女神ヘーベーと不死の飲み物。クライアントさんと一緒に年を取っていくことを考える
昨日はリアル鑑定1件があって大阪で鑑定をさせていただいておりました。
ふしぎなことに、その方は「死」や「看取り」に関心がある方で、「無縁仏」という言葉が出てきたりしてなんだかすべてはつながっているな~と感じました。さらにその方は、お仕事は「ザ・蠍座」っていう感じの人間の根源的な部分に関わるお仕事をされていまして、ちょうど私も母の死以来死後のことに関心を持つようになっていたので、お話を伺いながら自分の今後の活動のことなんかを考えさせられました。
さて。その鑑定で面白かったのが、小惑星ヘーベーがその方の蠍座逆行中の金星に合になっていたことです。
ここ最近、私は小惑星の女神たちからのメッセージ的なものが強くなっていて、必ず鑑定では最初に発見された10の小惑星を表示させています。セレス、パラス、ベスタ、ジュノー、ヒュゲイア、フローラ、メティス、ヘーベー、イリス、アストライアですね。
女神ヘーベーは、不死の飲み物と言われているネクタルをオリンポスの神々に振る舞う役割のあった女神ですが、ヘラクレスと結婚し、その役割を水瓶座神話のもとになった美少年ガニュメデスに譲ったと言われています。
ヘーベーはヘラとゼウスの間に生まれたいわゆる由緒正しい嫡子ですが、水瓶座の時代と深く関係しているヘラクレスと結婚したり、ガニュメデスと関わっていることからも、すごく意味深な女神です。(のわりに、あまり神話的には重視されていない)
ヘーベーは「若返りの女神」と言われているのですが、この場合の不死とか若返りというのは、物理的なものだと考えるよりも、記憶の永続性とか、エーテル体の活力とかに関わっているのではないかと私は感じています。
母の死以来、シュタイナーの死に関する著作を読み直していますが、私たちの死後の生を支える力というものに、どうもエーテル体が強く関わっているんだろうと思うんですね。
その一方で、現代という時代はアストラル体を過剰に使っていて、アストラル的な力によってエーテル体が痛めつけられているということを、プロメテウス神話を引用してシュタイナーは語っています。
ちなみに、昨日鑑定に来てくださった方の口から「無縁仏」という言葉が出てきましたが、死者というのは数十年近くこの地上近くの領域にとどまり、生者に色々な影響を与えると言われています。この中間生の間、生前かかわりがあった生者の霊的な営みを通して、死者が癒され、次の転生への準備を進められるかどうかは、とても重要なのですね。
日本人の宗教観で、最も重要なのは先祖供養だと思うのですが、この先祖供養って、実は転生から転生へ続く生と死の旅をサポートするものすごく重要な営みだなと気づきました。
で。
昨日鑑定に来てくださった方は、お仕事柄寂しい、身寄りのない、孤独な人たちと接することが多いそうですが、そういう方々と継続的に関わるような活動がしたいとおっしゃっていました。
私も最近、自分の受講生さんやクライアントさんが私と一緒に年を取っているという感覚があり、ある意味では終活?的な生涯をともにする仲間という感覚が強くなってきています。
ここ最近リアルで食事会をやったりしているのはそういうこともあります。おしゃれなサロンやコミュニティというよりは、もっとゆるく長くつながれるような関係性ですね。
この田舎の一軒家はかなり大きく、人が集まって食事をすることもできるので、いつかおうちにも来てもらいたいなあと思ったりしています。
私にスナックのママwは無理ですが、ネット上でゆるくつながり、オフラインでも時々会えるような、なんとなくふんわりとしたネットワークを作る、みたいなのは得意だと思いますw
何より、ここ最近何回かお食事会を開催していますが、来てくださる方々同士の交流が進んだり、とにかく来てくれる方々が素晴らしい方ばかりで、私があれこれ注意したりしなくてもトラブルが起きないのに感動しています。
個人的にはいつか、白魔女さんの隠れ家サロン?的な?場所ができたらいいなあと思っているんですよ。天井からハーブがつるされたなごめる空間で昼の食事も夜の集いもできるようなね。
ビジネスベースでするよりも、ゆるい会員制でやりたいなと思うので、興味ある人はなるべくリアルのお茶会や食事会に来てくださいね。
11/9-10も鑑定とランチ会やるので、興味ある人はTwitterやLINEでご連絡くださいませ。