占星術コラム

12月8日双子座満月、西ヨーロッパとアメリカ(北米)全土では火星食。そして、血縁によるつながりから自由によるつながりへ。

高橋ともえ

このブログの星の発信は日本をベースにしていますが、今の世界に一番大きな影響を与えている国であるアメリカ合衆国で起きる天体イベントって、やはり日本にも影響大だと思うのですよね。

ちょうど、2022年12月8日の双子座満月は、ヘリオ火星と地球の衝のタイミングでもありますが、実はアメリカ(北米)全土では月が火星を隠す火星食(月による火星の掩蔽)のタイミングでもあります。※日本では見られません。

2022年12月8日双子座満月~理想の未来の指針に照らして自分の中にある才能の種を発見し喜びながらもう一度情熱的に理念を語るとき2022年12月8日双子座で満月となります。この満月の星読みをレポートしていきます。 あなたが手にしてきたたくさんの実績や...
月による天体の掩蔽、食(occultation)に関しての考察。月によって隠されることで私たちの心の中に呼び覚まされる高次の惑星意識今年2021年は12月3日に火星食がありますね~!「食」と名付けられていますが、具体的に言うと、「月による火星の掩蔽(えんぺい)」のこと...

なんか、火星食がみられるエリアをざっと見ていると、いわゆる西欧社会というか、欧米の先進国エリアがばっちり入っている感じですよね~。

満月のタイミングでのこの火星食。そして火星はヘリオとのかかわりもあります。

11月8日、日本では牡牛座月蝕と天王星食がありまして、このタイミングというのもヘリオと関わっていたわけですが、

天王星意識の刷新その2・2022年は天王星食の年&11月8日牡牛座月蝕と天王星食で世界各地で天王星意識が生まれ変わる天王星意識の刷新その2として、2022年の天王星食が沢山起きるという話をします。そしてそのハイライトは、11月8日、立冬近く(イーグルズ...

今回の双子座満月も、ヘリオの動きと連動していて面白いです。

個人的には今がアドベントのタイミングであるということは無視できないなと思います。イエス・キリストの降誕を祝うための特別な4週間です。

そして、降誕というからには、神の子であっても人間の家族の中に生れ落ちてきたのですよね。

昔書いた記事ですが、シュタイナーによるとイエスは2人いて、2つの聖家族は、それぞれの家族が成員の死を通じて最終的に全く血のつながりのない1つの聖家族になったという話を思い出します。

[つぶやき]双子座流星群とクリスマスの準備~イエスは2人いたという話と2000年前の勇気を受け取る今週12/13-12/15は双子座流星群ですね。今年は上弦の月ですぐに沈んでしまうので、月明かりに邪魔されない流星がみられるみたいです。...

このように、2人のイエスが1人になってから結成された聖家族というのは、徹底的に血統でのつながりを持たない、あるべき家族の理想や幸せと縁遠いものであったというのは大きな神意があると思います。

・・・と、ここにきて個人的な話で申し訳ありませんが、ちょうどこのタイミングでお仕事でお世話になり関わっていた方がまだ小さなお子さん三人を遺して亡くなられたという訃報を聞きました。

正直今日の午前中はこの悲劇的な出来事の意味が分からず呆然としていました。

でも、「どうかこのことを神様の目で見させてください」と聖霊に祈ったところ、ちょうど火星食の話が目に飛び込んできて、「ああそうだった」と気づいたのです。

火星は、血液と関係しており、血統や血縁を通じて伝承されるもの、そして民族そのものとも関係します。

このような表現はとても不謹慎かもしれませんが、今非常に大きな悲しみと困難を体験されているこのご家族もまた、ある意味では聖家族と同じなのであり、そこには(奇跡的な)新しい可能性があるということです。

私たちが生きる地球紀は、前半が火星紀で後半が水星紀です。

もうすでに水星紀は始まりつつありますがまだ転換期の最中。そして、水星紀その先駆けとなったのがちょうど今から2000年前のイエス・キリストの誕生の秘儀なのですよね。
(この辺りはキロン講座でもお話ししています~)

彗星は、火星と水星の現象に関わる。シュタイナーの彗星論と、プトレマイオスのテトラビブロス、そしてこの時代だからこそキロンが必要な理由。今年は無理かなーと思っていたキロン講座ですが、東洋の占いで立卦したら、GO!ってサインが出たので、出来たら年内のリリースを考えています。...
小惑星講座PARTII キロンとケンタウルス族天体(フォルス、ネッソス、カリクロー) ★講座のお申込開始しました!2022/11/24~★ 彗星は、宇宙の自由の英雄である。彗星がなければ、世界に自由はない...

そして、水星紀の特徴の1つが、人が古い人とのつながり(血縁や血統)から解消され、新しい人とのつながり(自由)へ導かれるというものなのです。

だとしたら、家族との困難な関係性を抱えたり、あるいは家族を失ったり、そういう大きな苦しみや悲しみの先には、必ず新しいつながりの可能性が開かれているとも言えます。

個人的には、悲しみは悲しみとして感じつつ、このお知らせを奇跡として受け入れることができそうです。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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