占星術コラム

2019年10月28日天王星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2020年4月26日天王星と地球の開き~開いた墓の前にいる未亡人とサマリアの女

2019年10月28日、天王星と地球の会合(地球暦では天王星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て天王星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2020年4月26日に天王星と地球がオポジション(衝、地球暦では天王星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。

地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。

この記事では、ヘリオセントリックで天王星と地球の合・衝が起きる2019年10月28日と2020年4月26日の2つの日付の水星の位置とサビアンシンボルから、2019年10月28日の地球と天王星の会合の意味を探っていきます。

2019年10月28日 天王星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では天王星と地球の結び)のホロスコープと天王星のサビアンシンボル

天王星は牡牛座4度なので、サビアンシンボルでは牡牛座5度にあたります。

  • 開いた墓の前の未亡人(A widow at an open grave)

2020年4月26日 天王星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では天王星と地球の開き)のホロスコープと天王星のサビアンシンボル

天王星は牡牛座6度なので、サビアンシンボルでは牡牛座7度にあたります。

  • サマリアの女(The woman of Samaria)

2019年(2020年)天王星逆行タイムテーブル

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2019年10月28日の天王星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える

会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。

今回の天王星のサビアンシンボル2つを並べてみると、

  • 牡牛座5度 開いた墓の前の未亡人
  • 牡牛座7度 サマリアの女

になります。

意図を表す会合・結びのときの牡牛座5度のサビアンシンボルは、人生に失望しているときにこそ真に自分の才能に目覚め運命を受け入れる準備が整うという意味を持つ度数です。

この度数、個人的にはマグダラのマリア度数と呼んでいます。マグダラのマリアは、イエスの蘇りの奇跡を他の男の弟子たちよりもいち早く知った存在であり、(諸説ありますが)イエスの伴侶であったともいわれています。つまり、自分の夫の死という絶望の時期(未亡人)に、キリストの復活(キリストが葬られていた墓が開いていてそこにはイエスの姿はなく天使がいて復活したということを告げた)という奇跡を目の当たりにするという恩寵に与ったというシーンと酷似している度数なのです。

マグダラのマリアに与えられた才能と使命は、顕教的なキリスト教のリーダーではなく、あくまで秘教的なキリスト教の流れを保持してヨーロッパへもたらすことでした。メインストリームになるキリスト教は、男の弟子たちによって構築されていくことが運命だったからです。※どちらが間違っていてどちらが正統という意味ではなく、役割として。

喪失の悲しみと絶望の中で、真のミッションに目覚めて自立する、というのがこの牡牛座5度の度数のテーマです。

この会合のエネルギーの結果を表す衝(開き)のサビアンシンボルは牡牛座7度、サマリアの女、です。この度数で出てくるサマリアの女は、同じく聖書の中の話です。サマリア人というのは、当時のユダヤ社会の中では辺境の存在、マージナルな存在として若干アウトサイダー的な扱いを受けていた人たちです。さらに、聖書に出てくるサマリアの女は、過去に5人もの夫がいながらその結婚が上手くいかなかったという不幸を背負った存在でした。

しかし、まさにそのサマリアの女に、イエスがメシアであるということが開示され、そのサマリアの女はメシアの到来を広く告げるきっかけとなったのでした。

ここでも、開いた墓の前の未亡人同様、悲しみを背負った女性、決して裕福でもなく幸せでもない女性が、まさにそのマージナルな存在であるがゆえに重要な恩寵の目撃者・メッセンジャーとなり、重要な変革や改革の先駆けとなるというテーマが続いています。

2019年10月28日の天王星と地球の結びのエネルギーを上手に使うためには、挫折や絶望、喪失の悲しみの中で静かに明かされる自分自身の才能や役割をしっかりと自覚することが大切になってきます。それは、天王星が関わるため、顕在意識が抵抗するような役割かもしれませんが、潜在意識レベルでは自己実現に直結しているものであるはずです。この時にしっかりと受け取ったメッセージは、2020年4月26日の天王星と地球の開きのときから具体的に広めていくことになります。自分のような存在が・・・と卑下したりすることなく、自分はまさにその小さな存在であるがゆえに選ばれたのだと謙虚に受け止め、具体的な行動に移していくことが求められています。それは、あなたが思うよりも大きな輪となり、静かに世界を良き方向に変えていくでしょう。

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高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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