牡羊座の季節に、牡羊座生まれの自分の母のパイオニア性を改めて評価する
牡羊座に太陽が入り、そろそろうちの実母の誕生日です。我が家は、婚家では義父が牡羊座、実家では実母が牡羊座にそれぞれ太陽があり、うちの息子は牡羊座アセンダントということもあって、結構牡羊座力の強い人たちに囲まれています。
あと、私にとって牡羊座の女性は、芸術の世界で自分らしく生きることを追究している人が多く、それがとても魅力的に感じられる。
たとえば、オーストリア人のバイオリニストのBも牡羊座生まれだし、自分が影響を受ける女性のアーティストや魅力的に思う人は、牡羊座性が強い人が多い。
※バイオリニストBについてはこちらで綴っています。
※こちらのnoteで書いているのもBのこと。
で、昨日、牡羊座新月の星読みをしていたのですが、
そこでふと、自分の母への評価、特に母のパイオニア性をちゃんとアップデートする必要があるよなあって思いました。
パイオニアと主に結び付けられる星座と言えば牡羊座か水瓶座だと思うのですが、うちの母の場合は牡羊座なのです。
牡羊座的なパイオニア力っていうのは、制限を制限とも思わずがむしゃらに行動できる性質。
水瓶座的なパイオニア力っていうのは、インスピレーションを受け取って新しいものをクリエイトする性質。
かなー!と思っています。
で。
うちの母は、戦後まもなくの生まれ(昭和22年、1947年)で、牡羊座の太陽の持ち主です。
母は福島の田舎町で一卵性双生児として生まれたので、祖母はそれはそれは大変だったみたい。1人を育てるだけでも大変なのに2人ですよ・・・。で、戦争から祖父が復員する直前にこっそり養子に出そうとしたのですが、ちょうど満州から帰ってきた祖父が「ダメ!」と言ってうちの母を取り戻したという逸話があるんですよね。
貧しかったけど双子の女の子っていうことで結構周りから助けてもらえて、本人も学校の先生になる!と決意して地方の国立大学を奨学金をもらいながら出て、小学校の教職を取った。
で、普通はそのまま福島で就職でもよかったのですが、母は東京に行きたい!と思って、東京に出てきて、東京都の教員免許を取ったそうです。そして、就職先も、街を歩いていて気に入ったからという理由で目黒を選ぼうと思って某セレブリティな土地の公立小学校の面接を受けたそうですね。
当時、東京都の教員をやっている人の多くはだいたい東京やその近郊の大学出身者が多く、まして女性の場合は大学を出るということが少ない時代だったので、だいたい大卒女性はお嬢様が多かったらしい。
普通は、地方の国立大出身の人が東京の免許を持っていても、色々な偏見があるため面接で受け入れられなかったりするんだけど、母はあきらめなかったのですよね。
で、ある区の小学校の面接を受けに行ったのですが、その面接に合格した経緯というのが、当時の面接官の校長先生曰く、
✔ 無難な色とデザインのスーツを着ずに、深いグリーンの色の変わったデザインのスーツを着ていた
ということだったらしいww
え、校長先生、あなたは公務員なのに、そんなところを見て人を採用するなんて・・wって思うけど、教育者は人と同じことをする人間ではだめ、個性を受け入れないとだめ、という信念がある校長先生だったみたいなので、母を気に入ったそうです。
まあ、高度経済成長期に差し掛かる時期で、公務員のお給料が安い時代でしたから、人手不足というのもあったのかもね。
そしてまんまと東京での暮らしを手に入れた母は、お給料のほとんどをつぎ込んで、仕立て屋さんに頼んでオーダーメイドの服を作りまくったんですよwww おい、って感じですけどww 実はそのうちの何着かを私は譲り受けていて、タイシルク(昔のタイシルクは超質がいいので50年近く経った今ですごく美しい)のスカートとかがあります。
今日改めて、自分が置かれた環境が本当に好ましいものだと思わなければ、満足せずに自分で道を切り開くパイオニア性はうちの母のものすごく素晴らしい美質であると思いました。
私はフラクタル心理学を習っているので、自分の両親の能力や才能、美質というのは実際には自分自身の質であると理解しています。
たいていの人は両親を過小評価していたりするらしいのですが、両親のすばらしさを真に評価出来たとき、自分の中にもその質が見つかるそうです。
だとすれば、私自身の中にもこの母親の牡羊座的なパイオニア性はあるんだよね!と思った。
※フラクタル心理学についてはこちらで綴っています。
こうして母の中にある素晴らしい性質に気付いて、それを真に評価できた直後、急に20年近く前にドイツで聴いた、ギリシア人の女性指揮者のことが気になり始めたんです。
その話については別の記事で書くね。