占星術コラム

2019年1月21日の皆既月蝕が与える今後の影響~足りないという気持ちから逆算する偽りの平等を手放して2020年以降の「風の時代」に活きる新しい未来の豊かさのための創造的価値に目覚めるとき

月食・日食が生じた星座(サイン)の度数は、トランジット天体の通過によって刺激され活性化したり、成熟化・完了化が進んだりすると言われています。この記事では、2019年1月21日の部分日食の今後の影響(半年~3.5年)を、トランジット天体から分析しています。

2019年1月21日の獅子座満月(皆既月蝕)の度数を刺激するトランジット天体の通過

2019年1月21日の皆既月蝕は、獅子座0度付近で起きました。アメリカ人の占星術師Celeste TealのEclipsesという本に書いてある日食・月食のパワーを評価するフォーミュラに当てはめると、この月食は、ノードの5度以内で起き、月食が起きた度数に対して4年以内に土星のオポジションがあるため、それなりに影響力の強い月蝕だと考えられます。

特に、この月蝕ポイント(獅子座0度・水瓶座0度)は、2020年中は水瓶座0度付近を土星が何度もヒットします。その中の1回は約20年に一度の木星と土星の合(グレートコンジャンクション)です。

下のチャートは、2019年1月21日の獅子座満月(皆既月蝕)のチャートです(東京時間)。

2019年1月21日皆既月食獅子座満月






2019年1月21日の月食時の太陽または月に対してトランジット天体(火星、土星を中心に)が刺激を与えるとき

今後半年~3.5年のうちに、獅子座0度または水瓶座0度を刺激することになる天体のトランジットを調べてみました。

Celeste Tealによると、金星や水星などのトランジットもある程度は影響があるものの、最もドラスティックに月食・日食時の度数に対しての作用を与えるのは、火星と土星であると考えています。

火星は、その日食・月食のテーマを活性化・点火します。土星は、その日食・月食のテーマを成熟化・完了化に向かわせます。その他、木星や天王星、冥王星や海王星なども大きな影響を与えます。

2019年1月21日の月蝕時の度数(獅子座0度または水瓶座0度)に対してトランジット土星または火星が合またはオポジションになるときのリストはこちらです。

  1. 2019年7月3日 火星が月蝕時の月の度数に合(&蟹座新月・皆既日食の日)
  2. 2020年4月1日 火星と土星が月蝕時の太陽の度数に合
  3. 2020年7月18日 逆行土星が月蝕時の太陽の度数に合
  4. 2020年12月24日 土星(と木星の合)が月蝕時の太陽の度数に対して合

上記のうち、特に影響が強いのは以下の3つの日付です。






2019年7月3日の火星の月蝕時の月の度数への合と、2020年4月1日の最初の土星(と火星)の月蝕時の太陽の度数への合、2020年12月24日の土星(と木星の合)の月蝕時の太陽の度数への合

2019年7月3日、2019年1月21日の月蝕時の月の度数である獅子座0度に火星がやってきます。この瞬間は、直前に蟹座10度付近で皆既日食の日でもあり、今回の皆既月食のテーマがこの7月3日の皆既日食に引き継がれていくことが分かります。

2019年7月3日蟹座新月皆既日食

さらに、2020年4月1日の最初の土星(と火星)の月蝕時の太陽の度数への合。火星の活性化と土星の成熟化が同時に起きてくる重要な日。

2020年4月1日

そしてオリンピックの夏が終わったあとの2020年12月冬至~クリスマスごろは、木星と土星のグレートコンジャンクションセットが、2019年1月21日の月蝕時の太陽度数に合となります。

2020年12月24日

木星と土星のグレートコンジャンクションは、約20年に1回起きる現象です。木星と土星のグレートコンジャンクションが起きるサインのエレメントが、それから20年間を特徴づけると言われています。さらに言うと・・このグレコン、同じエレメントで20年おきに繰り返されながら、およそ200年おきに繰り返され、時代の雰囲気を作る一つの要素となっています。

そして、2020年に起きる木星と土星のグレコンは、「地の時代」から「風の時代」へ移り変わるというとても重要なイベントになのです。

※ちなみに、「地の時代」である1980/1981年だけは、天秤座でグレコンが起きています。これについては、また別の記事で分析をしていきますね。

水瓶座の0度で起きるこのグレコンは、これから200年続く風の時代の幕開けではあるのですが、水瓶座の支配星である天王星が、牡牛座の初期度数でスクエアを形成しているというところがポイントです。

天王星は、1月21日の皆既月食ではまだ牡羊座の最後の方に滞在し、山羊座冥王星と山羊座・蟹座のノード軸にスクエアになっていました。これは、天王星牡羊座時代の総括と手放しという意味があったはずです。

それが、7月3日、2020年4月1日、2020年12月24日とすすむにつれて、牡牛座初期度数へ移動し、水瓶座側の天体をスクエアで刺激しています。ここでは、風の時代入りに向けて、古い水瓶座意識をアップデートする、バージョンアップするための豊かさというテーマから考える平等意識の書き換えが起きています。

1月21日の獅子座満月皆既月食の結果~足りないという気持ちから逆算する偽りの平等を手放して2020年以降の「風の時代」に活きる新しい未来の豊かさのための創造的価値に目覚めるとき

多くの人が不平等を感じるときというのは、必ず豊かさと結びついています。これまでに起きた革命は、ほぼすべて豊かさの不平等な分配に起因しています。

たとえば表面的なレベルで見ると、カルロス・ゴーン氏のような企業のトップと言われている人たちが巨額の報酬をもらう一方で、日本の労働者の賃金水準が低く抑えられていることを見て、今の時代は格差社会であり、不平等だと考えることもできます。だからこそ、持っている人たちから「取り上げて」、持っていない人たちへ「配る」という論調が高まっています。

しかしこの旧来の革命的なやり方は、足りないという間違った前提から逆算された偽りの平等であり、自分は持たざるものだという自己価値を強化してしまう方向性に流れるので、実は今ここで牡牛座の天王星が切り開こうとしている未来の豊かさの流れとは少し違うものなのです。

牡牛座天王星と水瓶座天体とのスクエアが示しているのは、水瓶座の平等意識にとって盲点になりがちな、牡牛座が象徴する自己価値や才能という豊かさ(の源)につながることで、ない・足りないという次元の低い平等意識を破壊し、それぞれの才能や価値がそれぞれの在り方にマッチした形で認められる本当の公正さへとシフトアップすることです。

あるサインに存在する天体が、そのサインの支配星からスクエアのエネルギーを受け取るときというのは、そのサインにとって「盲点」になっている要素を取り入れてバージョンアップするときだからです。

天王星は、牡牛座的な豊かさが「お金」「資本」という極めて限定的なものではない、ということを教えるために牡牛座に入り、限定された条件の範囲で平等を考えている水瓶座天体にスクエアという異議申し立てのエネルギーを投げかけ、水瓶座意識時代をアップデートさせようとしています。

たとえば、ここ最近の新しい経済の流れの中では、既存の構造ではなかなか日の目を見なかった人や、価値がないとジャッジされていた人たち、旧来の価値観では富を握ることはできないと言われていたような不利な条件の人たちが、新しいメディアやシステムの中で、上手に自分の価値を表現してお金に変えたり、小さな創造をして村的なコミュニティを作ってその中で経済を回していたりします。このような世界の中では、旧来の「お金」(日本銀行券)ナシでもほぼ生活を成り立たせることができるようになっています。

また、さまざまな暗号通貨の登場から分かるように、複数の経済圏が同時多発的に生まれており、旧来の「お金」以外の価値体系が生まれています。

1月21日の獅子座満月・皆既月食で、人に認められるようが認められまいが情熱が動くことの中に未来の創造的才能を探し自由になるために動くときだ、と分析した理由は、まさにこの天王星が牡牛座に入り旧来の水瓶座意識を破壊しながら作り変えていくというフェーズが後に控えているからです。

自分には創造できないという無力感を強化する平等意識は、どこまでいっても怒りと停滞と無関心しか生みません。しかし、自分には創造できるという意欲を支える公正意識は、根底からの喜びと安心感と豊かさを生み出します。

1月21日の皆既月食で2ハウス獅子座に滞在していた月は、自分の情熱が思わず動いてしまうような創造的な才能を見つけたい!という半ば本能的な叫びでした。その叫びは、2020年クリスマスごろには、足りないという気持ちから逆算する偽りの平等を手放して2020年以降の「風の時代」に活きる新しい未来の豊かさのための創造的価値の目覚めにつながるのです。

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高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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