天の時、地の利、人の和、の本当の意味。「人の和」がこれからの時代ますます重要になる
ここ最近、またこころのことやノートワークに集中して取り組む時期が来ています。聖十二夜のノートワークの準備に相当するインスピレーションや、来年以降の私の活動についてのアイデアなども浮かんでおります。
さて。
私は来年から易の占いを提供していく予定ですが、その学びの過程で、孟子という中国の春秋戦国時代の思想家の言葉を学びました。
それが、
天の時、地の利、人の和
というやつです。
この言葉は、よくいろいろな文脈で引用されますが、本来の孟子の意図は、
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」
なのですよ。
つまり、天の時<地の利<人の和 の順番で影響力が強いと言っているのです。人の和最強説です。
・・・孟子は、この言葉を国家と戦争という文脈で以下のように発言したのです。
いくら運勢がいい時(天の時が味方しているとき)でも、地形の有利さ(地の利、環境の状況)にはかなわない。地形の有利さも、人々の心が一つになっていること(国が調和していること)にはかなわない。
そして、このことは、国家の計だけではなく、私たち個人個人の運命や運勢についても当てはまります。
なお、個人の運勢における人の和とは、周りのみんなと仲良くするという意味ではなく、自分のこころのいろいろな要素が調和している状態ということにとらえてみるとわかりやすいですね。
※これは、ケルマデックさんの本でも言ってましたな~
「批判的な意見もありますがね。占星術って、ほんとに当たるんですかい?」
「うん、当たるよ」
「あっさり! あっさり言ったよね!」
「人類の歴史と共に歩んできた、非常に古い学問だよ。
過去に、さまざまな学者たちが、占星術を否定しようとがんばったが、みな、返り討ちに遭っているのだ。(中略)」
「えっ? じゃあ、人生ってはじめから決まってるの?」
「まさか! 運命は決まってなどいないぞ!
占星術で使うホロスコープとは、生まれ持った素材みたいなものだな。使い方しだいなのだよ。
占星術を信奉した古代バビロニアがなぜ滅びたのかというと、彼らは占星術に長けてはいたが、新しい次元に行くための使い方をしなかったのだ」
「なるほど、新しい次元ですかい」
「その昔、仙人が四柱推命という占いの学問を作り、ある青年に教えたのだよ。
その青年は、占い通りに人生を歩み、ある日、仙人にこう言ったのだね。
『先生、四柱推命は素晴らしい占いです。やはり、人間の運命は決まっているんですね。』
すると、仙人はこう言ったのだよ。
『なにバカなことを言ってる! 運命は、天の時、地の利、人の和で成り立つのだ。四柱推命とは天の時で、風水は地の利、人の和とは意識の力だ。
良いか? 人の和だけが新しい運命を作り出せるのだよ!』」
出典:超常戦士ケルマデック「地球統合計画NEO」より
そう、いつでも新しい次元に行く(新しい運命を創り出す)ための変化を作り出せるのは、人の和(意識の力)なのです。
先日、命占と卜占はファンダメンタルとテクニカルだ~と話しましたが、
この2つ「だけ」でも人は絶対に幸せには生きられないんですよ。だって、上記のケルマデックさんの本の引用文でいうところの四柱推命は命占、風水は卜占ですが、それだけだと人の和(意識の力)がない。
だからこそ、人の和(意識の力)を変えていくワークがとても大切なのですね。
ちなみに、人の和という言葉は意味が深いな~って思います。
人の和のある国とは、いろいろな個性を持ち時に対立することもある人達が調和している国ですよね。
これを私たちのこころと置き換えるなら、私たちのこころのいろいろな要素が時に対立しつつ調和している状態っていうことだからです。
崇高な自分も、かわいい自分も、天使的な自分も、女神のような自分も、エゴの自分も、やましい自分も、欲深い自分も、コンプレックスのある自分も、低次アストラルな自分も、全部等しく大きな和の中に入れてしまうことです。
日本語はマインドも、ハートも、全部「こころ」とひとくくりにできてしまうすごい言語だと思います。
自分内部ワンピース状態、鬼滅の刃状態で、敵も味方もごった煮!みたいな状態ですかねw
そういうわけで(?)今年と来年の総決算、自分のこころの棚卸にぴったりな聖十二夜のノートワークご用意していますので、良かったらご参加くださいね~! 今年は冊子ありコースもありますw
冊子はこんなかんじw