2021年12月~2022年1月金星逆行の注意点・注目の日・占星術的な意味・解釈
2021年12月19日~2022年1月29日まで、金星が約40日にわたって逆行します。この記事では、今回の金星の逆行に関して注意すべき点や注目の日、占星術的な意味・解釈・定義について書いていきます。
この記事の目次
2021年/2022年の金星逆行(2021年12月19日~2022年1月29日)
2021年/2022年の金星逆行のスケジュールはこちらです。
- 2021年12月19日 山羊座26° 金星 逆行開始
- 2022年1月9日 地球と金星の会合(ヘリオセントリック)
- 2022年1月29日 山羊座11°金星 順行のための留期間に入る
- 2022年10月23日 地球と金星の衝(ヘリオセントリック)
2021年/2022年金星逆行中に注目・注意すべき期間
今回の2021年/2022年の金星逆行中には、いくつか注目・注意すべき期間があります。
金星の留(ステーション)期間
まず、金星が逆行開始のために動きが遅くなりほぼ動いていないように見える留(ステーション)の時期(retrograde station)と、順行に戻るべく再び留(ステーション)になる時期(direct station)です。
2021年/2022年の逆行に関連する金星の留の具体的な日程と度数は以下のとおりです。
- 2021年12月17日~21日 山羊座座26度付近で 逆行前の留(ステーション)
- 2022年1月27~29日 山羊座11度付近で 順行前の留(ステーション)
なお、なお、2021年/2022年の金星の留の期間中に刺激される山羊座26度と山羊座11度のサビアンシンボルはこちら。
- 山羊座26度(サビアンシンボルでは27度) 山の巡礼
- 山羊座11度(サビアンシンボルでは12度) 講義をする自然の学徒
2021年/2022年、この2つの度数域で金星がそれぞれ数日間滞在します。この度数付近に出生図の天体を持っている人やアスペクトを受ける天体がある人は注意しましょう。
金星が逆行を開始しキロンが逆行を開始する2021年12月19日/20日
2021年の金星逆行の直後の2021年12月20日、キロンが逆行を開始します。天体の留(ステーション)が2つ以上同時に起きるときは、様々な事件や出来事、イベントが起きやすいと言われています。
キロンは小惑星のためその影響は惑星よりも小さいと思われますが、キロンと金星の留が立て続けに起きる2021年12月19日前後は注意しましょう。
※キロンの逆行についてはこちらに書いています(メルマガ読者様限定記事)。
ヘリオセントリックでの地球と金星の合(地球暦の地球と金星の結び)
2022年1月9日、ヘリオセントリック(太陽中心、地球暦)で見たときに地球と金星が重なって見える合(会合)がおきます。これは、およそ1年7ヶ月ごとに起きる地球と金星の会合周期の終わりと始まりになります。
この日を境に、地球に与える金星のエネルギーが刷新され、新しいテーマに入っていきます。
このヘリオセントリックでの会合は、2022年1月9日牡羊座上弦の月のタイミングとも近いです。
金星逆行の占星術的な意味・象徴・解釈と注意点
金星は、584日(およそ1年7ヶ月)ごとに約40日程度逆行します。
逆行のアーキタイプ(意味・象徴)について、進化占星術では「逆行する天体が持つ通常の意味や象徴に疑問を突きつけることで、より深いレベルでその天体の意味や象徴を理解しようとする衝動」だと考えます。そのため天体が逆行するときは、通常よりも内省的な現れ方や、通常とは違う現れ方をすると言われています。
金星が逆行すると、恋愛(愛情)、人間関係、金銭(経済)、美意識や経済、快楽などに対しての見直しや再考や、より深い理解が促されます。同時に、愛情・経済・美意識などに関して損失を感じるようなことも起きるかもしれません。
古来より、金星(venus)には、天上のビーナスと地上のビーナスがいると言われてきました。神聖な愛や美を体現する天上のビーナスと、官能的な快楽や俗世間のための地上にのビーナスがいるという考えです。
金星が逆行している間は、一方では人間関係や経済的な面での思わぬ事態があるかもしれませんが、金星逆行期間中にヘリオセントリックの金星と地球の会合があるように、金星のより天上的な性質に目覚めることができる時期なのかもしれません。