ハーモニクスで新月(太陽と月の合)ができるタイミングは意外と重要
私は個人セッションでも結構ハーモニクスを見るのですが、特に重視しているのが、元の出生図での月相に関係なくハーモニクスで太陽と月の合ができる満年齢ハーモニクスの年なのです。
特に太陽と月の合が素数(1とその数でしか割り切れない数、たとえば13とか23とか)のハーモニクスでできる場合は、その人にとって一つの転機になる「可能性がある」と考えて重視します。いわば、プログレスの新月に近いような意味合いがあるということですね。
とはいえ、ハーモニクスは、自発的に自覚した方が使えると言われている要素で、逆に無自覚でいるとそこまで大きな影響力を与えないことがあると言われています。
たとえばハーモニクスって重要度でいったら、出生図、プログレス、トランジットの3つに比べると明らかに劣るんですよ。ソーラーリターンとかと比較してみても、影響度は低い気がします。
それでもなお、満年齢ハーモニクスを必ず見る理由は、ハーモニクスというのは自由意志と進化と変容とに関係している気がするからです。
※以前ご紹介したケルマデックさんの本「マーマーブックス 地球統合計画NEO」にも、ハーモニクス占星術のことが書いてあった~。ケルマデックさん曰く、ハーモニクス占星術は人の進化成長を表現しているそうです~
私の星読みには、人間は転生を繰り返しながら進化発展していくという前提があります。
それでいうと、ハーモニクスで示される可能性や衝動を丁寧に受け取って生きることは、今世でいかに生きるかだけではなく、どういう死に方をするかという死のチャート(Death Chart)およびそれ以降の転生に影響を与えると考えています。それらは、言ってみたら来世への種まきという感じですね。
ハーモニクス占星術は、もとの出生図にはないある種の接ぎ木的なもの、突然変異的なものとしての可能性を示します。日本でハーモニクス占星術を研究されている松村先生や神谷さんなども、ハーモニクス占星術=可能性の占星術と読んでいますが、さもありなんという感じですね~。
でね。
これまでも個人セッション等で満年齢ハーモニクスを出していますが、その年齢で太陽と月の合、つまり新月ができているときというのは、その人の人生で、これまでの人生にはない新しい衝動を受け取るチャンスがある年だよとお伝えしています。
※すべての人にとって太陽と月の合が満年齢ハーモニクスでできるわけではないですが。
私自身、このPAXLUNAの活動を始めたとき(2018年)がちょうど満年齢ハーモニクスで太陽と月の合ができていたタイミングでした。
上記の新月が起きていたのはHN37つまり37歳ですね。まあ、シュタイナー系のバイオグラフィーワークの中でも、37歳はムーンノードのタイミングと呼ばれておりますから人生の転機ではあるのですが、より解像度を高くしていくために見ていくと、このHN37での太陽と月の合は天秤座で、私の出生図の11ハウス、冥王星に近い位置で起きているというのがポイントです。
PAXLUNAの活動は私の冥王星、つまり魂の深いところにある欲求と恐れの蓋を開けるようなものであり、冥王星的なカルマ(自由と変容の可能性のあるカルマ)を刺激するものなのでしょう~。
なお、上記のHN37とかムーンノードのタイミング以外にも、2018年は天王星が牡牛座に入るタイミングでしたが、ドラコニックチャートで見たときに私のMCは牡牛座0度になるのですが、そこをトランジットの天王星が通過していたというのも意味深な配置でありましたw
私の個人セッションでは1つの指標だけを誇張して取り上げることはなく、いくつかの指標の裏付けをとって「こうなりそうですよ」とお伝えするようにしていますが、ハーモニクス占星術は旧時代的な運命論的な占星術を超えていく可能性を秘めたものなので、やっぱりハーモニクス大切だよな!と感じています。
・・・うーん、ハーモニクスの講座もやるべき? 私の手には負えない気がしますがww