分離はあっても良い。その裏にライフミッションが隠れているから~金星逆行、彗星発見、リリスと新月の合、そしてイシュタルの地上への降臨
金星逆行期間中、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今回の金星逆行は、個人的には自分の何か深いところにタッピングしたような感覚があります。
折しも、今回彗星の発見が8月13日にあったりして、めちゃくちゃ浄化が進んだのではないでしょうか?
8月24日早朝のC/2023 P1_西村彗星。木星撮影後東の空の西村彗星に望遠鏡を向けたが…結構分厚い雲の中、ようやく姿を現した時には薄明が始まっていた。それでも何とか撮影できた。今朝はComet BPフィルタを装着したのだが…薄明後では効果の確認はできないね。#Cometobservation #彗星観察 pic.twitter.com/8NGwlL8AMA
— 東京荻窪天文台 (@halley_7898) August 24, 2023
※実は、金星内合のタイミングで福井の永平寺に行ってきました。さらっとしか滞在できませんでしたが、この辺りから何か深いところで金星的なものが揺り動かされた気がします。
永平寺に行ってからしばらくの間、お盆のせいなのか何なのか、絶不調でした。
根深いところにある自分の悲しみのようなものがだーっと出てきて、久々に落ちていました。
そんな中で、ふと手にしたこちらの本が・・・なんか、ものすごく金星的なテーマを扱っていてびっくりしつつ、自分の世界観のベースにあるものを理解する一助になりました。
いやー。。。
この本、久々にドはまりしました(笑)
このメンタルモデルの理論についてはググるといろいろ情報が出てきますが、ざくっとまとめると、
人間は、小さいころに体験した「痛み」を避けるための信念を無意識のなかに持っていて、その信念に基づいて人生におけるあらゆる行動を自動的につくり出しています(=「生存適合OS」)。
しかし、本人はそのような自覚はないままに、日々の行動を常に正当化していきます。それが、仕事における困難、将来に対する不安、漠然とした生きづらさなどの「不本意な現実」を生み出しているのです。
その「生存適合OS」を動かすプログラムである「メンタルモデル」は、4つ。
「価値なしモデル(私には価値がない)」
「愛なしモデル(私は愛されない)」
「ひとりぼっちモデル(私はひとりぼっちだ)」
「欠陥欠損モデル(私には何かが決定的に欠けている)」の4つに分類されるのです。
というもの。
でね・・・このザ・メンタルモデルのすごいところは、この痛みと傷の裏に、尊いライフミッションが隠れているということを伝えているところなんですね。
由佐美加子さんは、このメンタルモデルを作り出す「痛み」に注目するんですが、その痛みの裏側に、「この地球にどんな世界を自分が見たいのか?」というメッセージが透けて見えるところに美しさがあるというのです。
これがね・・・!
私は以前ブログで、過去に受けたヒーリングで自分の傷や痛みの象徴にあたるものを捨てられなかったという話を書いたことがあります。
今から思うと、私の伴走をしてくれたヒーラーさんが、繊細にこの事実をただありのままに受け止めてくれたことをありがたいなあと思います。
でね。
「ザ・メンタルモデル」の本を読んでいて、どうして私が、「原因になったものを捨てられない」のか、というのが分かったのですよ。
私は、4つのメンタルモデルの中でも「欠陥欠損モデル」タイプなんですね。
このタイプは、「ありのままでいられる居場所はこの世界のどこにもない」という感覚があり、その背後には、「ひとりひとりの凸凹や違いはそのまま唯一無二の個性の美しさであり、誰もがありのままで安心してこの世界にいられる」という状況への渇望があるらしいのです。
この言葉を目にして、私は涙腺が崩壊しましたよ・・・。
※余談ですが、マドモアゼル愛さんの月の欠損理論に納得する部分を持ちつつも違和感をぬぐえなかったのは、私が「欠陥欠損モデル」だからなのかもしれません。劣っていると思われる部分、カッコ悪い部分、哀しさ、痛み、というもの自体が美しいものであり、取り除き克服されるべきものだとは必ずしも言えないなーと思うからです。
由佐美加子さんと前野隆司さんが対談したこちらの本は、前野隆司さんが私と同じ「欠陥欠損モデル」であるせいもあってか、激しくうなずきすぎて首が痛かったw
あと、「欠陥欠損モデル」のタイプは、他の3タイプのそれぞれに共感する質があるらしく、これも私には当てはまるなと思いました。
本当は、占いのサービスを提供するときにセグメントを絞り込めと言われるのですが、私にはそれができないんですよね。
だって、全部の気持ちがそれなりに分かるというか、少なくともそこにその人の痛みがあるというポイントを感知するからです。
これを由佐さんは「痛みに対して繊細」と表現してらっしゃいます。「過去の自分に向けて、自分のようなタイプにサービスを提供するつもりで」と言われることがありますが、そもそもが「欠陥欠損モデル」はすべてに共感するタイプだからこそセグメントを作れないんですよ。
私が観察する限り、高学歴高収入の方や起業家さんは、「価値なしモデル」か「ひとりりぼっちモデル」が多く、女性は「愛なしモデル」が多いかな。私のように「欠陥欠損モデル」の方はセラピストさんやヒーラーさん、人を支える仕事をしている方に多い印象です。
芸能人やモデルの方も、富裕層の方も、うまくいっている起業家さんも、生活保護を受けている方も、死に至る病に苦しんでいる方も、LGBTQ、あるいはとても悲惨で深刻なトラウマ体験をされた方も、表面的な幸不幸とは別に、それぞれの形での痛みや苦しみと同時にそれぞれに美しいので、すべてを受容したいと思うんですよね。
私のリリス講座で伝えたい主張の1つが、リリス=トラウマ、痛み、というだけではなく、リリス(月の遠地点)に触れた月の影響を受けた花の香りが強まるように、ある意味では痛みを感じながらも天国(理想の世界)を表現するポイントではないかという仮説です。
この仮説に対して、由佐美加子さんの「ザ・メンタルモデル」は、大きなサポートを与えてくれるように感じました。
痛みと天国は、表裏一体なんだということです。
ちなみに「欠陥欠損モデル」を、由佐美加子さんはこんな美しい言葉を使って描写しています。
「自分が、自分が!」と前に出るよりも、裏にいてじつに細やかな采配をし、その成果はその人がいないと成せなかったのに、そのことを最後は誰も気づいていないような精神性の高い支え方ができるのも、このメンタルモデルの人たちにしかできな在り方の素晴らしい個性です。
↑いやまじで、「欠陥欠損モデル」の人間としてこの領域に達してみたいものですな・・・。
それにしても金星って厄介な星で、ルシファーや悪魔と結びつけられるように、金星の力をコントロールできなかった場合、そこには様々な機能不全が生じます。美、権力、叡智、お金、愛、それらにまつわる闇と光。
多くの場合金星的な傷は生涯を通じて人を支配する影のようなものになります。
しかし、「ザ・メンタルモデル」で語られるように、こうして痛み、つまり金星が損なわれるこそ、私たちは真の天国(太陽の領域)に向かってシフトしようとするのでしょう。そしてその苦闘は、月がリリス(月の遠地点)に触れるときに花が香りを強めるように、その人の本質的な美しさが発露するためには必要なものなのかもしれません。
・・・それにしてもここ最近の彗星の動きと金星の動きはシンクロしあっていますね。
金星内合のタイミングでの彗星の発見。金星が最大光度に達する頃、この彗星は近日点に近づきます。
また、メルマガに書きますね~!
あ。
彗星的なテーマについては、キロン講座でみっちりと扱っております。良かったら受講してくださいね。視聴期限無期限です。