占星術コラム

3月20日金星西方最大離角&3月21日春分~癒されたルシファーがキリストを導く。五芒星の真の復活。

高橋ともえ

3月21日春分を迎えました~! 西洋占星術的な考え方では、2022年の始まりは春分を起点にします。

※既にブログでは、2022年の春分図のリーディングについては分析をしております。

2022年の立春図から春分図への流れを読んでみる~先祖から受け継いできたものの中にある自分生来の力に気づいて喜びながら灯台のように内なる炎を自分の持ち場で燃やす2021年に引き続き、2022年も四立図と四季図の両方を読んでみたいと思っています。 ※2021年の記事はこちら~ http...

でね、2022年未来からの時の流れに乗る星のアジェンダセミナーでは、もう少し視野を広げて天文の情報を絡めておりますが、今年の春分付近の星の流れで最も興味深いのは、3月20日の金星西方最大離角という現象です。

金星の西方最大離角ってなんぞやって感じですが、金星は、太陽との関係性で定期的に姿を表したり消えたりします。占星術的なタームで言うと、金星は逆行期間のある一定の時期、つまり内合の前後に空から見えなくなります。その後、しばらくしてからはじめに日の出前に姿を現し、明けの明星となります。

やがて金星が最も大きくなるタイミングが来ます。それが、西方最大離角(明けの明星の最も大きい時)なのですね~。【追記】最も金星が明るくなる最大光度のタイミングと西方最大離角・東方最大離角は違うので修正しました。

そして、この西方最大離角の時の金星は、いわば半月の状態なのです。(そう、金星は満ち欠けするんです)

ちなみに明けの明星はルシファーと呼ばれます。つまり、例の堕天使ルシファーですね。しかし、ルシファーは、日の出前に現れる金星として、昇ってくる太陽を導く存在にもなり得ます。

ルシファーは堕天使ですが、人間の意識によって救済されることでキリストに仕え、キリストを担う者になると言われています。ルシファーは、光を担う者と呼ばれますが、光=太陽=キリストであり、その光を最も強く担って輝く金星=ルシファーなのですね。

実は、昨年から執筆を続けてきましたスピリチュアルジャーニーでは、途中でルシファーの話に触れており、昨年はそのテーマに従って小惑星講座をリリースしました。

火星と木星の間にある小惑星群は、聖書に出てくるミカエルとルシファーの戦い(天界の戦)の結果生じたものだからです。

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そして今年は、いよいよ東洋の叡智(風水、五行、易経)について学び始める流れが来ており、これもまたルシファー絡みの流れなんだなと改めて今年の星の流れから確認できました。

なぜなら、東洋、特に中国文化というのはシュタイナーによるとルシファーの影響を強く受けていると言われているからです。特に、実際にある人物として中国でルシファーが受肉したと言われていますが、その時期というのは、ちょうど紀元前3000年期の中国だと言われております。

で。シュタイナー自身はそのルシファー存在の具体的な名前は明示していませんが、最近調べていたところ、このルシファー存在=黄帝であるという説があるらしいのです。

黄帝といえば、『黄帝内経』で有名な医学の祖とも言われています。

ここにきてやーっと私は腑に落ちたことがあります。それが、中国および東洋文化で重視されている陰陽五行説で使われている五芒星、これはまさにルシファー(ルシファーは五芒星と結び付けられる)に由来するものなのではないか?ということです。

なお、ここで重要なことは、黄帝=ルシファー、中国文化=ルシファーの影響を受けている、からといって単純に悪いということではないですよ。上記で描きましたように、癒されて復活したルシファーは、キリストを導く存在になるのです。

実はこのルシファー復活のヒントとして、日本という国の特殊な立場があるようです。実は、黄帝内経よりも古い陰陽五行説の大元になる教えが日本には残されていると言われていて、この源流の部分に立ち戻ることによってルシファー的な叡智の変容が可能になるように思います。

実は私、20代の頃にちょっと中華系の風水の教えに触れたことがあるのですが、かなり時代錯誤的な階級意識やご利益主義の考えが強く、とても辟易したことがあります。もちろん、都の選定にあたってはこうした思想が京都でも奈良でも東京でも反映されていることは確かです。

しかし、日本の風水は中華思想の風水とは少し違っていて、龍穴に氏神社を置いて村全体に気をいきわたらせることで繁栄を願ったりと、支配者層だけではなく全体の調和に対して風水を使うという発想があったようです。

もともと風水では、龍穴といって自然界の精霊が出現しやすいパワースポットを重視し、そこからの「気」を受け取ることで開運するという思想があります。

日本の神社(氏神社)は、こうした龍穴の場所に建てられています。

台湾や中国では、主に皇帝や権力者が風水師に命じて龍穴を見つけます。アジア古来からの風水では、こうした見つけた「龍穴」に自家や一族の墓を建てて子孫の繁栄を願いました。

しかし、日本では、「龍穴」を見つけても墓を建てて特定の一族が「気」を独占することはしませんでした。「龍穴」を見つけると神社(氏神社)をつくり、「龍穴」から出てくる気を村や畑に分けることで、五穀豊穣、人々の幸福・開運・繁栄を祈りました。

※下記の記事より引用:

夏の土用開始2018年7月20日~8月6日~五穀を使って風水で開運できる時期2018年7月20日~8月6日まで夏の土用期間となります。この18日間は、一般的な陰陽五行や東洋思想では、新しいことを起こしたり決断した...

なので、東洋の叡智については興味を持ちつつもなかなかこれは!という師匠を見つけられずにいたのです。
ですが、この春から教えていただいている師匠は、日本の古い叡智にも立脚しながら風水を教えていただけるので今後が楽しみです。

というわけで、2022年は個人的には、ルシファーと五芒星の復活というテーマを、東洋の叡智を学ぶことによって進めていく流れがやってきているなあと思います。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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