冬至。土のエレメンタルの救済と山羊座領域の浄化、レオナルド彗星と金星逆行について。
2021年12月22日、冬至(太陽が山羊座0度には入る)になりました。今回、少し不穏な雰囲気などもあるので、メルマガで号外を出したのですが、そちらからブログに転載します。
この記事の目次
冬至とグノーム、山羊座領域の浄化について
個人的には12月4日の射手座日蝕前後からものすごく重要な出会いがありました。
「今年霊的なシスターフッド的出会いがありそう」と9月くらいに予感していたのですが、まさにそういう出会いです。
※こちらに書いてるー。
・・・でね。
このコロナ禍の世で今一番、重要なのがエレメンタル(元素霊)の救済と浄化なのではないか、ということを改めて感じています。
えと、エレメンタル(元素霊)っていわゆる四大の精霊たちのことね。火の精霊、風の精霊、水の精霊、土の精霊。
ヨーロッパでは、火はサラマンダー、風はシルフ、水はウンディーネ、土はグノームですね。
・・・なぜこういう話をしているかというと、感染病や、多くの人を巻き込む災害や事件には、こう言うエレメンタル(元素霊)の関与が必ずあるからです。
正確に言うと、人間の欲望の影響を受けて傷つき怒っているエレメンタル(元素霊)ですね。
・・・つい先日大阪では、精神を病んでいると思われる人が原因で、何十人もの方が亡くなる事故がありました。
こういう事件や事故って、加害者一人の力だけではなく、「場」のエネルギーが必ず関与しています。
その「場」を作っているのがエレメンタル(元素霊)であり、こう言う事件が起きた場所のエレメンタル(元素霊)は必ず傷つき怒っているんですね。
そして、特に、人間が持つ低劣な感情、欲望や怒り、憎しみなどの強い負の感情を押し付けられがちなのが、四大のうちでも、土のエレメンタル、いわゆるグノームです。
傷ついたグノームというのは、童話やメルヘンの中に出てくる、大地の中にいる強欲な醜い小人です。
あるいは現代的に言うと、村上春樹の小説「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる「やみくろ」がそれでしょう。
土というエレメントは死とも関わっており、生に対しての強い憎しみを持っている領域とも関わります。
実は、地下世界や鉱物界というのは、こういう強力な反生命、反光の要素をも内包しているのです。
※これがいわゆる地獄が地下にある理由でもありますね
で。
実は秋から冬にかけては、この土のエレメンタルの活動が活発になるのです。
それは、良くも悪くもです。
土のエレメンタルは天界の力を、植物の根や地球の内部へ引き込みます。これによって春を準備するのです。
しかし同時に、基本的にインフルエンザなどの感染症が、秋から冬にかけて流行するのは、
この土のエレメンタルの活動と密接に関係してもいます。
特にコロナ以降最も負荷がかかっている配置が繰り返しできています。
それが、太陽山羊座の季節における、火星以遠の天体の集中です。
コロナが取りざたされるようになる前後にできていた、
山羊座の最後の度数での、木星、土星(そして冥王星)の集中を思い出してみて下さい。
・・・このようにして大変に負荷のかかっている山羊座領域は、
今最も、浄化を必要としているゾディアックの領域だと思います。
実は先日、冬至ということで
マドモアゼル愛先生が、Youtubeで妖精のお話をしていましたね。
妖精と仲良くなるやり方はいろいろですが、柚子湯に入って、かぼちゃを食べて、
家族団らんするというのも、充分土のエレメンタルへの労わりにつながりますので
是非、冬至には少し意識をしてみてください。
レオナルド彗星と金星逆行
とはいえ、人間たちの努力だけではどうしようもないほど、山羊座領域と土のエレメンタルの負担が増えているのも確かです。
そういう時は天から助けがやってきます。
彗星ですね。
この12月、レオナルド彗星(レナード彗星)がやってきています。
>>>レナード彗星について
12月21日夕刻のレナード彗星。今日はキレイな流線形の頭部が見事なレナードくん。昨日の姿が?だったのかな? 20分の間にたくさんの航空機がレナード彗星の近くを通っていきました。低空ならではの光景なので、あえてそのままに…。それにしても美しい彗星ですね。#CometLeonard #レナード彗星 pic.twitter.com/jiOeGqi0Fe
— 東京荻窪天文台 (@halley_7898) December 21, 2021
※彗星の意味と役割については、こちらのnote記事に書いていますよ~
太陽系外の、おそらくはセラフィム的な領域から到来する彗星は、基本的には強力なお掃除役です。
彗星は、太陽系の中に溜まってしまった悪しきものを太陽系外に運び出すクレンジング・浄化のための存在だと言われています。
その意味では、流星群とも似た働きをしますし、流星群は彗星と関係していますが、
流星群の場合は隕鉄を大気中に増やして私たちの血液を浄化させるのに対して、彗星の場合は悪しきものを取り去る、という働きをします。
天文学的に見ると、彗星の尾は必ず太陽とは反対の方向になります。
ほうきで集めたごみを太陽系外に排出するという、イメージ通りの動きをしているのが面白いですよね。
そして、このレオナルド彗星の軌道の近くで、約2年ぶりに金星が12月19日から逆行しています。
金星の逆行中は、常にヘリオで見たときの地球と金星の会合(内合)を伴います。
そのイベントが起きるのは、2022年1月9日。
このとき、予想ではレオナルド彗星が、内合によって見えなくなった金星のそばを通過している見込みです。
内合や外合によって見えなくなる金星はイシュタルの冥界下りにたとえられることもあります。
折しも今回、逆行直前の金星は、冥王星と合になっていました。
山羊座領域の浄化のための金星逆行。
そしてそれを支援する、太陽系外からの使者であるレオナルド彗星。
今回、レオナルド彗星という彗星の名前は、発見者の名前にちなむものですが
もともとはドイツ語が語源で、Leon-hart(獅子のように強い・堅い)、またはLeon-heart(獅子の心臓)という意味を持ちます。
そして、この彗星は緑色をしています。
錬金術の世界では「緑の獅子」といえば、太陽を食べる獅子として描かれます。
これは、低次の黄金を溶かして高次の黄金によみがえらせるAqua Regiaのこと。
金星逆行とヘリオ地球と金星の会合、そしてレオナルド彗星の組み合わせは、私たちの中にも存在している、傷ついた土のエレメンタルが固執するような貪欲なエゴを一度溶解して、本物の黄金、つまり高次の自我に作り変えようとする、冥界下りするほどの深い愛を感じます。
そう、ニーベルンゲンの中に出てくる「ラインの黄金」のように、土中にあって土のエレメンタルの化身である小人が強欲に執着する黄金のようなエゴが、私たち一人一人の中にも存在しています。
こういうエゴを否定しても意味がなく、それは鍛え、洗練させることでより高次の自我に作り変えることができます。
し、まさに今こそそこに取り組むときが来ていると思います。
なぜなら、高次の自我(黄金)からの愛を知っている人こそが、土のエレメンタルを真に解放するからです。
こういうエレメンタルのためのワークとして、とても有効なツールの一つが「音」のようです。
土のエレメンタルが苦しんでいるところは光が入らない闇が支配しているからです。
何らかの祈りの言葉を繰り返すこと、聖句や祝詞の効果でもいいし、トーニングでもいいと思います。
聖書を読み上げることも効果があるようですよ。
日本時間で冬至の配置を出すと、金星と冥王星が4ハウスには入りますので、ここ数日何か少し物騒な気配がしたら、
是非、祈りの言葉を口にしてみてください。
あなただけではなく、その「場」にいるエレメンタルたちも同時に癒されていくはずなので。