ネオワイズ彗星が示す「新しい方向性」=2020年12月以降の新しい時代への布石~7月5日の月蝕と7月前半の惑星直列、そして12月の双子座流星群・日蝕・冬至・グレートコンジャンクションを経てクリスマスへ
前回の記事では、今話題のネオワイズ彗星に絡めて、秘教的な切り口で彗星について語ってみました。
ネオワイズ彗星は、偶然にも(元はそういう意味があるわけではないのですが)英語ではNEOWISEと綴るので、「新しい方向性」を意味しているのではないか?と書きました。
じゃあ、ネオワイズ彗星が告げようとしている「新しい方向性」ってなんだろう?と考えたとき、それは図らずも2020年12月の星の動きおよび風の時代と呼ばれるグレートミューテーションとかなり関連しているということが見えてきました。
以前私は、7月5日の山羊座の月蝕は、ある意味では6月21日の夏至&日蝕以上に大きなものがある、しかも地上的な(ジオセントリック的な)意味ではなく、ヘリオセントリック的な意味でかなり深い意味がある、と記事を書きました。
というのは、7月の前半、ヘリオセントリックで見ると惑星が山羊座~水瓶座方向に直列する惑星直列の現象が起きていたからです。
そして、これに加えて、実はネオワイズ彗星が最も太陽に近づく近日点に来た日付が、2020年7月4日(世界では7月3日)でした。つまり、山羊座月蝕とほぼ同じ時期に、ネオワイズ彗星が太陽に最も近づいていたのです。
そして、その時地球から見ると、ネオワイズ彗星は、明け方の空に御者座(Capella)方面に現れていました。
御者座(Capella)は、双子座の近くにある星座ですが、伝統的に「イエス・キリストの生誕をいち早く知り祝福した羊飼い」としてキリスト教的には考えます。
そして、双子座というのは実は、クリスマスの時期のイエスの降臨と関わっているという記事を以前書きました。
(※イエスは2人いて、それがある理由から合体?したというシュタイナーの説)
クリスマスは毎年12月の出来事ではありますが、今年・2020年に関して言うと、ご存知の通り12月には冬至&グレートコンジャンクション(木星・土星の合)を控えております。(クリスマスと冬至はほぼ同じ意味合いを持つ祝祭です)
ここで、キリスト教的占星術にお詳しい方であればピン!とくるかもしれませんが、グレートコンジャンクション、つまり木星と土星の合は、イエスが生まれるときにも天に現れており、このグレートコンジャンクションこそが「東方の博士(マギ)たちがそれを見てイエスの誕生を知った」という説もあるくらいです。
そして・・・このクリスマスが始まる直前の12月1日~14日ごろまで、毎年私たちは双子座流星群を見ることができますが、2020年に関して言うと、2020年12月15日に射手座にて日蝕が起きますので、かなりはっきりと双子座流星群を見ることができるだろうといわれています。
つまりまとめると、7月前半に地球にやってきたネオワイズ彗星は、双子座(=秘教的には2人のイエス)と御者座(=イエスの生誕を告げた羊飼い)の中間地点で近日点を通過します。
そして、2020年12月前半には、まさにこのネオワイズ彗星が通過して大いなる露払いをしたこの領域で、双子座流星群が極大を迎えます。
この双子座流星群もまた、クリスマスの露払い的な意味を持ちますが、今年はさらに、2020年の12月のグレートコンジャンクションが起きる冬至(クリスマス)に始まる新しい時代(風の時代)の始まりを先取りしていると考えて間違いないでしょう。
やっぱり今年のグレコンは、普通のグレコンとは全く違う、大きな変化と節目を作るものなのでしょうね・・・!
ということで、やっぱりまた記事を改めて、今年のグレコンの話も書いてみたいと思います。