2022年1月9日金星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2022年10月22日金星と地球の開き~大きな買い物袋を提げた5歳くらいのこども&哲学者の頭にある3つの知恵のこぶ
2022年1月9日、金星と地球の会合(地球暦では金星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て金星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2022年10月22日に金星と地球がオポジション(衝、地球暦では金星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで金星と地球の合・衝が起きる2022年1月9日と2022年10月22日の2つの日付の金星の位置とサビアンシンボルから、2022年1月9日の地球と金星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2021年1月9日 金星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では金星と地球の結び)の金星のサビアンシンボル
金星は山羊座18度なので、サビアンでは山羊座19度になります。
- 大きな買い物袋を提げた5歳くらいの子ども
2022年10月22日 金星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では金星と地球の開き)の金星のサビアンシンボル
金星は天秤座29度なので、サビアンでは天秤座30度になります。
- 哲学者の頭にある3つの知恵のこぶ
2021年/2022年金星逆行タイムテーブル
2022年1月9日の金星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の金星のサビアンシンボル2つを並べてみると、
- 山羊座18度(19度) 大きな買い物袋を提げた5歳くらいの子ども
- 天秤座30度 哲学者の頭にある3つの知恵のこぶ
意図を表す会合・結びのときのサビアンシンボルは、「大きな買い物袋を提げた5歳くらいの子ども」。
自分の身の丈に合わない大きなギフトを責任とともに授かるという度数です。5歳の子どもには扱いきれない何か大きなギフト。それは、山羊座らしく先祖伝来のものかもしれませんし、社会から受け取ったものかもしれません。
とてもありがたいものであると同時に、重い責任が伴い、一見自分の身の丈には合わない法外な何かの期待。そういうモノに触れる可能性のある時期です。
金星の度数ですので、主にそのギフトは、芸術的感性や愛情面のギフトでしょう。5歳というシンボルから「5」という数秘も考えると、芸術性や遊び心に関わることからも金星的なテーマが二重に強調されています。
この会合のエネルギーの結果を表す衝(開き)のサビアンシンボルは、「哲学者の頭にある3つの知恵のこぶ」。
非常に抽象的なシンボルですが、3つの知恵というのは、知情意であったり、シュタイナーの言う思考・感情・意志の3つのことかもしれません。
ヘリオセントリック金星と地球の会合時ではまだ「子ども」であり、自分の身の丈に合わない法外なギフトとしてやってきたものを咀嚼した結果が、ヘリオセントリックの金星と地球の衝のときの「哲学者の3つの知恵のこぶ」であるはずです。
おそらく、知情意であったり思考・感情・意志であったりする3つのこころの働きのうち、特に現代社会では欠けがちな情感や感情に関わる分野の何かを5歳の子どもがギフトとして受け取ります。それを咀嚼した結果、脳が開発され、偏りのない脳の発達(3つの知恵のこぶ)を遂げて哲学者と呼ぶにふさわしい心の成熟が起きてくるのでしょう。
2021年1月9日の金星と地球の会合のエネルギーを建設的に使うためには、主に伝統や先祖から継承したギフトや才能を謙虚に受け取るということが必要になります。そのギフトや才能は主に金星的なテーマ、たとえば芸術や愛情面でのギフトである可能性が高いです。仮にそのギフトが、今の自分の身の丈に合わず少し重荷に感じるような責任を伴うものであっても受け取りましょう。そしてそれらを真に咀嚼していく努力をすると、2022年10月22日ごろには、情感や情緒もしっかりと兼ね備えた、単なる知性偏重ではないバランスよく成長発展した哲学者のようなこころが手に入るでしょう。