占星術コラム

天の見えない金星(外合)の60日間~冥界に下るイシュタルと、最も困難な次元降下。

高橋ともえ

2022年も10月に入りましたが、実はここ2か月ほど、金星に関してとても特殊な動きがあります。584日に1回だけしかない金星の外合、つまり天の見えない金星のフェイズです。

※ちなみに、個人個人の出生時の金星のフェイズについては、水星と金星の占星術鑑定で扱っています~! 多忙につき年内は鑑定は受付しておりませんが>< 「お守りのような鑑定」と言ってもらえています^^

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具体的に言うと、今年2022年、場所や標高によって若干の相違はありますが、だいたい9月中旬~10月前半にかけて明けの明星としての金星が見えなくなり、11月の後半から12月の中旬にかけて宵の明星として金星が復活します。

元々、金星が外合するときって、金星に関して人が思うようなきらきらしたポジティブなイメージを抱きにくい時期です(悪いという意味ではない)。

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なぜかというと、金星の外合は、地上的な善悪では計り知れない、深遠な叡智を獲得するためのフェイズだからです。

・・・でね。この、2022年の金星が見えない約2か月って・・・ちょうど、こんな天体イベントがあるのですよ。

  1. 10月2日、水星逆行終了
  2. 10月前半、水瓶座土星と牡牛座天王星のオーブ1度以内のスクエア(タイトなアスペクトは取らない)
  3. 10月23日、水瓶座土星とジュノーが逆行終了
  4. 10月23日 ヘリオ金星と地球の衝(地球暦金星と地球の開き)
  5. 10月後半から12月後半にかけて、逆行する木星が魚座に戻る(そして10月中にアリーズポイント(春分点)を通過)
  6. 10月30日から双子座の火星が逆行開始
  7. 10月25日蠍座日蝕
  8. 11月7日牡牛座月蝕&天王星食

うーん・・・ 激烈><

もともと、土星と天王星のスクエアは戦争が起きてもおかしくない配置(2021年の方がタイトでした)。
さらに、今牡羊座にいる木星が逆行して魚座に戻るときに、社会的に大きな出来事が生じやすいアリーズポイント(春分点)を通過します。こういうタイミングでは大きなことが起きやすい。
さらに、この10月後半から11月前半は日蝕月蝕シーズンでもあります・・・。

ちなみに、マヤでは金星は戦争のサイクルと結び付けられていますが、ウクライナとロシアの状況やマーケットの不安定さ(暴落?)を鑑みると、決してハッピーなだけではない金星のフェイズであることは特筆に値すると感じます。

ある意味、金星にとって最も困難な時期、それがこの外合シーズンなのです。

ちなみに、金星の外合の時のジオサビアンは、「哲学者の頭にある3つの知恵のこぶ」。
これに先立つ金星の内合の時のジオサビアンは、「大きな買い物袋を提げた5歳くらいの子供」。

内合のサビアンは、何か身の丈に合わない豊かさをや経済的物質的なものを身の丈に合わず手に入れる(子ども)ということを示しているのかもしれません。そして、結果を表す外合のジオサビアンは、哲学者ですので、こうした状況の中から全く新しい叡智と知恵に目覚めていく(目覚めていかざるを得ない)ということかもしれません。

うーん、何が起こってもおかしくないこの2か月。またメルマガしますね・・・。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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