2019年3月15日水星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2019年5月21日水星と地球の開き~聖職の浄化と静かな水の上に浮くガラス底のボート
2019年3月15日、水星と地球の会合(地球暦では水星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て水星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2019年5月21日に水星と地球がオポジション(衝、地球暦では水星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで水星と地球の合・衝が起きる2019年3月15日と2019年5月21日の2つの日付の水星の位置とサビアンシンボルから、2019年3月15日の地球と水星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2019年3月15日 水星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では水星と地球の結び)のホロスコープと水星のサビアンシンボル
水星は魚座24度なので、サビアンシンボルでは25度になります。
- 魚座25度 サビアンシンボル 聖職の浄化
2019年5月21日 水星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では水星と地球の開き)のホロスコープと水星のサビアンシンボル
水星は双子座の0度なので、サビアンシンボルでは1度になります。
- 双子座1度 サビアンシンボル 静かな水の上に浮くガラス底のボード
2019年3月水星逆行テーブル
2019年3月15日の水星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の水星のサビアンシンボル2つを並べてみると、
- 魚座15度 聖職の浄化
- 双子座1度 静かな水の上に浮くガラス底のボート
になります。
意図を表す会合・結びのときの水星の魚座25度のサビアンシンボルは、聖職の浄化。The purging of the priesthood.という英語です。これは、仮に聖職者や司祭などスピリチュアルな職業、それ自体が他のものを浄化する目的があり、常日頃浄化に気を配っているの役職であっても、まさにそういう職業の中にも忍び込む不純なものを浄化していくというテーマがあります。
各サインの中で25度という度数は、そのサインの最も脂の乗り切った度数であると言われています。魚座という浄化や癒しがテーマのサインの中でのこの25度の「聖職の浄化」は、最も聖なるもの・本来浄化されているべきものであっても、どうしても避けられない濁りすらも手放していくという「浄化of浄化」というコアなテーマがあります。
聖職というのは。一人の人間の中にある魂そのものと言い換えてもいいでしょう魂の中にある最も神聖な奥所であっても、どうしても穢れが忍び込んでしまうが、それすらも浄化していく、手放していく、と考えてもいいでしょう。
この会合の結果を表す衝・開きのときの水星の双子座1度のサビアンシンボルは、静かな水の上に浮くガラス底のボート。水とボートは、それぞれ潜在意識と顕在意識と言い換えてもいいかもしれません。あるいは、感情と思考と言い換えてもいいかもしれません。
つまり、魚座という25度で最終的な浄化をこなった感情体や無意識=静かな水を、知性を司る双子座的なクリアな思考=ガラス底のボートを通して見ている、という流れがあるのではないでしょうか。
双子座は風のサインですが、やみくもに吹き荒れる風は水に波紋を立ててしまいます(不要な思考によって感情を揺らす)。しかし、この双子座のサビアンでは「静かな水」と「ガラス底」であるというのがポイントです。つまり、ここでの知性・思考は、決して感情を不必要に揺らさない、透き通ったクリアな思考である、ということなのです。
以上のことを踏まえると、2019年3月15日の水星と地球のヘリオセントリック会合の時に、最も聖なるもの、最も純粋なものであってもいつのまにか負ってしまった穢れや不純さを徹底的に浄化することを通じて、感情=水を穏やかで静かなものにする。その結果、思考がネガティブさや無駄さを持たずに(クリアなガラスのように)、感情(水)を見ることができる、という流れがありそうです。あるいは逆に、クリアな思考を保つためにこそ、感情を徹底的に浄化する、というテーマが2019年3月15日の会合のテーマの中にあるのではないでしょうか。