占星術コラム

2025年はやっぱり重要~水星と金星、神(太陽)の左手と右手が結ばれるとき

高橋ともえ

先日より話題になっているたつき諒さんの予言した災害の起きる日時を占星術で見てみたところ、その日ピンポイントというよりは、2025年およびその前後はやっぱり重要だよねーということに思いが至りました。

2020年以降春分点を通過する大天体について~木星、土星、海王星と冥王星・天王星の動きについて2020年以降、春分点(アリーズポイント、牡羊ポイント、牡羊座ポイント)を次々に大天体(社会的に影響を与える天体)が通過します。この記事...

私が注目したのは、2025年に土星と海王星がほぼ合の状態を保ったまま、春分点(牡羊座0度)付近をうろうろすることです。

が・・・この春分点がらみで言うと、実は2025年、もう1個大切なイベントがありました。

それがね、144年に1回の周期で繰り返される、太陽・水星・金星・地球が一直線に直列するというイベントが、2025年の春分明け早々に起きるんですよ。

この144年周期については、千賀一生さんのガイアの法則IIでも詳細に語られているのでご存知の方もいるかも。

地球暦のタームで言うと、水星と地球の結び、金星と地球の結び、水星と金星の結びがほぼ同時期に起きるのがこの2025年の春分明けなのです。そしてジオで見るとこれらの星々の動きは、牡羊座の初期度数付近になります。

具体的な日付で言うと、

  1. 2025年3月23日 ヘリオセントリック水星と地球の会合
  2. 2025年3月25日 ヘリオセントリック金星と地球の合
  3. 2025年3月25日 ヘリオセントリック水星と金星の会合

このあたりですね・・・。

ちなみに2025年の春分は3月20日です。

ところで、私20代のころエッセネ派(イエスが所属していたことのあるユダヤ教の一派)のことをものすごく調べていた時期があります。その中で、エッセネ派だった過去生を持つフランス人夫婦がアストラルトリップをして得たエッセネ派の転生の記憶を物語調にしたという本があったのですよね。(原著はフランス語、ドイツ語版で私は読みました)

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その物語の中に、こんな一節があるの。※翻訳は拙訳です。

兄弟子は小さな黒板を手に取り、小さいけれど丁寧に描かれた2つの象形文字を示した。そのうちの1つはイシュタル(金星)だと分かった。もう1つは見たことのない文字だった。

「この文字は、フルマ(水星)を示すシンボルの1つだ。フルマの領域は太陽からあまり遠くないところにある。既にお前に語ったように、古代、イシュタルとフルマからやってきた使者たちが人間たちにまじって暮らしている時代があった。その時代、こうした使者たちは教師であり立法者として人間たちに道を示す役割があった。一方の使者(イシュタル)は、直感と愛の進化発展に寄与し、他方の使者(フルマ)はこの世の現象に関する明晰かつ秘密の叡智をもたらす存在だった。いわばこれらの使者たちは父なる神の両手であり、人類に目を開かせる者たちだったのだ。

「目を開かせる」とは、単なる比喩ではないのだよ。実際、古代にマー(Ma)と呼ばれていた大陸では、人類の身体はまだ未発達だったのだ。たとえば、人類の目は現在のような感覚器官ではなく、単なる頭蓋骨のくぼみだった。そして頭蓋骨も骨も柔らかく、当時成立しつつあった月から放たれる光線を通じて、次第に硬化していったのだ。・・・そう、人類は長い歴史の中でゆっくりと体や意識を発展させていったのだよ。」

つまり、超古代において、水星と金星からやってきた使者は、いわば神(太陽)の右手と左手のように地球という星の形を変え、進化発展させたということなのです。

とすると、神の両手が結ばれるとき、つまり、太陽・水星・金星・地球が一直線に並ぶときというのは、地球にとっていつも何らかの目覚めの衝動が降りてくる時期だと考えてもいいでしょう。

そしてそれは、直近では2025年に起きるということです。

ここで誤解してほしくないのですが、太陽・水星・金星・地球の直列そのものは、必ずしも地震が起きるタイミングというわけではありません。どちらかというと地震の起きる惑星直列は、火星や木星や土星、そして海王星が絡んでいるときが多いようです。

いずれにせよ、2025年は春分点への象徴的な刺激が立て続けにありますので、非常に注意を要する時期ですね。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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