占星術コラム

2025年冬至図。激動の日本、影響力を増し、守るべきものを守るために、「神託」のような自分の夢を死守するとき。2025年の総決算。

高橋ともえ

2025年は9月以降の動きが激しかったですね。特に日本では、それまでとは全く違う政局になりそうで、混迷しながらも新しい方向性行くのか?と期待されております。

そんな2025年ですが、冬至図も極めて面白いので掲載します。

アセンダントは天秤座、ディセンダントは牡羊座。
アセンダントの天秤座は外交を示す星座(サイン)で、秋分以降新しい総理の誕生によって、外交において賛否両論、物議を醸している日本の状況がうかがえます。

アセンダントルーラーは3ハウス射手座にあり、小惑星ジュノーと合。自己主張の強さと発信力の強さ・遠くまで届く影響力というのがここでも出ています。

一方、ディセンダント=敵国とも読みますが、牡羊座=軍事力ということで、軍事を巡っての物議が湧き上がっている今の状況がここにも出ております。ディセンダントには小惑星セレスが乗り、先祖や祖霊的な死者の因縁がここで働いている可能性が示唆されます。さらにこの小惑星セレスは、ディセンダントルーラーの4ハウス近くの火星とスクエアで、日本の国益や国土における軍事力(4ハウス火星)に対して、外国の死者の因縁(ディセンダント小惑星セレス合)が葛藤を呼び起こしている状況を示しているように思います。(今関係性が悪化しているC国は当然ながら先の大戦の記憶を持ち出して日本を攻めているわけです)

6ハウスは軍事力を示すハウスですが、ここに境界線を越えて拡大していく、構造崩壊と新しい目標設定の土星と海王星が入り、さらには魚座ノースノードまで入っております。12ハウスの隠れた敵を表す部屋にはサウスノード乙女座で、その支配星の水星が射手座で3ハウスに入っておりノード軸に対してスクエア。まさに外国の外交官や国の首相の発言(射手座水星3ハウス)がフックとなってこの6-12ハウス軸が刺激されているという状況。

国民をあらわすと同時にMCのルーラでもある月は山羊座で4ハウス、小惑星ベスタ・アストライアと合。これらの天体に対して、7ハウスの牡羊座キロンがゆるくスクエア。ストイックに感情を抑制してきた成熟した人々の感情やセルフイメージに対して、外国との関係性、特に争いで負った傷が痛みを与えます。

今回の日本の2025年冬至図で気になるのは、実はなんといっても当時の太陽と正反対の位置(夏至点)にくる小惑星ヒュゲイア(ハイジア)。太陽・地球・ヒュゲイアが一直線にほぼ並ぶタイミングで冬至になっているうえに、日本ではこの惑星のラインがICMC軸にほぼ重なっているんですね。

ヒュゲイアはコロナのころから海外でも重視されている小惑星で、感染や予防など医療や医学に関わる女神という以外に、「軍事(防衛力)」という意味もあります。

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まさに、今日本が軍事力を強化するという方向性が大きな国の方針として浮上している状況を克明に表現しているように思えます。

また、この時期、特に日本の発言力や国際社会での存在感が増し、影響力が増えるとも解釈できます。

さらに言うと、冬ですのでウィルス感染への防御もまた一層必要な時期であるということから、(そのような予想はしたくないですが)新しいウィルスの発生もあるかもしれません。

より長いスパンで言うと、2022年の冬至図では太陽とヒュゲイアが合となっていましたので、その時から続く一つの結果が出るタイミングが2025年の冬至なのかもしれません。

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上記の2022年の冬至の記事から引用します。

ヒュゲイアは、医療、特に予防医学や衛生観念に関わると言われていますが、実際にはそれ以上の役割を担っているということです。

一言で言うと、ある種の「神託」「夢」と関係するのがヒュゲイアです。ただしこの「神託」「夢」は、決して個人レベルのものではなく、国家やコミュニティを統べるような大きな理念や理想と言っていいレベルのものです。

もともと感染症や疫病というのは、多くの人を巻き込む病であり、国家やコミュニティの存亡の危機と結びつきます。そうした状況における「予防」「衛生」というのは、単純に物理的な対策だけではないということです。

たとえば、集団が危機的な状況、生存の危機にさらされたときこそ、そういう集団を統べるビッグビジョンや天啓レベルの夢が必要となります。こういったコミュニティや集団の瓦解を防ぐための精神的な予防薬としての「神託」「夢」がヒュゲイアの司る領域になります。

ヒュゲイアの軌道周期を調べていくと、キロンとの関係性がかなり強く出ます。そして、いわゆる50歳前後に起きるキロンリターンとヒュゲイアの軌道周期はシンクロしていますし、その後100歳前後に起きる2回目のキロンリターンとも関わります。

こうしたヒュゲイアの軌道周期の特徴を見て、ヒュゲイアは、閉経した後のシャクティが霊化した女性、共同体の癒し手としてのメディシンウーマン、巫女的なおばちゃん・おばあちゃんたちのエネルギーと関わるのではないかと私は感じています。

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古代の母系社会や女神信仰の社会では、閉経後の女性はいわゆる族長などの政治家になったり神事などを司ることもある存在でした。いわゆる政治(まつりごと)をする中高年の女性たちですね。

閉経するとは、生殖や恋愛など世俗的なことや個人的なことのためではなく、霊的で非個人的なことに性エネルギーを使える準備ができたということだったからです。

だからこそ、これらのヒュゲイア的な女性たちが下ろしてくる「神託」「夢」は、共同体全体の指針として敬意を払われてきました。

このように、ヒュゲイアの「癒し」は、単なる肉体レベルのものではなく、政治や社会の軌道修正的な側面があるのです。もともとが、感染症や疫病に対抗する薬の女神ですから、非常に広範囲にわたる影響力を持つのですね。

そういうわけで、ヒュゲイアは個人のチャートでも配置次第で非常に際立った特徴を持っていると感じています。ヒュゲイアが強く出る人は、色々なジャンルにいまして、すぐに思いつくような医療従事者以外に、政治家や国民的なアイドルみたいな人達にも頻出しますし、社会的に影響力が大きな人にも見られます。

2022年の日本の冬至図はとても興味深いなと思っています。

個人レベルでも、2022年の冬至ごろに、一つの集大成として自分自身の人生の大きな夢を見るということが起きてくるかもしれません。

なんとなくですが、ヒュゲイア=高市首相というか、彼女の周りで活躍している中高年の政治家の女性たちという感じもします。

いずれにせよ、2025年を境に日本は変わりますが、これから、2028年の戊申年という大きな危機と転換の迫る時期に向けて、進化と変容が必要になるでしょう。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。経営者の事業実行支援&フリーランス秘書会社経営。一児の母。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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