2021年8月20日木星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2022年3月5日木星と地球の開き~倒されのこぎりで切られた木と部下を指導する将校
2021年8月20日、木星と地球の会合(地球暦では木星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て木星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2022年3月5日に木星と地球がオポジション(衝、地球暦では木星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで木星と地球の合・衝が起きる2021年8月20日と2022年3月5日の2つの日付の木星の位置とサビアンシンボルから、2021年8月20日の地球と木星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2021年8月20日 木星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では木星と地球の結び)のホロスコープと木星のサビアンシンボル
木星は水瓶座27度なので、サビアンでは28度になります。
- 倒されのこぎりで切られた木
2022年3月5日 木星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では木星と地球の開き)のホロスコープと木星のサビアンシンボル
木星は魚座14度なので、サビアンシンボルでは15度になります。
- 部下を指導する将校
2021年木星逆行タイムテーブル
2021年8月20日の木星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の木星のサビアンシンボル2つを並べてみると、
- 倒されのこぎりで切られた木
- 部下を指導する将校
になります。
意図を表す会合・結びのときの木星のサビアンシンボルは、倒されのこぎりで切られた木。木は、これまでの環境(森)から切り離されるという一種の死を体験することで、建築材や薪として役立つものになります。自然のものを人工的に加工して役立てるというテーマもある度数です。
会合時には、もしかするとこれまで慣れ親しんだ環境から離脱するということが起きてくるかもしれません。それは、一種の死のようなものを感じるかもしれませんが、その後、もっと他の用途で役立っていくためには必要なことです。
結果を現わす衝・開きのときの木星のサビアンシンボルは、部下を指導する将校。軍事訓練の様子が描かれています。ここで指導者としてあらわれてくる将校と部下の違いは、実戦を経験しているか否かという違いです。同時に、実戦はシミュレーション通りにはいかない、それでもなお、シミュレーションを通して部下に伝達していくというテーマもあります。ここで重要になるのは表面的な知識以上に、背中を見せて示すというようなエネルギーでの伝授になるでしょう。
2021年8月20日の木星と地球の会合では、これまで慣れ親しみ自分を育んできた環境からいったん切り離され、後に別のところで役立つ存在になるための一種の死のようなものを経験することがあるかもしれません。あるいは、これまで培ってきたものを違う環境で役立てるための準備が始まるかもしれません。その結果、2022年3月5日の木星と地球の衝のときには、言葉や知識と言った表面的なものを超える形で自分の後続のものや弟子的な存在に知恵を伝授し役立ててもらうということが起きてくるのではないでしょうか。