占星術コラム

2019年1月6日の部分日食が与える今後の影響~天王星牡羊座時代から天王星牡牛座時代へシフトする時代の風を受けながら闇を知って成熟した理想の旗を掲げる

月食・日食が生じた星座(サイン)の度数は、トランジット天体の通過によって刺激され活性化したり、成熟化・完了化が進んだりすると言われています。この記事では、2019年1月6日の部分日食の今後の影響(半年~3.5年)を、トランジット天体から分析しています。

2019年1月6日の山羊座新月(部分日食)の度数を刺激するトランジット天体の通過

2019年1月6日の部分日食は、山羊座15度付近で起きました。アメリカ人の占星術師Celeste TealのEclipsesという本に書いてある日食・月食のパワーを評価するフォーミュラに当てはめると、この日食は、ドラゴンテイル(サウスノード)から10度以内にあり、4年以内に土星の合または衝があり、日本では観測可能な日食だったことから分かるように、この日蝕は影響の強い日食だと思われます。

特に、この日蝕ポイントは、2019年中に3回もトランジットの土星が通過します(逆行順行含む)。そのため、今年1年間を印象付ける非常に強い日食になると思われます。

下のチャートは、2019年1月6日の山羊座新月(部分日食)のチャートです(東京時間)。

2019年1月6日部分日食チャート






2019年1月6日の月食時の太陽または月に対してトランジット天体(火星、土星を中心に)が刺激を与えるとき

今後半年~3.5年のうちに、山羊座15度を刺激することになる天体のトランジットを調べてみました。

Celeste Tealによると、金星や水星などのトランジットもある程度は影響があるものの、最もドラスティックに月食・日食時の度数に対しての作用を与えるのは、火星と土星であると考えています。

火星は、その日食・月食のテーマを活性化・点火します。土星は、その日食・月食のテーマを成熟化・完了化に向かわせます。その他、木星や天王星、冥王星や海王星なども大きな影響を与えます。

今回の日蝕については、土星がすぐにトランジットで合になるので、2019年1年の間に、2019年1月6日の日食時の度数(山羊座15度)に対してトランジット土星または火星が合またはオポジションになるときのリストはこちらです。

  1. 2019年2月5日 土星が日蝕度数に対して合
  2. 2019年6月9日 火星が日蝕度数に対してオポジション
  3. 2019年8月4日 逆行土星が日蝕度数に対して合
  4. 2019年11月1日 土星が日蝕度数に対して合

上記のうち、特に影響が強いのは以下の日付です。






2019年2月5日の1回目の土星の合と、2019年11月1日の最後の土星の合

2019年、早速この1月6日の日蝕ポイントに対して3回の土星の合が起きますが、1回目の合と最後の合に特徴が出ています。

2019年2月5日

まず、1回目の合は旧正月明け・立春明け・新月直後の2月5日です。

この日の特徴としては、牡羊座最後の度数の天王星と火星が合になり、ノード軸と山羊座冥王星に対してゆるやかながらスクエアになっているということです。

牡羊座天王星と山羊座冥王星のスクエアの組み合わせは、2011年から2015年にかけて形成されていたカーディナルスクエアを思わせる配置です。

2019年2月5日、土星が日蝕ポイントを刺激することで、天王星牡羊座時代の7年の振り返りと総括のような出来事が行われるでしょう。

この日、11ハウスの未来志向の水瓶座の月は新月直後で力強く、水星と合になっています。

天王星牡羊座時代に成し遂げてきたこと、やろうとしてきたこと、それが仮に失敗や望む形ではなかったとしても、区切りをつけて次のステージへシフトしていく、そういうことを宣言するのにふさわしい日であり、そういう出来事が起きてくるかもしれません。

ただし、やはりこの段階でも海王星と木星はスクエアですので、まだ、自分の信念に対しては、1月6日の日蝕図同様集合意識からのざわざわはあるでしょう。

2019年11月1日

そして、2019年11月1日が、最後の日蝕ポイントへの土星の合となります。

11月1日の配置では、火星は2月5日の反対の天秤座に入り、ノード軸に対してスクエア。一方、天王星は蠍座太陽とオポジションになりつつ、ヘリオセントリックでの会合直後という配置。2月5日も11月1日も、火星がノードを横切る配置になっているのがポイントです。火星の力(そしてその力は、牡羊座の天体や蠍座の天体に流れていきます)が過去から未来へのシフトの起爆剤のような役割になっています。

興味深いのは、2019年1月6日のときと同じ位置である蠍座の度数金星が来ているということ。さらに、1月6日の時点では金星に寄り添っていた小惑星セレスが、11月1日には射手座で木星が合になり、海王星とのスクエアは解除されているということです。

この2つのチャートから考えるに、2019年2月5日で天王星牡羊座時代にケリをつけ、新しい人間関係やご縁に向かって徐々に古いご縁を整理していきます。そして最終的に11月1日、天王星牡牛座時代にふさわしい自分の在り方・魅力・価値を強く意識することによって、本当に自分が属すべき集団や居場所が見つかり、未来側の人間関係に結び付くための最終的な決断と行動を起こすことになるでしょう。

1月6日までは、闇を通じて自分の真実の魅力と愛を知り豊かさにつなげる(小惑星セレスと金星の合)という蠍座木星時代の名残がありましたが、今度は、集合意識からの揺さぶり(海王星からのスクエア)を経たことで、闇を知って成熟した自分の信念(小惑星セレスと木星の合)を強く意識して生きることになるでしょう。






2019年1月6日部分日蝕の結果~天王星牡羊座時代から天王星牡牛座時代へシフトする時代の風を受けながら闇を知って成熟した理想の旗を掲げる

天王星牡羊座時代は、天王星のパワーが鮮烈に、時に攻撃的に押し出されてくる時代でした。特に2011-2015年にかけて形成されていた冥王星とのスクエアは、震災や原発事故を含め物理的に様々な痛みをもたらしました。

同時に、天王星牡羊座時代には多くのアイデアや新しい取り組みが生まれ、大きな成功を手に入れる人や新しいライフスタイルに切り替える人、自分らしさを強く打ち出す人も増えました。

このような天王星牡羊座時代の空気感を1月6日の部分日食で振り返りつつ、幕を閉じるように土星がトランジットし、11月1日には天王星牡牛座時代にシフトが起きてきます。

天王星牡牛座時代は当然豊かさがテーマとなり、そのための自己実現や才能の発揮が重要になることは間違いありませんが、活動宮ではなく不動宮であり、持続と継続のサインです。

闇と豊穣の意味を知る母性の星・小惑星セレスが1月6日金星と合、11月1日木星と合となっていることからも分かるように、豊かさには闇の時期や闇の理解が重要だということが示唆されています。

1年のうち3か月の冬の時期は、不毛な時期だと思われていますが、実際にはこの時期に種や根が大地の中にある黄金のコア、未来の太陽の種から精神的な栄養を受け取る貴重な時間です。セレスは、豊かさを持続させていくためのこのような知恵を最もよく知る女神だといえます。

1月6日の日蝕でテーマとなっていた、自分らしい才能をテコに積み上げてきた砦から飛び降りて未来の創造の種を普段着の心の中に見出すという試みの結果がでる11月1日ごろには、天王星牡羊座時代から天王星牡牛座時代へシフトする時代の風を受けながら闇を知って成熟した理想の旗を掲げる、そういう動きが各地で見られるのではないでしょうか。

ABOUT ME
高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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