占星術コラム

2018年7月12日ヘリオセントリック冥王星と地球の合~イザナミの書き換え、地名と神社の場所から先祖からの愛を受け取る

7月12日ヘリオセントリックの冥王星と地球が合となりました(地球暦の用語では冥王星と地球の結びと呼んでいます)。この記事では、冥王星と地球の会合周期と7月12日の冥王星と地球の合が意味する作用について書いていきます。

当サイトでは、基本はジオセントリック・トロピカルゾディアック(いわゆる普通の西洋占星術)の情報を中心にしていますが、重要な節目では、ヘリオセントリック(太陽中心)・サイデリアルゾディアックの占星術の情報を発信しています。この記事の中で「ヘリオセントリック」と書かれている天体の情報は、すべてヘリオセントリックの天体情報であり、「サイデリアル」と書かれている天体の情報は、すべてサイデリアルゾディアックの情報になります。特に何も書かれていない場合は、ジオセントリック・トロピカルゾディアック(いわゆる普通の西洋占星術)の天体情報になります。

7月12日のヘリオセントリック冥王星と地球の合(冥王星と地球の結び)について

2018年7月12日、ヘリオセントリック(太陽中心)でみたときに、冥王星と地球が合の配置となりました(地球暦の用語では冥王星と地球の結び)これは、約367日周期で起きる地球と太陽系の天体の会合周期の終わりと始まりを意味しています。

この日は、直前の7月11日に木星が逆行から順行へ移った日であり、翌日7月13日には部分日食がありました。

ここ最近(6/28, 7/6, 7/13)の、満月、下弦、新月の東京時間で作ったホロスコープ図では、ICに逆行天体が次々に合となっています。

2018年6月28日山羊座満月のチャート

2018年6月28日満月ホロスコープ

2018年7月6日牡羊座下弦の月のチャート

2018年7月6日下弦の月ホロスコープ

2018年7月13日蟹座新月(部分日食)のチャート

2018年7月13日新月のホロスコープ

※地球とある天体の会合周期は、常にその天体の逆行中に行われます。逆行期間をヘリオセントリックの観点から再考察した記事がこちらです。






私個人の体験談~薬師如来、秋葉神社、イザナミを祀る神社に導かれる

実は、7月11日、ふと思い立って車で10分くらいの場所にあるお寺に行ってきました。このお寺がある地域は面白い土地で、なぜかお寺が3つあり、敷地内に神社が2つあるのです。薬師如来をおまつりするお寺の向かい側にイザナミをまつる神社がありました。

前知識ゼロでふらっと立ち寄ったため、御祭神はだれかなーと思って石碑を見ると、「伊弉冊」と書いてありました。最初この漢字が読めず、「イザナギ」、つまりイザナミの夫である男神のほうかなと思ってお参りしてしまいました。(その後、帰ろうとして境内の駐車場から車を出したのですが、狭いカーブを通りきれなくなり、立ち往生してしまいJAFを呼ぶというはめになりました・・・名前間違えるなよ!っていうイザナミからのツッコミかしら、笑)

実は、6月末にちょっと印象的な夢を見まして、大雨には注意したいなと思い、災害と地名の関係性についてネットや本で調べていたところでした。

私達が訪れたお寺のあるところは、ちょうど急峻な崖と滝がある場所。我々が住んでいる地域はある川沿いにありますが、よくある日本の中山間部で、土砂崩れなどがあれば避難しなければならないような土地です。その川の上流の方に、薬師如来を祀るお寺を含む3つのお寺と、イザナミを祀る例の神社があったのです。ちなみに、イザナミ以外のもう1つの神社は秋葉神社でした。

その後、色々調べてみたところ、「薬師(寺)」という地名は古来から災害が多いところにあるという話を本で見ました。

>>>地名でわかる水害大国・日本 (祥伝社新書)

薬師は、通常では「やくし」と読みますが、「くすし」「くずし」と読むこともできます。そのため、土砂崩れなど「くずし」の災害のあった場所の鎮魂と災害除けを願って、音(おん)が一緒なので、薬師という名前を付けることがある、という話でした。

また、秋葉神社は言うまでもなく火除けの神社として、よく地域の鎮守の神社に祀られていますよね。つまり、私が行った薬師如来のあるお寺の境内のあたりは、どうも地域の避難所のようなものとして古来から使われてきたのではないかと思いました。実際、少し小高いところにあり、見晴らしもよかったです。

そして、イザナミですが・・・一言で言うと、冥界の女神です。イザナミと一緒に国生みをしたあと、迦具土神を出産するときに傷を負って死に、以来黄泉の国に住んでいる女神様です。

薬師如来に秋葉神社、そしてイザナミ女神という組み合わせは不思議だなと思いましたが、なんとなくここが、災害に関する場所なんじゃないかという印象をもって家に帰りました。






3.11東日本大震災でも、地名や特定の神を祀る神社は災害除けの場所となっていた

その後、ネットを調べていたら、3.11の東日本大震災の後に津波被害を受けた神社・受けなかった神社の研究をした論文が見つかりました。

>>>東日本大震災の津波被害における神社の祭神とその空間的配に関する研究

これを見ると、スサノオを祀る神社、熊野系神社、八幡系神社の多くが治水の要所に建てられており、津波の被害をまぬがれていたということが言われています。

また、浪分神社(なみわけじんじゃ)という場所は、過去に大津波があった貞観地震で被害を受けなかったところを示すために作られた神社で、そこに逃れたことで3.11でも津波の災害を免れたという話が伝わっています。

このように、とっさのときにすぐ分かるように、そして、言葉で何回も伝えなくてもすぐに分かるように、先祖が子孫に残す愛のかたちが、神社や石碑、そして地名なのではないかと考えられます。






イザナミの意味の書き換え、地名と神社の場所から先祖からの愛を受け取る

イザナミの神話を読むと、黄泉の国に下り、追いかけてきたイザナギに変わり果てた姿を見られたことで怒り狂い、黄泉平坂の千引の岩で封じ込められ、呪詛にも似たセリフを残したことが知られています。

このように、イザナミの神話からは、とてもおどろおどろしいものを感じますが、今回このイザナミを祀る神社を訪れて感じたのは、一見恐ろしいものや一見猛々しいものとの正しい付き合い方を示すために、逆説的にイザナミが負った役割の中から、先祖の愛を受け取る、というような内容のインスピレーションでした。

7月13日蟹座新月(部分日食)のチャートを日本時間で出すと、逆行する冥王星がICに合となり、太陽・月に対してオポジションになります。これはイザナミ的な働きがフォーカスされるという読み方ができます。

冥王星は冥界でもあり、同時にDNA・遺伝子も司ります。私達が今こうして肉体をもってこの地上に存在していられるのも、冥王星が保持してきたDNAのコードがあるからです。イザナミが私達日本人の祖先であり、母神であるということからも、今回の逆行冥王星IC合はイザナミ的なエネルギーを強く感じるものです。

そもそも、地名や神社の中にある災害の記憶は、死・傷・悲・苦を体験した私達の祖先が、それでも次の世代に命をつないでこの土地で生きていくと決意したからこそ残した大切な愛の現れなのです。

イザナミがいる黄泉の国や、黄泉平坂に相当するような、冥界は、日本のここそこにあると思います。それを「ここだよ」と指し示し、警告してくれた先祖がいることで、私達は難を逃れて命を受け継いでいくことができます。

残念ながら、そういった災害の記憶を伝えるための漢字をつけられたネガティブそうな地名が一見美しい地名に書き換えられて住宅地になってしまう事例や、人間の都合で動かされてしまった神社が本来の災害よけの役割を果たさなくなってしまったという事例もあり、それが結果として災害をより一層大きなものにしている可能性があります。

トランジットの木星が蠍座に入っている今、祖先からの恵みや豊かさを受け取るというテーマが天から与えられていますが、災害を示す地名というのは、一見怖くておどろおどろしく、危険そうに思えるものの、実は先祖から私達に向けて時空を超えて伝えられた愛のメッセージなのだということを考える必要があるのではないでしょうか。

2018年7月12日、ヘリオセントリック(地球暦)で冥王星と地球が合となります。これによって一つの会合周期が終わり、次の会合周期が始まります。私達は「冥界」との関係性を、「先祖」との関係性をまた新しいものにしていく時期がきているように思います。

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高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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