2021年6月~10月の木星逆行の注意点・注目の日・占星術的な意味・解釈
2021年6月21日~10月18日まで木星が射手座で逆行をします。この記事では、2021年の木星逆行について注意すべき点や注目の日、占星術的な意味・解釈・定義について書いていきます。
この記事の目次
2021年の木星逆行スケジュール
- 2021年1月29日 地球と木星の衝 11:00 このとき木星はジオセントリックの水瓶座9°
- 2021年6月21日 魚座2°木星 逆行開始
- 2021年8月20日 地球と木星の会合 9:30 このとき木星はジオセントリックの水瓶座27°
- 2021年10月18日 水瓶座22°木星 順行のための留期間に入る
- 2022年3月5日 地球と木星の衝 23:00 このとき木星はジオセントリックの魚座14°
2021年の木星逆行中に注目・注意すべき期間
2021年の木星逆行中には、いくつか注意・注目すべき期間があります。
木星の留(ステーション)の期間
まず、木星が逆行開始のために動きが遅くなりほぼ動いていないように見える留(ステーション)の時期(retrograde station)と、順行に戻るべく再び留(ステーション)になる時期(direct station)です。
2021年の木星の留の具体的な日程と度数は以下のとおりです。
- 2021年6月19日~23日 魚座2°付近で逆行前の留(ステーション)
- 2021年10月16日~21日 水瓶座22°順行前の留(ステーション)
なお、2021年の木星の留の期間に刺激される魚座2度と水瓶座22度の度数のサビアンシンボルはこちら。
- 魚座2度(サビアンでは3度) 化石化した森
- 水瓶座22度(サビアンでは23度) 座ってすべての手足を振っている熊
逆行を挟み木星が魚座と水瓶座を行ったり来たりする期間がある
今回の逆行の間に木星はいったん水瓶座に戻ります。
魚座と水瓶座の間で動く木星のスケジュールはこちらです。
- 2021年5月14日 木星魚座入り
- 2021年6月21日 木星魚座で逆行開始
- 2021年7月28日 逆行中の木星、水瓶座に戻る
- 2021年10月18日 木星水瓶座で順行へ
- 2021年12月29日 木星魚座入り
ヘリオセントリックでの地球と木星の合(地球暦の地球と木星の結び)
2020年8月20日、ヘリオセントリック(太陽中心、地球暦)で見たときに地球と木星が重なって見える合(会合)がおきます。これは、およそ399日ごとに起きる地球と木星の会合周期の終わりと始まりになります。
この日を境に、地球に与える木星のエネルギーが刷新され、新しいテーマに入っていきます。
木星逆行の占星術的な意味・象徴・解釈と注意点
木星は、13ヶ月ごとにおよそ4ヶ月間逆行します。およそ1年に1回逆行すると考えても良いでしょう。
逆行のアーキタイプ(意味・象徴)について、進化占星術では「逆行する天体が持つ通常の意味や象徴に疑問を突きつけることで、より深いレベルでその天体の意味や象徴を理解しようとする衝動」だと考えます。そのため天体が逆行するときは、通常よりも内省的な現れ方や、通常とは違う現れ方をすると言われています。
木星が逆行すると、真理や真実、宇宙観に対しての見直しや再考、教師的・指導的な立場の存在に対するより深い理解が促されます。同時に、真理や真実、教育機関のあり方に関するネガティブな事象も目にするかもしれません。また、豊かさや幸運が失われたかのように思える現象を体験することもあるでしょう。
木星が逆行している間は、これまで絶対だと思っていた世界観の崩壊や、教師的な立場の存在への失望や失意を味わうことがあるかもしれません。また、当たり前に享受してきた豊かさや幸運への再考を促されるようなこともあるでしょう。木星が逆行している間は、より深いレベルでの真理や真実、それらをバックボーンにした指導者や教育への信頼、豊かさや幸運の見直しを体験する時期だと考えるとよいでしょう。