占星術コラム

2023年の全天体順行期間と「流星群ひでり」~ここ数年、全天体順行期間は「真の実力」が試されている

高橋ともえ

2023年の全天体順行期間(いわゆる占星術で使う太陽、月以外のすべての惑星が順行になる期間)がもうそろそろやってきます。具体的には1月23日~4月20日までになります。

実は、毎年1月~4月は、流星群の少ない流星群ひでりと呼ばれる時期です。具体的に言うと1月4日ごろのしぶんぎ座流星群から4勝ち20日ごろのこと座流星群までの期間、天に流星群が少なくなるんです。

そして、2023年の全天体順行期間は、この流星群ひでりの時期にばっちりと重なっていますね!!

というかですね。ここ数年、流星群ひでりの時期と、全天体順行期間とがほぼ重なり合っています。

振り返りになりますが、2019年からの全天体順行期間は、

  1. 2019年1月7日~3月5日
  2. 2020年1月11日~2月16日、3月10日~4月25日
  3. 2021年1月14日~1月30日、2月22日~4月27日
  4. 2022年2月4日~4月30日
  5. 2023年1月23日~4月20日

こんな感じです!

はい、ばっちりと、流星群ひでりの時期に重なる形で全天体順行期間が起きているんですよね~!

このことをどう解釈するか?

流星群がやってくるときというのは、かつて天界で行われたというミカエルと竜の戦いを思い起こさせるものだとシュタイナーは言います。

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そして、流れ星はミカエルの剣の閃光であり、この時期は高貴な鉄分(隕鉄)が降り注ぐと言われています。
降り注いだ隕鉄は、人間の血液の中の鉄分を高貴なものにし、浄化します。それによって、人間が「竜」と戦うことができるように勇気づけてくれるのですね。

で。

この流星群が少ない時期。この時期を「流星群ひでり」と呼びますが、ある意味では天界からのミカエル的なサポートがない時期なので、人間がそれまでに準備してきた自分の力で「実力」で問題に対処し物事を進めていく必要がある、と言えます。

そして、全天体順行期間というのも、この流星群ひでりと似ている側面があります。

私の星読みを読んでくださっている方ですと分かるかと思いますが、逆行というのは常にヘリオ(太陽)との関連性を持ちます。つまり逆行が生じている天体がある期間は、ヘリオとジオの調整が行われているのですね。

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そんな逆行中の天体が一つもない全天体順行期間。物事が地上的な働きかけをフルに受け取るので、良くも悪くも一気に加速化する可能性が高いのです。

というわけで、一見とてもよさそうですが、全天体順行期間がよいものになるか悪いものになるかは、結局個々の人間の「実力」次第なのですね。

ちなみに、2022年は全天体順行期間&流星群ひでりに加えて、火のエレメントの欠如と「ウロボロスの輪」という特殊な配置も加わっていました。この時期、ウクライナとロシアの戦争も起きましたよね!

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なんというか、ここ数年の全天体順行期間と流星群ひでりとのシンクロを見ていて思うのは、より一層自分の意図や思考、行いがダイレクトに結果や現象になりやすいな~ということです。

こんなところに気を付けつつ、せっかくの全天体順行期間を意義あるものとして過ごしていきたいですね!

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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