2021年7月18日冥王星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2022年1月16日冥王星と地球の開き~水の精霊と山の巡礼
2021年7月18日、冥王星と地球の会合(地球暦では冥王星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て冥王星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2022年1月16日に冥王星と地球がオポジション(衝、地球暦では冥王星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで冥王星と地球の合・衝が起きる2021年7月18日と2022年1月16日の2つの日付の冥王星の位置とサビアンシンボルから、2021年7月18日の地球と金星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2021年7月18日 冥王星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では冥王星と地球の結び)のときのジオのホロスコープと冥王星のサビアンシンボル
冥王星は山羊座25度なので、サビアンでは山羊座26度になります。
- 水の精霊
2022年1月16日 冥王星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では冥王星と地球の開き)のときのジオのホロスコープと冥王星のサビアンシンボル
冥王星は山羊座26度なので、サビアンでは山羊座27度になります。
- 山の巡礼
2021年4月~10月冥王星逆行タイムテーブル
2021年7月18日の冥王星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の冥王星のサビアンシンボル2つを並べてみると、
- 山羊座26度 水の精霊
- 山羊座27度 山の巡礼
意図を表す会合・結びのときのサビアンシンボルは、水の精霊。山羊座の最後の5度域となりますので、ここから始まるのは次の星座(サイン)である水瓶座意識への準備です。
物質世界の中での頂点を達成することに関心を持つ山羊座の場合、結果重視、実績重視なのですが、最後の5度域になると少しずつ精神性や遊び心といった別の要素を意識し始めます。
単なる物質としての水ではなく、精霊という目に見えないものの働きを水の中に感じるというこの度数は、目に見えない理念が物質世界の中に働いているということを知るというテーマでもあり、具体的には、感情主体で仕事を選ぶ、自分がやっている行動・行為の中に喜びを見出す、といったことを示しています。
ともすると山羊座は形骸化したものであってもそれを義務感で続けるということもありますが、そのように形だけで活動するのではなく、理念が伴う活動をしていくことがこの度数では重視されています。
この会合のエネルギーの結果を表す衝(開き)のサビアンシンボルは、山の巡礼。山というシンボル自体が山羊座と深く関わっています。山羊は山の頂点を目指していく存在であり、その頂点で光と一体になるというテーマがあります。
この山の巡礼という度数は、山羊座的な物質世界における頂点を達成するともとれますが、単なる登山ではなく巡礼という表現になっているように、ここでは精神的な修練が前面に出ています。
また、山の巡礼ということはそれほど短くはないある一定期間歩き続けるということも示唆されています。精神的な修養として何かに到達するためにある一定期間継続していく、そういう活動や在り方です。
2021年7月18日の冥王星と地球の会合のエネルギーを建設的に使うためには、自分の仕事に理念を見出す、あるいは理念に貫かれた活動を始める、ということがおすすめです。ここでいう理念というのは、義務感から出てくるものやお題目ではなく、感情が動くものでなければなりません。ワクワクする理念、心が高揚する理念です。そうした活動を始めたり、今やっている仕事の中にそういう理念を見いだせた場合、2022年1月16日ごろには、そうした理念が一過性の感情の高ぶりではなく、精神的な支えとなって、常にゆるやかに上昇を続ける活動として結実するでしょう。