2019年4月~8月の木星逆行の注意点・注目の日・占星術的な意味・解釈
2019年4月11日~8月11日まで木星が射手座で逆行をします。この記事では、2019年の木星逆行について注意すべき点や注目の日、占星術的な意味・解釈・定義について書いていきます。
この記事の目次
2019年の木星逆行スケジュール
- 2018年11月26日 地球と木星の衝 このとき木星はジオセントリックの射手座3°
- 2019年1月13日 射手座14°木星 逆行ゾーンに入る
- 2019年4月11日 射手座24°木星 逆行開始 2:00
- 2019年6月11日 地球と木星の会合 0:30 このとき木星はジオセントリックの射手座19°
- 2019年8月11日 射手座14°木星 順行のための留期間に入る
- 2019年10月9日 木星射手座19°を通過
- 2019年11月9日 射手座24°木星 逆行ゾーンから出る
- 2019年12月28日 地球と木星の衝 3:30 このとき木星はジオセントリックの山羊座5°
2019年の木星逆行中に注目・注意すべき期間
2019年の木星逆行中には、いくつか注意・注目すべき期間があります。
木星の留(ステーション)の期間
まず、木星が逆行開始のために動きが遅くなりほぼ動いていないように見える留(ステーション)の時期(retrograde station)と、順行に戻るべく再び留(ステーション)になる時期(direct station)です。
2019年の木星の留の具体的な日程と度数は以下のとおりです。
- 2019年4月8日~4月13日 射手座24°付近で逆行前の留(ステーション)
- 2019年8月8日~8月13日 射手座14°順行前の留(ステーション)
なお、2019年の木星の留の期間に刺激される射手座24度と射手座14度の度数のサビアンシンボルはこちら。
- 射手座24度(サビアンでは25度) おもちゃの馬に乗る小太りの少年
- 射手座14度(サビアンでは15度) 自分の影を探すグランドホック(地リス)
ヘリオセントリックでの地球と木星の合(地球暦の地球と木星の結び)
2019年6月11日、ヘリオセントリック(太陽中心、地球暦)で見たときに地球と木星が重なって見える合(会合)がおきます。これは、およそ399日ごとに起きる地球と木星の会合周期の終わりと始まりになります。
この日を境に、地球に与える木星のエネルギーが刷新され、新しいテーマに入っていきます。
木星逆行の占星術的な意味・象徴・解釈と注意点
木星は、13ヶ月ごとにおよそ4ヶ月間逆行します。およそ1年に1回逆行すると考えても良いでしょう。
逆行のアーキタイプ(意味・象徴)について、進化占星術では「逆行する天体が持つ通常の意味や象徴に疑問を突きつけることで、より深いレベルでその天体の意味や象徴を理解しようとする衝動」だと考えます。そのため天体が逆行するときは、通常よりも内省的な現れ方や、通常とは違う現れ方をすると言われています。
木星が逆行すると、真理や真実、宇宙観に対しての見直しや再考、教師的・指導的な立場の存在に対するより深い理解が促されます。同時に、真理や真実、教育機関のあり方に関するネガティブな事象も目にするかもしれません。また、豊かさや幸運が失われたかのように思える現象を体験することもあるでしょう。
木星が逆行している間は、これまで絶対だと思っていた世界観の崩壊や、教師的な立場の存在への失望や失意を味わうことがあるかもしれません。また、当たり前に享受してきた豊かさや幸運への再考を促されるようなこともあるでしょう。木星が逆行している間は、より深いレベルでの真理や真実、それらをバックボーンにした指導者や教育への信頼、豊かさや幸運の見直しを体験する時期だと考えるとよいでしょう。
2019年の木星は射手座に滞在します。射手座のテーマに関する豊かさや幸運、真理と思われていることを、木星が逆行する間に見直してみるといいでしょう。射手座は、旅行や海外などと縁が深く、身体部位でいうと太もも(移動手段)を示しています。旅行をしたり、自分が日ごろ移動している経路や手段を見直してみてもいいかもしれません。また、新しい真実を探ったり、教えてくれる指導者を見つけてみることもおすすめです。