2018年12月15日魚座上弦の月~ピュアな童心に先導させて自分らしい真理に照らして心を浄化することで闇も含めた本当の自分になるとき

高橋ともえ

2018年12月15日、20:49に魚座で上弦の月となります(東京時間20:49)。この魚座上弦の月の星読みをレポートしていきます。※星読み情報を利用するにあたっての注意はこちらに書いています。

この記事の目次

2018年12月15日 20:49 魚座上弦の月のホロスコープ

2018年12月15日魚座上弦の月

2018年12月15日 20:49 魚座上弦の月の星読み

魂の深い恐れと欲望を表す冥王星は山羊座6ハウス。冥王星は7ハウスの魚座海王星とセキスタイル。さらに火星を介してそのそばにある海王星・月とゆるやかなセキスタイル。
批判的な分析心が高まる時期です。闇も含めた自分の根深い感情に対して、大人の意識でダメだしのメスを入れるようなことが起きてきやすい時期です。そしてその結果、自分のインナーチャイルド的なトラウマ・傷・コンプレックスを混乱するくらい浮上させるかもしれません。

冥王星の反対側は蟹座12ハウス。
しかし今は、大人の意識で(思考偏重で)内省したり自己批判をするよりも、今は、もっとあどけない自分の心の中にいるチャイルドに先導させて、ピュアな心を思い出して浄化することの方がおすすめです。

過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは山羊座6ハウス。
自己批判癖は、過去から何度も繰り返してきたパターンです。その行動に嵌って、長らく自分に対して自虐的になっていたかもしれません。

未来の方向性を示すノースノードは蟹座12ハウス。
しかし今は、もっと幼いときの純真な気持ちを思い出すこと・取り戻すことで、そんな思いも含めてまるっと浄化してしまう方が得策です。

ノード軸と冥王星に対しては9ハウス逆行中の牡羊座天王星がスクエア、
ここ7年ほどこだわってきた自分らしい真実を追求したいという思いに照らしたときに、この過去から未来へのシフト、自虐的内省から純真さを取り戻す事での浄化へのシフトを促しています。

サウスノードの支配星である土星は山羊座5ハウスにあり、3ハウス蠍座の金星と、7ハウス魚座の海王星とセキスタイルの小三角。
確かにこの過去から引きずっている内省的な自己批判傾向やのおかげで、人との深い感情レベルでの交わりや癒しを体験したり、提供することができたことでしょう。本当の感情の癒しは他者との間の交流の中にあり、他者と深く交わるためには大人の作法が必要だからです。

ノースノードの支配星の月は8ハウス魚座にあり、キロンと合、火星と緩やかな合。冥王星ともセキスタイル。
ただし今は、多少幼稚であってもいい、闇も含めた自分のチャイルドの本音に耳を傾けてみることが必要です。それがたとえ、トラウマになるようなインナーチャイルドの傷を痛く刺激するようなことであっても。そしてそれが結果として、過去のあなたの執着を溶かしていくことにつながるのです。

ICに蠍座小惑星セレスが合。
自分の心の暗く深い所へ降りていくことは恐怖を伴うかもしれませんが、どんな闇のチャイルドが出てきてもOKだというある種の母性的な恵みの力が強まっています。日本という国の集合無意識的なところにいる、イザナミのような大地母神があなたの闇を見る旅路をサポートしてくれる時期です。

ICに続く4ハウスでは、射手座の木星と水星が徐々に合になりつつある状態。
セルフイメージ(心)が変容すれば、これから高次の真実を受け入れるためにマインドが少しずつ近づいていくでしょう。

このチャートの動機を示すアセンダントの支配星太陽は5ハウス、MCの支配星金星は3ハウス。
自分の心が喜ぶことをもっと探っていくこと、それによって自分が価値を置いている思考を変容させていくことができます。浄化の先には、本当の復活(闇を統合した自分になること)が待っているでしょう。

2018年12月15日 20:49 魚座上弦の月の星読みまとめ

どんな人の中にも、真っ直ぐに向き合おうとする純真な自分(チャイルド)がいます。社会の荒波にもまれたり、苦渋をなめて失望しても、あるいは罪を犯しても、この純真なチャイルドは損なわれないのです。これを、秘教的キリスト教では、内なるキリストチャイルドと呼んだりします。

今週、週間の星の動きでもお伝えしましたが、この上弦の月が起きている時期、ちょうど双子座流星群がピークとなっています。

この双子座流星群は、毎年クリスマス(キリストの生誕)のための強いコズミック・クレンズ(宇宙的浄化)の意味を持ちます。さらに双子であるので、闇と光のチャイルド、もう一人の自分(エゴ)との統合も示唆されています。

純真なチャイルドは、どんなあなたでも(どんなに闇のある、ずるくて弱くて罪深いエゴでも)、決して見捨てることなく寄り添い、一体であろうとします。そのような状態こそが、人間としての本来の在り方、闇も光も統合した存在だからです。

今週は、この自分のピュアなチャイルドの意識を大切にしてみましょう。チャイルドはびっくりするくらい勇気があり、大人の意識では笑ってしまうような理想や理念を真っ直ぐに信じている不屈の存在でもあります。

この時期、ヘリオセントリックでも星々が特徴的な配置を形成し、ある一方では大団円のような調和の力が強まりつつ、他方ではそれを受け入れるマインドがついていかず混乱や葛藤を感じる時期です。一方ジオでは、木星(高次の真実)に水星(マインド)が近づいているため、多少混乱してもしばらくしたら腑に落ちる時期がくるでしょう。

今は、頭で納得しながら動くよりも、自分の内なる純真さに先導させる方が、結果として大きな変容ができる時期です。

どんなに闇があっても、純真な自分は理想を忘れず、エゴを見捨てません。ピュアな童心に先導させて自分らしい真理に照らして心を浄化することで闇も含めた本当の自分になるときです。

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました