憧れる人がいたらやっていることをマネするのではなくエッセンスを取り出してそこに寄せていく

高橋ともえ

SNSで見かけて人や、現実世界で出会った素敵な人。いいな、うらやましい、私もそうなりたい!と思えるような、憧れる人が現れたらチャンス到来!です。

そういう純粋に憧れる人は、未来の自分の断片を持っている人だから、です。

ただ、ここで皆がやりがちなのが、まるでその人のパクリかクローンのように、そのままその人のやっていることをマネしちゃうっていうこと。

女性は学習能力が高く、周りと同じであることのメリットを本能的に求める生き物なので、まるで金太郎飴のように憧れの人の二番煎じ、三番煎じになってしまいます。そして、誰かさんの言っていることややっていることの二番煎じ、三番煎じで満足できればいいですが、多分本当には心は満足できないはずなのですよ(そしてパクっているという罪悪感や劣等感も生まれる。むしろこっちの負の感情の方が要注意)。

大切なのは、その人がやっていることそのままをマネする・形をパクるのではなく、憧れている理由をしっかり考えて書き出してみることで、自分が求めているエッセンスが抽出できるはずなのです。

別の言葉で言うと、相手のdoingに注目するのではなく、beingのところに目を向けていくこと。

たとえば、私の場合は田舎で庭や畑を持っていて大きな一軒家でゆっくり暮らしながら、海外や東京・大阪など都会にお客さんや仕事の拠点がある人ばかりに憧れます。都会のタワマンとかに住んでいる人は憧れませんが、都会に時々仕事に行ったり出かけていくのは好きです。そして、ノートワークを何らかの形ですすめているひとが好きです。

なので、たとえば、青森在住の藤本さきこさんとか福岡在住のタマオキアヤさんとかのbeingは、好きですね~。

とはいえ、このお二人のようなbeingを実現する手段(仕事)として、藤本さきこさんがやっているような布ナプキンとかベビー服を売ることや、タマオキアヤさんがやっているようなトイレタリー(シャンプーやボディオイル)の販売とかは、私はやりたいとは(今は)思わないしピンときません。

SNSで活躍する憧れの人を見つけたとき、beingの抽出ではなく、単純なdoingをマネしようとすると、個性がつぶれるし、結果としてファンとかお客様も来ないと思うんですよね。

自分なりのbeingを掴んだうえで結果として誰かとdoingが似てくるのと、自分なりのbeingなしで最初からdoingだけをパクるのでは、全然違うということです。

憧れる人が出てきたときは、表面ではなくマインドや在り方の方を寄せていく、というのが結果として一番速い憧れを自分のものにする手段かなと思います。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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