2021年12月4日射手座新月(日蝕)~これまで聞いてこなかった真実の声を汲み取るために平等の考え方を新しい豊かさの方向性から客観的にアップデートするとき

高橋ともえ

2021年12月4日射手座で新月(日蝕)となります。この新月の星読みをレポートしていきます。

※今回の日蝕についてはこちらの記事でも取り上げています。

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利害を共にする集団や血縁関係者との協力関係が良くも悪くもずるずると甘えた形で表出しやすい時期です。特定の人や集団に対するえこひいき、あるいは不正の看過。そうしたことを見逃さざるを得ないという同調圧力と手に手てをとって作られてきた規範に混乱させられやすい時期でもあります。

今自分が持っているもの、自分が感じているものと、自分の感情との間の絆を強くすることで、こうした混乱から脱していくためのヒントを手にしていく必要があります。

「公」のためにと働いてきた人々(労働者)に対して、より公正な支援や国策を出すべきだという意見が高まっています。なぜならそれらの労働には時に犠牲が伴うものであり、今国内外を脅かしている健康に関する問題のあおりを前面で受けている人々だからです。

これまで見てこなかった情報源、たとえばうろんな目を向けられがちなインターネット上での発信や、メディアがこれまで取り上げてこなかった匿名の告発に触れることにサポーティブな態度を持つことで、もう一度、今まで聞き取られてこなかった人々(国民)の真実の声を浮かび上がらせることが求められています。

たとえその真実の声が、幻の社会通念や何となく抱いていた幻想の規範によってかき消されそうになったとしても、この声を聞き取ることに集中するべきであり、その声を次の時代のまだ見えていない新しい豊かさとすり合わせていく調整をすることが大切です。

より良い未来を意識して、何らかの依存関係の中で享受してきた立場からすると耳の痛い意見をあえて取り入れることで、過去の膠着状態から抜けられるかもしれません。痛みを未来への希望に変えられるような柔軟な態度を持つことがキーとなります。

これまで聞いてこなかった真実の声を汲み取るために平等の考え方を新しい豊かさの方向性から客観的にアップデートするときです。

※日蝕や月蝕の定義や、その影響力を測る指標についてはこちらのブログにまとめています。

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※およそ半年前の射手座月蝕(2021年5月26日)の星読みはこちら。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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