占星術コラム

2022年立冬イーグルズゲート、11月(辛亥月)の始まり、死者(先祖)の思いを昇華・浄化させることが生者の子離れ

高橋ともえ

2022年11月7日、立冬となります。これからいよいよ「冬」ですね! 東洋の暦では今日は甲子の日で、60日に一回の新しいスタートの日でもありました。この2か月の総括をすると感慨深いですね~。そして本日は、辛亥の月の始まりでもあります。11月がいよいよ本格的に始まりました。

2022年の立冬図はこちらです。

立冬図で目を引くのはICにあるセレス。セレスは豊穣と死と再生(服喪)の両方の意味があります。

2022年春分図、ノースノード5ハウス&ICの小惑星パラス、そして2022年7月10日参院選とセレス。ここ最近、思い切って参院選に関するメルマガを配信しました。政治ネタは何かと物議を醸しやすい日本ですが、意外とメルマガ解除されなかった(笑...
エリザベス女王と小惑星セレス&ヒュゲイア、2022年秋分の獅子座のセレスと月の合。2022年9月8日は東洋の暦では己酉月でした。しかもこの日というのは干支暦で言うと甲子、つまり60ある干支の最初の日でもあったのです。 ...

今年は日本でも世界でも、要人の方がお亡くなりになるという出来事が続いています。

もともと今の時期(立冬&イーグルズゲート)は、死者の世界(いわゆる地下世界、中間生)への扉が薄くなる時期でもあります。

ハロウィン、メキシコ「死者の祭」、そしてファウストの母たちの国~2022年秋の日蝕月蝕シーズンと立冬のイーグルズゲート日本でもすっかりハロウィンが定着して、今や小学校でも行事の一部になるくらいですが、10月末~11月1日、少し長い幅で考えると11月の立冬...

死者の世界が生者の世界に良くも悪くも影響を与えている、ということは古今東西知られていますが、特にこの時期は先祖や祖霊的なもの、広く言うとまだ天界へ帰還していない中間生を過ごしている死者たち(死後およそ50年程度)の影響を感じる時期です。

私たちは死者の欲望や期待に応えることはできませんが、生者としてそれらの情念を浄化・昇華させることはできます。

なお、戦後の日本の建国図は牡牛座・蠍座(1946年11月3日 日本国憲法公布 文化の日、1947年5月3日 日本国憲法施行 憲法記念日)にありますので、今年のようにノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)が牡牛座・蠍座軸にあるときは、戦後の日本という国の体制、特に金融や経済を中心とした社会全般に対する見直しや膿出しが盛んになります。

今こそ思い出したい、日本の建国チャートと日本の水瓶座性について。ちょうど数日前に、日本の建国チャートってどの時点を取るの?という話をある方としていました。 日本は、世界でも稀有な2重構造の国で、...

こうした背景を背負っての11月8日牡牛座月蝕は天王星食と重なります。

2022年11月8日牡牛座満月(牡牛座月蝕)~私的な夢を多くの人に受け入れてもらう共有財産に磨き上げるために自分の狭い領域を拡張させるとき2022年11月8日牡牛座満月(牡牛座月蝕)となります。この星読みをレポートしていきます。 敵対している人や国、どこかのラ...
天王星意識の刷新その2・2022年は天王星食の年&11月8日牡牛座月蝕と天王星食で世界各地で天王星意識が生まれ変わる天王星意識の刷新その2として、2022年の天王星食が沢山起きるという話をします。そしてそのハイライトは、11月8日、立冬近く(イーグルズ...

そしてそれだけではなく、10月22日~23日にはヘリオ金星と地球の衝(地球暦の金地開き)11月9日はヘリオ水星と地球の衝(地球暦の水地開き)も起きており、いつもは地球と太陽の間に存在している内惑星2つが太陽の背後に回っています。
(水星も金星も外合期にある)

2022年1月9日金星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2022年10月22日金星と地球の開き~大きな買い物袋を提げた5歳くらいのこども&哲学者の頭にある3つの知恵のこぶ2022年1月9日、金星と地球の会合(地球暦では金星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て金星が地球と合になるときです。このとき...
2022年9月23日水星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2022年11月9日水星と地球の開きをサビアンシンボルから分析する2022年9月23日、水星と地球の会合(地球暦では水星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て水星が地球と合になるときです。このと...

つまり、太陽と地球の間にダイレクトパスができている!みたいな状況です。

ここで太陽がサウスノード側にあるということは意味深いです。サウスノード側とは過去を示しており、死者や祖霊といった存在たちもまた、過去に属する者だからです。

また、サウスノードは(特にインド占星術では)霊的な高貴さや高潔さという意味を持つこともあります。

太陽がまっすぐにサウスノード側から地球に差し込むということは、先祖や祖霊を含め私たちの過去の遺恨や欲望が純化される可能性を示しているように思います。

この特別な太陽の光が直接私たち地球を支え、その地球の影が赤く映り込んだ満月が11月8日に昇ります。
そしてその月は、天王星を隠すことで生まれ変わらせるのですね。

日本では、月蝕ラインは5ハウス・11ハウスで起きてきます。

自分が喜びに感じること、昔からなんとなくやってしまうこと、そんな私的な喜びの中に使命に相当するようなものが隠されている。

そしてそれを、今一度地球レベルに落とし込んで、新しい時代の生き方にチューニングするために、自分自身の五感レベルのことや豊かさの概念を、コミュニティや全体のために生かしていく。そんな月蝕かなと思います。

とても興味深い11月の星回りです。

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました