占星術コラム

牡羊ポイント(アリーズポイント、牡羊座ポイント、AP)とは?占星術の定義・意味・解釈について

高橋ともえ

占星術で扱う360度の星座(サイン)の度数には、特別な影響力のある度数があると言われています。この記事では、占星術師のNoel Tyl(ノエル・ティル)氏が提唱し、今や多くの占星術師が解釈に取り入れている牡羊ポイント(アリーズポイント、牡羊座ポイント、AP)の定義・意味・解釈について書いていきます。

この記事の目次

牡羊ポイント(アリーズポイント、牡羊座ポイント)とは? 占星術の定義

まず、牡羊ポイントとはなにかの定義について説明します。

牡羊ポイントとは、活動宮の0度(のことで、一般にオーブは前後2度の度数域のことです。牡羊ポイントを提唱したアメリカの占星術師Noel Tyl(ノエル・ティル)氏は、前後2度のオーブを推奨しています。

牡羊ポイントアリーズポイント

牡羊ポイント=牡羊座0度、蟹座0度、天秤座0度、山羊座0度

※オーブを含めると、魚座28度~牡羊座2度、双子座28度~蟹座2度、乙女座28度~天秤座2度、射手座28度~山羊座2度

牡羊ポイントは、Aries Pointのイニシャルを取って、APと呼ばれることもあります。

牡羊ポイント(アリーズポイント、牡羊座ポイント)とは? 占星術の意味・解釈

牡羊ポイントの最大の特徴は、そこに滞在する天体や感受点が、外的・公的な形で大きな影響力を持ちやすいということです。

牡羊ポイントに相当する度数域は全度数の中でわずかに4.5%程度ですが、それでも牡羊ポイントに滞在する天体や感受点から強い影響力を感じるのは、この活動宮の0度前後の度数域が、もともと外界や公の場に働きかけようとするポテンシャルが高いからなのです。つまり、牡羊ポイントとは、かなり外向的なポイントです。

牡羊ポイントにある以外では(アスペクト等)特に強い配置にない天体であっても、その天体が際立った形で表現されているように思える(たとえば、牡羊ポイントに金星がある=モデルや女優、画家などの職業、水星がある=ライターや作家などの職業になる)のは、牡羊ポイントがもともと「外へ出す・外で表現する」という質を持つ度数域だからなのです。

この度数域に天体があると、その天体を個人の趣味や傾向として使うよりも、外界に表現したいと思うので、結果として、牡羊ポイントの度数域に天体を持つ人は、公の場に露出することが多くなったりします。よって、牡羊ポイントにある天体は、公の場に出ていくかどうかというポテンシャルを見ることができると言われています。

牡羊ポイントで解釈する天体・感受点は?

なお、Noel Tyl方式では、牡羊ポイントに重なった場合に考慮に入れる天体・感受点は、

  • 太陽
  • 水星
  • 金星
  • 火星
  • 木星
  • 土星
  • 天王星
  • 海王星
  • 冥王星
  • ASC
  • MC
  • ノード(ノースノード(ドラゴンヘッド)、サウスノード(ドラゴンテイル))
  • ミッドポイント

などであると言われています。他にも、小惑星やバーテックスやパートオブフォーチュンとかも分析してみても面白いかもしれません。

牡羊ポイントは、不動宮15度と連動している

以下は私の自説ですが、エネルギーの放出口である牡羊ポイントのエネルギーの出どころは、宇宙エネルギーの吸収口である不動宮15度前後だと思われます。

これは、立春・立夏・立秋・立冬(不動宮15度前後)それぞれで取り入れたパワーが、春分、夏至、秋分、冬至(牡羊ポイント)で放出されるという東洋の思想にリンクします。

占星術と東洋思想

※詳しい記事はこちらを参考にしてください。

したがって、特にトランジットやプログレスでは、牡羊ポイントを通過する天体があった場合、その直前の先行する不動宮15度前後で取り入れたエネルギーやテーマを振り返ることで、牡羊ポイントで放出されるエネルギーやテーマを分析することができそうです。

次回以降の記事では、この観点から牡羊ポイントを通過する天体の実例などを分析してみたいと思います。

参考文献:ノエル・ティル氏の著作(英語・日本語)

>>>Synthesis & Counseling in Astrology: The Professional Manual

>>>心理占星術コンサルテーションの世界

>>>心理占星術2 クリエイティブな理論と実践

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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