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[つぶやき]薬と毒を巡る愛憎劇~スペイン異端審問(魔女裁判)の記憶と今世での体験

この記事は、前回からの私の過去生話の続きです。

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これまでの過去生の振り返りの中でも拾い切れていなかった記憶、それが「毒」を巡るものでした。

noteの記事の方で書いていますが、

本質的に、癒し手(医者、ヒーラー、ハーバリスト)と呼ばれる人の力量は、毒をどれだけ熟知しているかによる、ということを思い出しました。

そして、まさにこの毒に対する深い理解が、単なるセルフケアのレベルでの薬草の使い手と、プロとして何かを提供する癒し手を分けるものだということ、です。

そして、毒も薬になるし、薬も毒になることがあるので、その辺りの匙加減を知ることもやっぱり重要なこと。

ドイツの聖女であり植物学の本を残しているヒルデガルド・フォン・ビンゲンは、成長や繁栄と結び付けられる植物の緑の力(viriditas)について書いていますが、100%善なる作用を及ぼす植物はない、植物には毒が内在されているということも書いています。

そしてもう1つ・・・

真に力量がある癒し手(才能ある人、美しい人)を目の前にしたとき、人はその人に魅力を感じて引き寄せられるだけではなく、本能的に恐怖を抱いて排斥したいと思うこともあるということです。

このことに思い至ったのは、おそらくスペイン?の高原地帯で生きていた、いわゆる民間療法のハーバリストをしていた自分の過去生の記憶です。

その当時の私の家系は、代々薬草の知識を継承していたようでした。

その知識の中でもトップクラスの取り扱い要注意のものが、毒草に関するものでした。毒に関する知識は、家系の中でも伝承するものだけが引き継いでいたようです。

10代後半になって、私はその毒の叡智を祖母から引き継ぎました。具体的に言うと、毒草を押し花にした1冊の大きな本のようなものだったと思います。

祖母は私に、「この本の存在は決して人に他言してはいけないよ」と言い添えてその知識を私に継承しました。

やがて祖母は亡くなり・・・あるとき、私が住んでいたその土地の修道院に、イタリアから派遣されてきた修道士が就任しました。その修道士は、イタリアの最先端の医学の知識を学んできた人でした。

ちなみにイタリアというと、中世ではヨーロッパ最初の医大ができていたりして、ヨーロッパの中でも医学の先進地なんですよ。

イタリアから来た修道士は、その土地で体系的な修道院の医学を広めたいと思っており、土地のハーバリストである私はその人に協力することを申し出ます。

私はその人から、民間では学べない体系的な医学の知識を学びたかったし、イタリアから来た修道士は、その土地特有のハーブ(薬草)のことを知りたがっていたわけなので、お互いに協力し合うことにメリットがありました。

私とその人の共同作業という形でその土地のハーブの研究が進んでいきます。それは、私にとって大きな喜びでもあり、達成感のある仕事でした。

ですが・・・あるとき、私はその修道士を信頼しすぎて、うっかり家系で伝承されていた毒の叡智についての話をもらしてしまうのです。例の毒草の押し花の本を見せてしまったのです。そして、これを文字として記録してほしいと彼に頼んだんですよね。当時の私は普通の一般人で文字を使えなかったので、読み書きができる修道士にこの叡智を書き残してほしかったのです。

そして・・・

翌日、思いもかけないことが起きます。

突然、私と私以外の数人の土地のハーバリストの女性たち数人はとらえられ異端審問(魔女裁判)にかけられたのです。

異端審問(魔女裁判)というのは、言葉こそ何か中立的な響きがありますが、「こいつを魔女にしてやる!」ということを決めたうえで行われるものなので、まず助かることはなく、私たちはとらえられた時点で拷問を受けて死ぬことが確定していました。

私たちが捕らえられた理由は毒草の知識ゆえでした。私たちは、毒草を使って人をひそかに殺していると言われたのです。

もちろん、私たちを魔女だと密告したのは当然、例の修道士でした。

信頼して大切な叡智を打ち明けたのに、それを奪った挙句に私たちを殺した!

この怒りと絶望の中で、私と仲間たちは死んでいきます。

・・・数日前、この記憶がよみがえってきてから、第3チャクラが異常に痛い(笑)

で、今、少しずつその渦中から引いてきているので、違う視点からこの出来事を見てみようと思って、以前読んだパウロ・コエーリョのAlephをもう一度パラパラめくっていたところ、以前は気づかなかった細かいシーンに気が付きました。

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パウロ・コエーリョのAlephでは、コエーリョの前世であるドミニコ派修道士が出てきます。

実はこの修道士は、飢饉で小作人の両親を失ったあとで自分を養子にして家で育ててくれた裕福な家の娘と兄妹のように育ち、いつのころからか、この娘に恋をしていました。

しかし、もともと小作人出身の自分がこの娘と結婚できるはずはなかったので、ドミニコ派修道士になると決めて、この家を去ります。

ある日。教会の権威を強めるというドミニコ修道会の決定により、その町(トレド)で無作為に8人の少女たちを選び、魔女として処刑するということが起きます。

この8人の少女たちがなぜ選ばれたかというと、偶然ある変態的な農夫(幼児性愛者)が無作為に「この娘たちと性行為をした」と名前を挙げたからです。そこには全くの根拠はなかったのです。

運悪く、この8人の少女たちの中に、コエーリョの前世であるドミニコ派修道士が愛していた裕福な家の娘が含まれてしまったのです。

偶然というか必然というか、この娘および8人の娘たちは、とりわけ若くて美しい少女たちだったのです。そして、家柄の良い裕福な家の娘たちばかりでした。

彼女たちは、無邪気で無垢な少女たちだったと思います。決してふしだらな行為をすることなどなく、むしろ神を信じ、何一つ非のない状態であったはずです。

ですが・・・彼女たちの罪があるとしたらそれは、裕福で若くて美しかったことです。こうした力というのは、魅力を感じさせるとともに、それが手に入らないという反感や、自分自身の中にある醜さをあぶりださせるがゆえに嫉妬も感じさせるものだったのです。

つまり、この少女たちの力(美貌や若さ)は、あまりに魅力的であったため、当時の街の人々にとって薬でもあり毒でもあった。

Alephの途中で、修道士(異端審問官)たちが、少女たちの服を脱がせて、悪魔と性行為をした形跡を探すシーンが出てくるのですが、性的な純潔を守るはずの修道士たちの隠された欲望と強いられた性的不自由に対する怒りが生々しく描かれていて気持ち悪くなりました。美しい少女たちがルシファーにたとえられていたのも、何とも象徴的でした。

パウロ・コエーリョの前世であるドミニコ派修道士も、実は心の深いところで、愛していながら結局手に入らない例の娘を壊してしまいたいとひそかに思っていたのです。そう、愛しすぎて、彼女が誰か別の男と結婚するのを見るくらいなら殺してしまいたいと思っていたのです。

・・・・一度コエーリョの小説から離れて、毒草の秘密を修道士に打ち明けて異端審問(魔女裁判)にかけられたハーバリストだった私自身の過去生に戻りましょう。

その当時の私と修道士は、表向きは恋愛関係にはなかったけど(修道士ですしね)、歳の近い男女として出会っていて、似たようなことに関心を持って仕事をしているわけですから、友情以上恋愛未満のような感情はあったと思います。

私が家伝の毒草の知識という秘密を彼に託したのは、彼との親交を深めるための手段であり、友情よりも一歩進んだできる限りの愛情表現でした。

だけど、それを受け取った修道士の彼は、毒草の知識に慄いたのだと思います。彼がイタリアで修めていた抽象的な学問世界でのハーブの知識と違う、かなり具体的で細かい処方も含めて教えたので、私たちの知識に対する嫉妬や劣等感もあったのかもしれません。

同じ道を行く者同士には、連帯感や友愛だけではなく、比較や競争の意識も生まれやすいのです。

彼が喜ぶと思って自分の持っているものを差し出した私でしたが、彼はそれを喜ばなかった。

結果として私は、自分の命と、大切な毒草の知識と、仲間の女性たちを巻き込む形で失うことになります。

この時の人生で私は、彼によって愛情が裏切られたという思いと知識を奪われたという怒りを抱えたまま死にました。

・・・が、今改めて視点を変えて、修道士の彼の側の感情に寄り添ってみると、彼の中には私への愛情がなかったわけではなく、むしろ、裏切りと野心に彼を駆り立てずにはいられないある種の破壊的な感情が渦巻いていることが分かってきました。

いつか私たちは共同の仕事を終えたら、別れていく運命でした。

普通の女性だった私には結婚や出産という道もある一方で、彼は教会の中で修道士として過ごす運命でした。

彼の人生に現れた数少ない女性であった私は、彼に対して与える影響力、自分が持っている様々なものに無自覚であり過ぎた。

私が良かれと思って彼に表現している愛情も知識も、彼にとっては薬ではなく毒になっていたということが分からなかった。。。、

・・・人間は転生を繰り返すうちに、必ず加害者と被害者の役割をチェンジすることになるので、私も今回の人生でこの修道士の彼と同じような気持ちにさせられたことがありました。

それは、別れてしまった昔の彼氏ですが、家柄もよく、研究者として順風満帆で、国内外の学会があれば私を連れていってくれて、論文が出ればそれを私に献辞してくれて、本当に素直に私に愛情を表現してくれていた人です。

私はというと、この彼に対しては劣等感ばかり抱いていました。私は当時色々な理由があって自分の道が迷走していて分からず、次善の策で選んだ大学院生活も行き詰まりを感じ(当たり前ですね、その当時から本当は占星術をやりたかったのだから。。。)、彼と結婚する話が出た後になってから、他の人のところに走った(裏切った)。今から思うと、彼の持っているすべての輝きが、私にとっては苦しかったのですね。

結局、こういう「型」そのものを壊していかないと、また同じことが手を変え品を変え繰り返されるので、これからしばらく、感情の癒しと思考の修正に努めようと思います。

水星逆行中は、マジで前世の癒し大切!!(笑)

「追記 11/7」
ちなみに、スペイン異端審問というと時代はナポレオンのころになりますが、こんな映画もあります。

この映画でも、美しい裕福な家の娘が、勝手に魔女に仕立て上げられた挙句拷問をうけ、さらに聖職者の子どもを身ごもって精神がおかしくなって・・・という物語が描かれています。後味の悪い映画ですが、異端審問の気持ち悪さを知るにはうってつけの映画です・・・。

ABOUT ME
高橋ともえ
1981年生まれ。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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