2021年7月10日蟹座新月~過去を積極的に検証することで盲点になっていた安心できる方法を見つけて世に知らしめるとき
2021年7月10日10:16(東京時間)蟹座で新月となります。この新月の星読みをレポートしていきます。
魂の深いレベルでの欲望と怖れを示す冥王星は4ハウス山羊座で逆行中。6ハウス(ディセンダント)の逆行中の魚座海王星とセキスタイル、8ハウス牡牛座の小惑星セレスとトライン、12ハウス(アセンダントに合)の乙女座小惑星ベスタにトライン。
これまで自分のルーツや家族、幼少期に当たり前だとされてきた美徳、たとえばひたすらに尽くす母のような愛、義務を遂行する忠誠心は、とても強い安定性をもたらすもので、現実世界を生きていくうえで役に立つものでした。しかし今、そんな昔からのパターンが正しいのかどうか分からなくなるような人との出会いを通じてセルフイメージのレベルから在り方を見直す時期が来ています。
冥王星の反対側は10ハウス蟹座、さらに冥王星は10ハウス(MCに合)の双子座水星とクインカンクス。双子座水星は、9ハウスのノースノードの支配星。
一度決めたことだからと頑なにお家芸的なやり方を守るのではなく、社会通念や常識に照らして本当に安心できて安全な方法を選ぶ時期が来ています。未来に進むべき方向性は、より広い可能性を取りこぼさない信念を持つこと。そして、その信念を持つことで、これまでのやり方では全く見えてこなかった盲点になっているような解決策がしっかりと手に入るはずです。
過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは3ハウス射手座、小惑星ジュノーと合。サウスノードの支配星木星は逆行中でノード軸に対してゆるやかにスクエア、6ハウスに滞在。
これまでは自分の身の回りの人たちが主張している声だけが正しいと思ってきたかもしれません。しかし、そうした固定された思いに対して識別するための機会を大きく広げていくことが過去から未来へのシフトに重要になってきます。
未来へ進むべき方向性を示すノースノードは9ハウス双子座、その支配星は水星でMCに合、冥王星とクインカンクス、ディセンダントの魚座海王星・小惑星パラスとスクエア。アセンダントの小惑星ベスタとスクエア。
自分の狭いテリトリーを超える様々な可能性や意見を知った上で信念を持つことが今進むべき方向性となっています。ただし、その道に行こうとすることは、あなたが握りしめている過去からのやり方とすり合わせていく必要があり、これまで社会に見せてきた自分の真面目な在り方や、対処療法的に出会う人に迎合して動こうとする受け身な知恵と葛藤を起こすでしょう。しかし、そのプレッシャーに耐えて旗を立てることが今求められています。
ノード軸に対して、5ハウスの逆行中の水瓶座土星、7ハウスの牡羊座キロン、11ハウスの獅子座金星が調停。金星には火星が緩やかに合。
抑制された状況の中でも楽しみを感じ、時に傷つくことがあっても人から癒しを受け取り、自分だけではなく他の人とも喜びを分かち合えるように行動することで、過去から未来へのシフトが容易になっていきます。
10ハウス蟹座の太陽と月の新月ペアに対して、8ハウスの牡牛座天王星がセキスタイル。
本当の眠れるリソースは、あなたがこれまで知らなかった家族や親族の歴史の中にあるかもしれません。それは、今の社会が求めている具体的な成果として結実する斬新なアイデアを秘めている可能性があります。
アセンダントは乙女座、MCは双子座、両方の支配星が水星でMCに合。
この新月は、過去に正しいと思っていた在り方を見直す必要がある時期ですが、それは過去のすべてを捨ててしまうということではなく、過去を積極的に評価して見落としていた可能性に気づいていくことです。最終的に目指すのは、この新しく見出した解決策・可能性を世に知らしめるために必要なリセットであり、本当の安心安全につながるはずです。