占星術コラム

2021年の始まり。見えないところで強く倒れないつながりの根をつくり、来年以降産み出すための準備をする年

高橋ともえ

明けましておめでとうございます。2021年になりました。

色々な人が運気・運勢を読んでいますが、今年の星読みとして、いわゆる春分図などの四季図だけではなく、立春や立冬などの四立図も含めた八節のチャートを読む研究を進めています。

これは、いわば東洋的な観点と西洋的な観点のミックスですが、実は西洋占星術でもゾディアックを8等分にするという技法は古くにあったそうです。

※詳しくはこちらに書いています。

2021年の立春図から春分図への流れを読んでみる~真実を共有できる深く関わりたい相手と出会うための情報発信と働き方を考える今年もあと少しですが、2021年の星を見るときに新しい手法を取り入れてみようと思っています。それが、不動宮15度に太陽が入るタイミングの...

四季図および四立図で特に大切なのが立春図と春分図なのですが、

立春図のチャートがこちらで

立春図などの四立図では月の動きが重要らしいのですが、それでいうと立春図では蠍座イングレスした直後の月になります。しかも日本で出すと12ハウス。

一方太陽は水瓶座15度で3ハウス、水瓶座はステリウム状態なので、多分今年1年SNSはますます賑わうイメージです。これまでSNS使っていなかった個人も発信を始めたり、企業もどんどん参入してくるイメージ。たとえばBtoBの会社ってこれまでそれほど情報発信に力を入れてこなかったと思うのですが、そういうところもどんどん入ってきそうですよね。

ただし、単に不特定多数の人とつながるとか、フォロワー数を増やすというよりは、未来にかけて苦楽を共にすることができるような運命共同体的な仲間を作るためにこその情報発信という感じです。

1万人が参加しているコミュニティとかよりは、自分が共感できる人が作った10人くらいのグループ。そういうものに出会うためにこその情報発信。

つまり、蠍座的な、目に見えないところにある本音とか、裏側でのつながりみたいなものがより一層重要で、そういうものを作るためにこそ、3ハウスの情報発信界隈の賑わいがあるという風に理解したほうがよさそうです。

立春図ではノード軸は2ハウス・8ハウスに入ります。個人の才能やリソースの限界を知って、グループの才能やリソースに向かって手を伸ばしていくという流れ。

そしてここで大切なのは自分がワクワクしてしまう、惚れ込んでしまうような相手と手を組むっていうことですね。打算や計算で動くことは得策ではない。立春図のノード軸に対しては、5ハウスの海王星がスクエアになっており、自分の心の喜びや夢がOKを言う人間関係を選び取ることの必要性を示しています。

もともと2021年は不動宮強めの配置の1年なので、動きは少ないかもしれませんが、動くとしたらその基準となるのは長期にわたってお付き合いできるかどうか、になりそうです。

アセンダントは蠍座で、MCは獅子座。間口は狭く、自分中心のスタイルというのを裏できちんと作った方がよさそうです。

私の表の仕事でも、サイトからの海外クライアントからの引き合いが結構ありますが、長期にわたってお付き合いできるかどうかを知るために、年間の発注予定のバジェットとかを聞いて、反応がなければさよならという感じだったりします。安かろうだけで選ぶクライアントとはお付き合いしない、という傾向は今年は強めていった方がよさそうです。

そして、立春で仕込んだ意図が発言する春分図がこちら。

牡羊座太陽は6ハウスで双子座月は9ハウスなので、国としては働き方改革をゴリゴリおしすすめ、国民は総情報発信的な感じでしょうか。

ノード軸は3ハウス・9ハウスに入り、自分の真実と他の人の真実の間のすり合わせやコミュニケーションがテーマになります。

そして、この春分図のノード軸に対しては6ハウスの海王星がゆるくスクエア、12ハウスの小惑星ヴェスタがスクエアになっており、心身の健康を損なうようなことがないかどうかが活動を続けていく上で重要な試金石になりそう。

サウスノードの支配星の木星は5ハウス水瓶座にあってノード軸をゆるやかに調停しています。5ハウスのテーマは、立春図でも強調されていましたが、「好きなこと、ワクワクすること、誰に何を言われても気にしないくらいやってしまう趣味」というのが、過去から未来へのシフトに大きなキーとなることを示しています。

また、ノースノードの支配星の水星は5/6ハウス、アセンダントの支配星の金星も6ハウスに入りますので、健康問題を通じた働き方改革、自分のコンプレックスや盲点を見つめるということは開運行動につながりやすいですよね。

どちらの図を見比べてみると、本当に自分の好きなことは何か、恋してしまうくらい没頭していることは何かというのを深く掘り下げていって、その結果出てくる自分の真実を、健康や働き方の変容につなげていくというのがいいと思います。

春分図のアセンダントは天秤座、MCは蟹座なので、どちらも割と社交的で人懐っこい感じですが、誰でもOKというよりは、立春図のドスの効いた、ある意味では好き嫌いが激しい不動宮の質を保った上で、外の世界へ出ていって働きかけていくという感じがベターだと思います。

東洋の占いでいうと今年は辛丑の年。新しいものを生み出すために苦しみ、水面下でしっかり根を張りながら若芽を育てていくというイメージです。

見えないところで強く倒れないつながりの根をつくり、来年以降産み出すための準備をする年と言ってもよさそうです。

個人的には空亡2年目だし、来年夏にプログレスの月がMCに合になるので、今年1年は慎重かつ囚われなく行動していきたいと思います。

あ、ちなみに立春⇒春分の流れだけではなく、各季節ごとの(立夏⇒夏至、立秋⇒秋分、立冬⇒冬至)の流れについては、メルマガ読者様限定記事で書いていきますね。よかったらメルマガに登録してください^^

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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