メルクリウス(ヘルメス)の杖と伏羲&女媧。水星のヘキサグラム、易のヘキサグラム。
西洋どっぷりの私が易・風水などをやり始めた理由・・・それは、大きな文脈で言うと水星秘儀に関わることだから、です。シュタイナー的な文脈で言う水星秘儀ですね。
なにしろ、水星=メルクリウス(ヘルメス)ですが、メルクリウスの杖(カドケウスとも言う))には、2匹の蛇が描かれています。
このカドケウスの2匹の蛇というのは、ある水星秘儀に関わる文書によると、「太陽と月」なのだそうです・・・!
そして、易の始祖と言われている神話的な人物伏羲と女媧の兄妹は、これまた「太陽と月」の象徴と言われていて、こんな風に蛇のように体をくねらせながらたがいに巻き付いている状態描かれるのですよ。
さらに言うと、水星=メルクリウスは、古代から六芒星(ヘキサグラム)と関連付けられることが多く、花で言うと百合のように六弁の花と関係しており、軌道も六芒星と関連が深いですが、
易の六十四卦は、上卦と下卦がそれぞれ3つずつ。これを、欧米では、2つのトリグラムが合わさってヘキサグラムになっていると表現し、易のヘキサグラムといったらこの上卦と下卦の組み合わせなのですよ・・・!
ここまで似ていることに、何か理由があるんじゃないかと私は思っています。
どちらも、水星秘儀に関わることだとしたら、かなり興味深く、また探求のしがいのあるテーマです。
ちなみに、伏羲と女媧の兄妹の神話は大洪水神話とも関わっていて、どう考えてもアトランティスやレムリアの時代からの叡智が易の中に入っていると思います。
余談ですが、私がとても好きな雲南省の少数民族の苗族の神話は、この伏羲と女媧の神話のおおもとになっていると言われていますが、この苗族は一説では風水の術使いとして有名で、中国では風水的な呪術と言えば苗族を連想するくらいなのだそうです。
※雲南省についてはこちらにも書いている~。個人的には魂の郷愁を感じる場所です。
さらにさらに・・・シュタイナーが「タオ(TAO)」に関して語っていることも考慮に入れると、この辺りのことが何となく紐解けてきて面白いのです。
シュタイナーの「タオ(TAO)」については、また別の記事にしますね。