2020年2月26日水星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2020年5月5日水星と地球の開き~岩の上に横たわっている十字架とマフラーと粋なシルクハットを身につけた男
2020年2月26日、水星と地球の会合(地球暦では水星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て水星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2020年5月5日に水星と地球がオポジション(衝、地球暦では水星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで水星と地球の合・衝が起きる2020年2月26日と2020年5月5日の2つの日付の水星の位置とサビアンシンボルから、2020年2月26日の地球と水星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2020年2月26日 水星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では水星と地球の結び)のホロスコープと水星のサビアンシンボル
水星は魚座6度なので、サビアンシンボルは7度になります。
- 岩に横たわる十字架
2020年5月5日 水星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では水星と地球の開き)のホロスコープと水星のサビアンシンボル
水星は牡牛座14度なので、サビアンシンボルは15度になります。
- マフラーと粋なシルクハットを身につけた男
2020年2月・3月水星逆行タイムスケジュール
2020年2月26日の水星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の水星のサビアンシンボルは以下の通りです。
- 意図 魚座7度 岩の上の十字架
- 結果 牡牛座15度 マフラーと粋なシルクハットを身につけた男
魚座7度のシンボルは、何らかの宗教的な犠牲心を表す度数であるといわれています。日本ではちょうどこの時期コロナウィルスに関する安倍首相からの政策方針が明らかになった時期でした。
この度数は、共同体や社会から村八分にされたとしても個人の信念や信仰を貫くというテーマもあります。あるいは、犠牲的な奉仕というテーマもあります。
これは、何らかの形で犠牲を払うことになった人たち、社会から白い目で見られ、場合によってはつまはじきにされながらも、それを甘受して受け流す覚悟を決めた人たちのことではないでしょうか。
コロナウィルスの感染者、あるいはコロナウィルスの感染を防ぐために水際で戦っている人、あるいは、コロナウィルスの影響で倒産や事業縮小を余儀なくされた人々、あるいは政治家などで全員からの理解は得られないけれど苦渋の決断を下さなければならない人々の姿がこのシンボルから浮かび上がってきます。
やるせない思いを誰にぶつけるでもなく、淡々と自分の中に秘めて傷に耐え、粛々と行動していく、そういうイメージです。
結果を表す牡牛座の15度は、脂がのりにのった経済活動の成果を享受するという度数であるといわれています。マフラーとシルクハットというイメージからは、よそゆきの洋服、パーティーや重要な祝典に出かける人のイメージがあります。そういう意味ではとても華やかで牡牛座らしい物質的な豊かさを象徴するシンボルです。
しかし同時に、この15度付近の度数は、「物質社会における危険や危機を意識し、それらを自覚する・克服する」というテーマもあります。そこから考えるに、コロナウィルスという未知の影響によって打撃を受けた経済、そのショックに耐えて成長したことで、かえって周りから憧れられるような存在になり、より強固な成功を得る、というイメージが浮かんできます。
2020年2月26日の会合時にじっと耐え忍び苦しみながら犠牲的に奉仕したことが、2020年5月5日の衝の時には波乱や危機を乗り越えてより強固な豊かさを生み出すでしょう。水星という経済活動・流通に関わる度数がこの度数ですので、2020年2月26日ごろに傷心したことがあって、周りから理解されなくても粛々と耐えてできることをやり遂げてきた結果の豊かさが、2020年5月5日には一つ花開き、そしてこれまでにない賞賛と豊かさにつながるでしょう。
※なお、批判を浴びている安倍首相のコロナウィルス対策ですが、おそらく5月5日ごろには経済的な支援策や補償策などでも一定の評価を得ているのではないでしょうか。このシンボルで出てくる「男」は政治家的なイメージがします。