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[つぶやき]双子座流星群とクリスマスの準備~イエスは2人いたという話と2000年前の勇気を受け取る

今週12/13-12/15は双子座流星群ですね。今年は上弦の月ですぐに沈んでしまうので、月明かりに邪魔されない流星がみられるみたいです。日本では空気が澄んでいる時期なので、晴れていれば夜空で観察できるかもしれませんね。

人智学系占星術では、この双子座流星群は、クリスマスの準備として起きているということになっているみたいです。シュタイナーは、流星群はミカエルの剣の閃光であると考えていて、闇を払うための隕鉄の力が大気中で強まると言います。

ところで、クリスマスと言えばイエスキリストの生誕のお祝いですが、実はイエスは2人いた!というのは、人智学とかシュタイナーのことを学んだ人であれば一度は聞いたことのある衝撃のお話だと思います。

私は専攻は独文なのですが美術史もとても好きで、特に中世~ルネサンスくらいまでの絵画は大学時代によく履修していました。ほとんど履修していた科目が美術史・美学関係だったという時期もあります・・・。

実は、中世からルネサンスにかけて、イエスキリストの生誕を描いた絵に2パターンがある、ということが知られています。

一つは、馬小屋で生まれたイエス(ナタン系イエス)と、もう一つは、東方の三博士(マギ)に崇敬されたイエス(ソロモン系イエス)です。(よって、マリアも2人いたということになります。)そしてこの2人のイエスは実は別々の誕生日に生まれております(それぞれのチャートを詳しく分析した分析が人智学系占星術にはあるのでまた機会があればご紹介します)。

まず、ソロモン系イエスというのは、歴代のユダヤの叡智と霊性を引き継ぐ高貴な家の末裔として生まれた存在です。ソロモン系イエスは、ナタン系イエスよりも先に生まれています。このソロモン系イエスを生んだマリアは、非常に多くの地上での転生と叡智をもっている成熟した女性でした。

このソロモン系イエスの誕生前に、悪名高きユダヤのヘロデ王が、予言の成就(この時期に生まれた幼子がやがて王になる)を恐れて子殺しをしようとしたので、一族は一時的にエジプトへのがれました。


出典:http://www.doyletics.com/arj/twomyste.shtml

ナタン系イエスというのは、非常にピュアな存在で、地上に一度も降りてきたことのない原罪前のアダムが受肉した存在だと言われています。そして、このナタン系イエスを生んだマリアというのが、いわゆる処女懐胎したマリア。

実は、ナタン系イエスが生まれたときには、既にヘロデ王の子殺しの迫害は終わっていたため、このナタン系イエスの生誕シーンは牧歌的な雰囲気で描かれています。


出典:http://www.doyletics.com/arj/twomyste.shtml

私はもともと中高がミッションスクールで、宗教の時間(聖書学)もあったこともあり、福音書とかを読んだりする機会も多かったのですが、どう見ても4つの福音書同士が整合していないように思えるところって多々あるなと思っていたんですよ。

それが、シュタイナーに出会ってから、なるほど!と思ったのが、もともとイエスは2人いて、12歳のときに2人のイエスが合体して(正確に言うと、神殿内でソロモン系イエスが瞬間的に死んで、そのアストラル体がナタン系イエスに移った)1人になった、という説です。

はたまたこれとは別に、20代のころエッセネ派に興味があったとき、フランス人の夫婦でアストラルトリップ(過去生退行)をしてイエスの近くにいた(=ナタン系イエス)時代のことを振り返る本を読んだことがあるんですが、そこでも、「ある時イエスが突然豹変して賢くなった」ということが書かれていたこともあり、やっぱりイエスは2人いたのか!と思いました。

今はやりの言葉でいうといわゆるウォークインってやつでしょうか?

ちなみに、ナタン系イエスの母であるマリアはイエスを出産した後ほどなくして死にました。そして、ソロモン系イエスの母であるマリアも12歳のときに自分の息子を失い、さらに夫も高齢だったので先立たれました。

で、ここからがすごいのが、ソロモン系イエスのアストラル体を引き継いだナタン系イエスと、ソロモン系イエスの生母であるマリアと、ナタン系イエスの血のつながらない養父であるヨゼフが、最終的に1つの家族になったそうです。

子ども:実の母を失う。母:実の子を失う。父:子どもと血がつながっていない。

という状態。

このように、2人のイエスが1人になってから結成された聖家族というのは、徹底的に血統でのつながりを持たない、あるべき家族の理想や幸せと縁遠いものであったというのは大きな神意を感じます。

自分が子供の母親になってから思うのは、たとえ「あなたの子供のアストラル体はあの子に移ったよ」と言われたとしても、やっぱり現実レベルで起きているのは我が子の死なので、ソロモン系イエスの母であるマリアにはショックだったと思う(人間的には苦しい)。また、ナタン系イエスにしても、幼いころに自分の実の母が死んでしまったというのはかなり傷になる生い立ちではあると思います(孤児であるキロンの神話にも通じる部分がありますね)。あと、男性ではないので何とも言えませんが、ヨセフのように自分と血のつながりのない子を養育するというのは成熟した父性が必要なんだろうなと思います。

うーん、やっぱり高次の意識段階に達した人たちというのは、すごい大きな犠牲を払っているなと思う話です。まだ私には納得も理解もできないことが多すぎます・・・・。

で、話が長くなりましたが、いわゆるクリスマスとしてお祝いされているのは、実は上記のナタン系イエスのお誕生日であると言われています。そして、双子座流星群のこの時期というのは、双子=ナタン系イエスとソロモン系イエスの2人が未来において統合するということも示唆されているのだそうです。

ソロモン系イエスは、どれだけ多くの転生を積んで叡智を身に着けた存在であったとしても、自分が12歳で死ぬという運命を受け入れることには大きな葛藤と苦しみがあったことでしょう。そしてその母であるソロモン系のマリアも。

また、当時の家父長制のユダヤ社会では血統が重視され常識だったので、自分の血を子どもに残せないというのはヨセフにとっても男性性の葛藤はあったのではないかと思います。

そしてもちろん、ナタン系イエスはのちのキリストとして、十字架での磔刑の苦しみも味わいます。

イエスの生誕が喜びであるというのは間違いないことなのですが、同時にそこには大きな挑戦もあったのだということは忘れてはいけないように思います。

だからこそ、クリスマス前に毎年起きるこの双子座流星群の光を見るとき、私たちが受け取っているのは、クリスマスにちなんだ2000年ほど前の2人のイエスと彼らを取り巻く人々が、恐れや怒りを乗り越えてそれでも生きた、という勇気なのではないかなと思います。

寒い季節ですが、晴れたらぜひ、双子座流星群を見てみてくださいね(*´Д`)

参考文献


>>>第五福音書 (シュタイナー著作集 別巻)


>>>Die zwei Jesusknaben in der Bildenden Kunst

ABOUT ME
高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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