
時代意識の変遷の中でも、
かなり「前景」の出来事です。
木星と土星は、冥王星に比べて地球に近いですよね。
つまり、木星と土星のサイクルは、現象として分かりやすいということです。
一方で、たとえば太陽系(太陽)が宇宙を一周するといわれている
プラトン年(約25920年)などは、
はっきり言ってイメージしにくいですし、
水瓶座の時代~などの〇〇座の時代論で見る時代は、
2100年くらいのスパンがあり、こちらもイメージしにくい。
そんな中、グレートコンジャンクションは、
肉眼でも見える、太陽系の一番遠い星(木星と土星)2つの動きなので、
目に見えて変化をつかみやすい、最も「前景」で時代意識を作っているなと感じます。
そのうえで、今回話題にしたいと思うサイデリアルゾディアックとトロピカルゾディアックでの
グレートコンジャンクション(そしてグレートミューテーション)ですが、
こんな感じのアジェンダになっています。
これを見ると分かりますが、
サイデリアルゾディアックでは、
実は1980年(一説では1961年、2020年ともいわれている)からは、
火⇒土の時代になっているんです。
一方、トロピカルゾディアックで見ると、
2020年からは土⇒風の時代になります(※1980年から既に風の時代の予兆が始まっています)。
サイデリアルゾディアックの流れというのは、
地球の自然環境や宇宙の動きと連動しています。
(種まきカレンダーやムーンマスタリーカレンダーで植物たちが同期しているのはサイデリアルゾディアックの方です)
それに対して、トロピカルゾディアックの流れというのは、
人間のメンタリティや人間社会の構造の変化と連動しています。
そして、サイデリアルゾディアックのエレメントは
そのエレメントのより神聖な側面が現れてくる一方で、
トロピカルゾディアックのエレメントは
そのエレメントのより卑俗な(分かりやすい)側面が現れてくると私は感じています。
よって、
これまでは、サイデリアルゾディアックが火の時代、
トロピカルゾディアックが土の時代なので、
新しいものを次々に生み出していく衝動を背景として(サイデリアルゾディアックの火)、
物質主義的な欲望を肯定する社会を作っていく(トロピカルゾディアックの土)
という感じでしたが、
これからは、
サイデリアルゾディアックが土の時代、
トロピカルゾディアックが風の時代なので、
大地への回帰や自然環境を大切にしようとする衝動を背景として(サイデリアルゾディアックの土)、
精神性を重視し横のつながりを大切にする社会を作っていく(トロピカルゾディアックの風)
という感じになるのでしょう。
だからこそ、
田舎でのんびりと半農半X的な生き方をしながら
土地に縛られないつながりをネットで作ったり、
理念に惹かれて新しいコミュニティを作り、
文化を広げていくライフスタイルを送る
というのが、これからの時代の最も分かりやすい流れかなと思います。
※だから私も、ダーチャ女子プロジェクトを作って皆さんと緩~くつながっていますw
>>>ダーチャ女子プロジェクト
グレートコンジャンクションの記事は、まだまだ続きます!
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9/14追記:9月22日の無料お茶会(ZOOM)は満席になりましたのでクローズしました。今は動画と資料が欲しい人のお申込を受付ております。